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先日モンゴルに行きました。モンゴルはチベット仏教が盛んなのですが、チベット仏教のお寺(ガンダン寺等)の装飾や置物に盛んに象が使われていました。そもそもチベットでもモンゴルでも象はいないはずなのですが、チベット仏教と象とどのような関係があるのでしょうか。ヒンズー教のガネーシャと関係があったりしますか?また、博物館の仏画にラクダに乗った阿修羅がいたのですが、これはチベット仏教とは直接関係なく、モンゴルだけの現象でしょうか。

A 回答 (3件)

モンゴルでは象はザーンと呼び、争わない平静な心を象徴します。


また、象の背に猿、兎、鳥が乗って共に樹上の果物を採る絵を
モンゴル人は好んで部屋に掛け、これは友情を意味しています。
ザーンはゲルや建物の柱の礎石や要となる部品に彫られる場合が
多いことから、仏教だけでなくより民間信仰にも深く関わって
いることがわかります。

モンゴルの仏教はどういう訳か一概に「チベット密教」とイコールで
考えられますが、決してそうではありません。
大別して赤帽派(モンゴルの独自性がより強い)と
黄帽派(チベット密教の影響がより強い。)に分かれますが、
いずれにおいてもモンゴル独自の発展を見せ、神仏や聖獣なども
モンゴル独自の存在が数多く見受けられます。

モンゴル人と動物の関係を考えたとき、モンゴル帝国の領土が
東南アジアまで及んでいたことを考えると、象をモチーフとした
像や絵画があることも、不思議ではないと思います。
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私はあまり、宗教的な知識はないのですけど


昔、読んだ本を元にアドバイスします。

>そもそもチベットでも・・ヒンズー教のガネーシャと関係があったりしますか
チベット仏教はパドマサンババをグルとした宗教だと思います。
>チベット仏教のお寺(ガンダン寺等)の装飾や置物に盛んに象が使われていました。

像の装飾、置物については信仰の対象が
ヒンズー教のガネーシャと関係がなく、
チベット仏教本来の到達点?、帰依の対象となる

パドマサンババの信仰していた神、五仏の一人
『ラトナサンババ』への帰依を象徴したものと考えます。

昔に読んだ本でラトナサンババ=像の化身、イメージ
という記憶が、あります。
また、仏陀釈迦無二の生誕の際、マハーマーヤのおなかに像が入っていったという話があります。
(このことは不明、ごめんなさい。)

>また、博物館の仏画にラクダに乗った阿修羅がいたのですが、
ごめんなさい、わかりません。

>これはチベット仏教とは直接関係なく、モンゴルだけの現象でしょうか。
チベットを中心とした仏教の世界観、考え方だと思います。
当然、仏教では五仏は存在します。
(五仏については省略)

以上、ほんの少しでもおやくにたてればなによりです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。勉強になりました。知らなかったのですが、仏(五仏)とは大日・阿しゅく・宝生・阿弥陀・不空成就を示すそうですね。また、バドマサンババとはインドからチベットにやって来た僧侶のようですね。ラトナサンババについては調べても分かりませんでした。マハーマーヤの話は、#1の方もおっしゃっていたので、こちらの説も有力のようですね。

お礼日時:2004/07/17 08:28

参考程度に


釈尊誕生の前に母親のマーヤ婦人が白像の夢を見たという話があります。このことから仏教国では白像は神の使いということになっているんですね。日本の仏教伝来はインドー中国ー百済ときてますから白像の件はほとんど欠落してますがインドに近いところの仏教国ではいまだに特に白い像は神の使いなんですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。白い象は神の使いですか。成る程。とすると、白い象は本来チベット仏教特有のものではなく、他の仏教宗派にはない独自の意味を持っているわけではなさそうですね。

お礼日時:2004/07/15 16:29

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