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初めまして。サンミと申します。

日本語について教えて頂きたいのです。
下記の例を基づいて「もの」と「こと」の違い所を教えて頂けませんか?

例:投票率は前回を上回る(.........)と予想される。
(....)の中に「もの」と「こと」どれを入れますか?
そして、どうしてそれを入れる訳ですか?後は別の例を頂くと有難いです。

皆様、宜しくお願いいたします。

A 回答 (5件)

質問者がどのレベルの回答を求めているかで、話がまったくかわってきます。


 言葉の問題限定(哲学的な話を除く)で、初級の回答というこなら、

△ 1)投票率は前回を上回るコトと予想される
◯ 2)投票率は前回を上回るコトが予想される
◯ 3)投票率は前回を上回るモノと予想される
X 4)投票率は前回を上回るモノが予想される
◯ 5)投票率は前回を上回ると予想される
X 6)投票率は前回を上回るが予想される

 自然に感じられるのは、2)3)5)。ちょっとひっかかるのが1)。4)6)はXだろう。

 ということになります。
 この理由をちゃんそ説明するのは相当の難問です。
 詳しくは下記をご参照ください。
【「こと」と「もの」 辞書】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12181757261.html
 以下は一部の抜粋(重言)。

==============引用開始
 そうか。ウーム。
 とりあえず結論から。
△ 1)投票率は前回を上回るコトと予想される
◯ 2)投票率は前回を上回るコトが予想される
◯ 3)投票率は前回を上回るモノと予想される
X 4)投票率は前回を上回るモノが予想される
◯ 5)投票率は前回を上回ると予想される
X 6)投票率は前回を上回るが予想される

 自然に感じられるのは、2)3)5)。ちょっとひっかかるのが1)。4)6)はXだろう。
 これはいわゆる形式名詞の問題が絡み、ちゃんと書こうとするとエラいことになる。
 おそらく下記が関係する。
【「彼女を愛している」と「彼女のことを愛している」の違い 教えて! goo 辞書】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12022556601.html


 
 ↑のときも苦労したけど、やはり「こと」ではひけず、「事」ならひける。
https://kotobank.jp/word/%E4%BA%8B-502856#E5.A4. …
 今回の意味は……どうやら2つありそうだ。2)はちょっと違うと感じた直感が珍しくあっていたかも。
 2)はおそらくフツーの名詞。
(略)
 3)は下記だろう。
(略)

 で、本題。
「投票率は前回を上回るコトと予想される」なら、㋘かな。㋙かもしれない。「予想」の場合はどちらも微妙に違うかも。

 今度は「モノ」。
 これも「コト」同様のホニャララ。なぜか漢字の「物」でないとひけない(泣)。
(略)

 フツーの名詞ともとれるが、形式名詞ともとれる。形式名詞なら〈㋐判断などを強調して示す〉だろう。
 これは『大辞林』のほうがマシな気がする。
(略)

 この「強調」の用法がほかの異なるのは、「もの」を削除できること。逆に言えば不要なのにあえてつけるから「強調」になる。
 ということで元の選択肢に戻る。
△ 1)投票率は前回を上回るコトと予想される
◯ 2)投票率は前回を上回るコトが予想される
◯ 3)投票率は前回を上回るモノと予想される
X 4)投票率は前回を上回るモノが予想される
◯ 5)投票率は前回を上回ると予想される
X 6)投票率は前回を上回るが予想される

 一番素直なのは〈5)投票率は前回を上回ると予想される〉。
 これに強調の「モノ」をつけたのが〈3)投票率は前回を上回るモノと予想される〉。
 形式名詞ではフツーの「物事の状態や経過」の意味の「コト」を使ったのが2)ってことだろう。1)は結果を表わして〈投票率は前回を上回るコトとなった〉なら上記の㋘の用法(個人的には「となった」ではなく「になった」を使うよにしている)。この場合ちょっと異和感があるのは、「結果」ではなく「予想」だからだろう。
==============引用終了
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「もの」と「こと」との差を論じだしたらきりがなく、哲学・論理学的な話に発展しかねません。


 その、ほんの一部だけ引用しておきます。

 〈こと〉の存在論的特異性について,日本の哲学者たちは,出隆や和辻哲郎このかた留目してきたが,昨今では精神病理学者の木村敏など,〈こと〉の根源性に立脚して学問の新地平をひらく企図を見せる科学者も出るようになった。伝統的な〈物的世界像〉のもとでは〈犬〉〈泳ぎ〉〈白さ〉といった〈もの〉があってはじめて前掲の〈こと〉も成立すると考えられてきたが,〈メタ文法的主辞賓辞論〉の見地に立つ現代認識論においては〈犬デアルこと〉〈泳グこと〉〈白イこと〉の間主観的妥当性をまって〈犬トイウもの〉〈泳ギトイウもの〉〈白サトイウもの〉も成立するのだと考え,〈もの〉に対する〈こと〉の第一次性,根源性を主張する。
       「世界大百科事典」より

1.投票率は前回を上回ると予想される。
2.投票率は前回を上回るもの(だ・か)と予想される。
3.投票率は前回を上回ること(がある・もある)と予想される。

 この、1.で十分文として成り立っています。しかし、それではあまりにも「素っ気ない」と考えた人は「もの」を補ってみます。これで何か意味が変わったのでしょうか。
 何かやり方がわからなくて人に聞くと、「これはこんな風にやるものなんだよ」といって教えてくれます。あるいは、人から親切にされた子どもに,親が「こんな時はお礼を言うものなんですよ」というように、「世の中のきまりごと」を意味することもありますが、2、の場合は明らかに違う意味です。
 「困ったものだ」の場合の「もの」は「情況」の意味です。そしてそれは「困ったことだ」の場合とほぼ一致し、「情況・事柄」とまとめることもできます。したがって、2.より3.の方が通用しやすいと思われます。
 けっきょく、2.や3.は文に格好をつけるだけの用法と言ってよいでしょう。そして、「もの」も「こと」も大差はないと思います。
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こと、形式代名詞、こと、以前の表現内容を名詞化します、英語のザット・・・の関係代名詞に似ているかな。


上回ること、上回る、と全く同じ意味の熟語等(名詞)でそのまま置き換え可能です。
もの、容器は何かを入れる、もの。
必然、当然、順当、を表す。
上回ることと・・・、の場合は、未確定の予想される・・ではなく、思われる(自身の中ではすでに断定)。
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「もの」と「こと」か..懐かしいなぁ。


学生時代に心理学か何かの時間でやりましたよ。

「もの」はすべて客観的であり、「こと」は不安定で、「もの」のように客観的に固定できないもの。

例をとって言えば、「投票率は前回を上回るものと予想される」というのは、まさに目の前でその状況が起こっており、客観的に見て判断できる状況であるということ。
一方「上回ることと..」というと、目には見えないけれど、過去の経験や感性によってそうなるんじゃないかなぁと理解していること。だと思います。

これは学問的に出来上がった世界なので、ちゃんとした解説がほしければ「心理学」系のカテゴリーで質問すると、もっとちゃんとした解説が返ってくると思います。
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考えたこともなかったですが、難しいですね。


言い回しというか、言語的に説明できないのですが、私の感覚では以下の通りです。
・投票率は前回を上回るものと予想される。
・投票率は前回を上回ることが予想される。

「ことと予想される」でも通じなくはないと思いますが、少し丁寧すぎる気がします。
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この回答へのお礼

畏まりました。
上記の例は日本語能力試験の2級レベルですが、結構あいまい質問がよく出て来ました。日本人の方に聞かないと私達の外人としてかなり難しいですよね。
解明して頂き誠に有難うございました。

お礼日時:2016/07/16 16:00

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