No.1
- 回答日時:
交流電力は、(電流)×(電圧)×(力率)です。
電流コイルだけでは、渦電流で円板を回すことができても、その時の電圧や力率(電流と電圧の位相差)が違っていれば、正確な電力の測定ができないため電圧コイルがあります。
永久磁石は、電圧コイル、電流コイルにより円板が回る方向と逆方向に磁界を発生させ、円板の回転を妨げるように設置されています。
電気を止めたときには、円板を確実に停止させないと正確な計量ができません。
しかし、制動トルクがないと、慣性の法則で円板が回ってしまいます。
このため、永久磁石による逆向きの回転トルクがブレーキとなり慣性動作による誤計量を防ぐことができるのです。
No.2
- 回答日時:
>磁石が上側がN極で下側がS極の場合、反対に上側がS極で下側がN極の場合、どちらの場合でフレミングの左手の法則を適用してみても、円板の回転方向に電磁力が作用しましたが・
磁石のNSの向きをを入れ替えると磁束の向きが変わります。
これで、回転方向か制動方向か切り替えられるます。
No.3
- 回答日時:
アラゴの円盤が回転を始め、永久磁石の磁束を横切るときに、フレミングの右手の法則により電流が流れ、磁束ができます。
この磁束が元の永久磁石のつくる磁束と逆方向であれば制動方向に電磁力が作用します。つまり、最初はフレミングの左手の法則で回転を始めますが、永久磁石を横切るときには、フレミングの右手の法則で考えると、なぜ制動力となるか理解しやすいと思います。
No.4
- 回答日時:
円盤が磁石を横切るとき、右手の法則で中指方向に電流が流れますが、その電流の向きと磁石の磁束の向きで、どのような方向に力が働くかを左手の法則で見てみると、右手も左手も、磁束(人差し指)、電流(中指)の方向は同じのため、力(親指)の方向が逆になりこれが制動力として働きます。
N02の回答で、NSの上下を入れ替えて制動力にするとい言い方は間違っていました。
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永久磁石により生じる電磁力の向きは、電流コイル、電圧コイルにより生じる電磁力の向き(円板の回転方向)と同じになってしまわないでしょうか?
磁石が上側がN極で下側がS極の場合、反対に上側がS極で下側がN極の場合、どちらの場合でフレミングの左手の法則を適用してみても、円板の回転方向に電磁力が作用しましたが・・・。
このあたりはどういったカラクリがあるのでしょうか?
NSの向きを変えると磁束の向きが変わります。ですが、それにともない渦電流の向きも変わるので、結局、電磁力の向きは円盤の回転方向に作用しませんか?
それに、交流電源に繋がれた電流コイル、電圧コイルによって作られる磁束は、向きが常時入れ替わっているのではないでしょうか?
フレミングの右手により生じる磁束の向きは、永久磁石の作る磁束の向きに対して垂直方向とかではないでしょうか?
フレミングの右手の法則の向きに電流が生じるのはわかりますが、それが制動方向の電磁力となるあたりがよくわかりません。
何度も申し訳ありませんか、教えて頂けませんでしょうか?
ありがとうございます。
右手の法則で生じた電流と、磁石の磁界、これら2つで生じる電磁力を左手の法則で考えてみると、確かに制動力として働いていました。
ふと思ったのですが、円板の駆動力は、電流コイルにより生じる磁界により、渦電流が生じ、それらによって生じる電磁力でした。
これと同じような事が永久磁石でも起きないのでしょうか?
永久磁石による磁界により、渦電流が生じ、それらによる電磁力が駆動力となる、といったような事が。
もしこれが生じるなら、永久磁石では、駆動力と制動力の2つが生じている事になってしまいます。
同じ事が電流コイルでも言えてしまいます。
電流コイルの方でも、右手の法則により電流が生じ、電流コイルの磁界とで電磁力が円板の制動トルクとして働く、といった事が。
もしそうなら、電流コイルでも、駆動力と制動力の2つが生じている事になってしまいます。
頭を抱えます。(´・ω・`)