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ゆとり教育は失敗、ゆとり世代は馬鹿で無能と、「ゆとり」は日本の歴史の汚点のように語られます。
では、ゆとり教育を行っていて良かった点は一つもなかったのでしょうか?

私の学年は、小学校入学時に学校週5日制が開始され、高校卒業とともにゆとり教育終了が宣言された学年です。試されて、失敗したから見捨てられたという印象がとても強いです。
今は年上の方々から馬鹿にされているだけでも、いずれは脱ゆとり教育を受けた年下の方々からも馬鹿にされることになるでしょう。

それでいて良い点が一つもないというのはとても悲しいことだと思います。ゆとり教育は、悪いことだらけだったのでしょうか?

A 回答 (7件)

詰め込み教育では生徒の自主性が育たず、自由な想像力も伸びないとして、学校の勉強時間を減らして、生徒が自分で自主的に勉強する時間を確保する目的で行われたのが、ゆとり教育らしいですね。

私はゆとり世代ではありませんが、小学校で土曜日だったか、週に一度ゆとりの時間がありました。その時間は、なにか変わったことを勉強するわけでもなく、ほぼ毎週休み時間のようなレクリエーションで使われていたと記憶しています。

自主的に勉強する時間が必要というのは、精神的に成熟し、基礎的な学力のある大人にしか当てはまらないことだと思います。未発達な児童に単に勉強時間を減らして、主体的に何を学べというのでしょう。大学で、この授業面白そうだなんだ言って選択できるのは、基本的な勉強の処理の仕方が分かっているからだと思います。また、こんなことを学ぶことができるとリストが表示されるから選ぶこともできるもの。小学生に自由に勉強していいよなんて言ったら、どんな分野があるのかも、選び方も何もかもわからず、遊ぶ子供がほとんどでしょう。

詰め込み教育が悪いとは全くもって思いません。主体的な学習なんて、ほとんどの子供は無理ではないでしょうか。仕事でのストレス耐性をつけるためにも、しんどい思いを子供の時にたくさんするべきです。また、子供の知的好奇心をあおるような、基本的な教育内容以外のものを準備するには、莫大な費用が掛かります。そういうのは学校外で行うべきで、やったことは高校受験やなんやで考慮すればいいことだと思います。
自由な想像力をつけるのなら、答えが一つしかないテストをやめるなど、教育内容の工夫によるべきでしょう。

しかし、世の中の人には、多様性があることはいいことです。ゆとり世代がいることも、その一つです。
それに、自分たちがゆとり世代だと危機感をもってモチベーション高く、仕事に取り組む若者もいることでしょう。そういう風に、個人個人の意識次第でプラスに働くということもあると思います。悪いことにしかしないのもすべて、その人次第でしょう。
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この回答へのお礼

たしかに、主体的に学ぶには「学ぶ」ということの基礎がないといけないですよね…。
多様性があることが良いことだと、考えたこともありませんでした。多様性があるということは、ひとつひとつに個性があるということで、だからこそ社会は回るんですね。ひとつ学べた気がします。
回答ありがとうございます、とても参考になりました。

お礼日時:2016/10/20 01:36

結果だけなら、悪かったとしか言えない!特に学力低下は大きく、一部の超学力の持ち主も減ったのだから、悪い事だらけと判断されても何らい

ぞんはなしです!甘かった政策です!二度とやらない事です!その世代はかわいそうだと思いますよ!
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この回答へのお礼

そうなんですかね。失敗作のまま生きていくのはいやですが…回答ありがとうございました。

お礼日時:2016/10/22 00:23

良かった点も、悪かった点もありません。



なにせ、効果を確かめる前に、ゆとり教育が
廃止されてしまったからです。

ゆとり教育がダメ教育と同視されるように
なったのは、国際学力競争で悪い数字が出た
からです。

悪い数字とゆとり教育との時期は異なる
ので、ゆとり教育の善悪など
判らないのです。

それなのに、悪い数字とゆとり教育と関係づけられて、過った
認識が一人歩きしてしまったのです。

似たような事例はいくらでもあります。

例えば、格差拡大です。
格差拡大は、人口構成において、老人の割合が
増えた為に発生したものなのに、
あたかも小泉時代の新自由主義政策が原因である
かのように語られているのも同じです。
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この回答へのお礼

時期が重なっているからと安易に繋げられるものでもないのですね。
ゆとり教育の考え方自体は、今の日本に不足している部分を補うようなところがあって、私はとても好きです。
数字以外の結果を見つめ、やって良かった点も見つかるなら、メディアではそういった部分も取り上げてもらいたいです。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2016/10/22 00:21

私は、ゆとり教育が失敗に終わった最大の原因は、ゆとり教育を「甘やかし教育」と、履き違えた点にあると思います。


本来ゆとり教育は、学校で教える内容を少なくした分、子供達が自分で調べ、自分で考えなければならないウエートを増やすというのが、本来の目的だったはずです。
たとえば、円周率は「およそ3」としか教わらないなら、子供達は「円周率はおよそ3、そんな簡単なものでは無い、もっと円周率について調べてみよう」という方向に向かい、ゆとりとなった時間で、学校の図書室や、自治体の図書館などで、円周率について調べてみる。すると、円周率というものは、およそ3なんて言う、簡単なものでは無い、かまり奥が深い物ということを、知ることになり、これは子供達にとって、大いにプラスになることです。
 つまり、ゆとり教育は、子供を楽にさせる教育では無く、むしろ子供に、自分で調べさせる、そのために子供がある程度苦労する教育でなければならなかったのです。
 それが、残念なことに、「およそ3」としか教わらなければ、それで通用するように、取り違えてしまったということです。
私の職場にも、ゆとり世代に該当する若い同僚が多くいますが、皆優秀です。
 一部には、ゆとり教育の本当の意味を理解していた者もいて、そうした者は、何も教えてくれない社会に出て、大いに成功すると思います。
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この回答へのお礼

ゆとり=甘やかしがなぜか成り立ってしまっていたということですね。甘やかすことが善になるか悪になるかも、教育システムのあり方に左右されるのでしょうが…。
とてもわかりやすい回答をありがとうございました。

お礼日時:2016/10/22 00:14

結局結果がでるまでに2~30年は経過観察が必要だったのに


さっさとやめてしまったので良かったのか悪かったのかわからんよね

ゆとり教育は才能を伸ばす教育なので、才能がないやつはなにもしないで
全体のレベルが落ちたんだろうし、脱ゆとりの世代から無個性でそこそこの
人間しかでてこなくなって、「ああゆとりは良かったよね」ってなるんでしょう
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この回答へのお礼

ゆとりは良かったよねなんて言われた日には、どっちなんだ!と思ってしまいますが…笑 そういうことを繰り返して、時代は流れていくんですね。
私は「何もしない」ほうのゆとりになってしまいましたが、興味のある方向にどんどん突き進んで行く同年代の方も、たしかにたくさんいます。そういう方を見ていると、ゆとりは悪いことだらけじゃないと思えてきます。
当事者が言うのもなんですが、未来は明るい気がしてきました。回答ありがとうございました。

お礼日時:2016/10/20 01:59

ゆとり教育の成功例としては、フィギュアスケートの羽生選手とかゴルフの松山選手や石川選手や体操の内村選手などでしょう。

音楽などの芸術分野でも若くして才能を評価されている人も増えていると思います。
いうならば、学校教育の時間を減らしてその分をそれぞれの興味のあることや得意なことを習得するための時間に充てることがゆとり教育の最大の目的だったと思います。

然しながら、残念ながらいつの時代でもほとんどの小学生や中学生はそのような特別な興味や特別に得意なこともなく、また凄く強い具体的な将来への夢もないのではと思います。
したがって、そのような特別な興味や才能も具体的な将来への夢もなかった大半の人にとっては、単純に「勉強量が減った」だけの結果になっている人が少なくないのも事実でしょう。

ただし、それってそんなにすぐには結果が出ないのも事実であり教育の難しさでもあるでしょう。
スポーツなどはもともとピーク年齢が若いので結果がすぐに出ますが、学術分野や経済分野などは結果が出るのは大抵早くて30代からで遅ければ60代などです。
したがって、これから数十年を経過した後に「ゆとり世代」がそれまでの日本人にはないような成果を生み出す可能性も十分に秘めているはずです。

なんの励ましにもならないかもしれませんが、昔からどんな世代でもその前の世代からダメだしを受けています。
終戦直後に生まれたいわゆる団塊の世代は、戦前・戦中生まれからは「戦後生まれは・・・・」と疎まれて、
そのごの1960年代~70年代生まれは「新人類」と上の世代に揶揄されてきています。
決して「ゆとり世代」だけがその上の世代に馬鹿にされているわけではありません。
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この回答へのお礼

まだまだ結果はわからないということですね!私も世の中もせっかちすぎて、ゆとりと呼ばれる世代はまだまだこれからという年齢であるにも関わらず、現状を見て諦めてしまっていたのですね。(TVに出るようなゆとり世代を見ていると、馬鹿にされるのも仕方がないとは思いますが…。)とても元気が出ました。
最後の文章ですが、「新人類」の話は知りませんでした…。「今時の若者は」という概念に、今はたまたまゆとりが当てはまっているからいろいろ言われているということですね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2016/10/20 01:54

自分らしさを失わず、誰とでも広く付き合え、衝突を避ける能力は、戦後随一の能力のある世代だと思いますよ。


なにより、ずっとマイナーチェンジを繰り返した続けたモデルケースの最終型なんで、過去の欠点は全て補っている。
スポーツカーやハイブリッドカーでも軽自動車でもなくて、大衆コンパクトカー。凡庸ではあるが完成度は高い。そういう世代です。
少なくても過去の親が望んだ理想の子供のスペックはすべて叶えています。その仕様書と完成品が違っていただけで。
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この回答へのお礼

「凡庸ではあるが完成度は高い」というのは、ある意味機械のようですね…。無個性で動かしやすいという感じです。
衝突を避ける能力は、確かに高いと思いました。衝突から生まれるものがたくさんあるとしても、衝突しかなかったら世の中何も回りませんよね。
心にしみる回答をありがとうございました。

お礼日時:2016/10/20 01:43

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