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日本などでは太陽暦を使っています。この1年とは、同じ季節が回ってきた、ということのようですね、太陰太陽暦も、ほぼ同様ですね。
ところで、イスラム諸国などで太陰暦を使用しています。この暦では、月の満欠けを12回数えて、1年としています。この1年は、短期的には季節に合いますが、長期スケールでは季節から乖離してしまいます。
質問は、太陰暦を使用しているところでは、この1年とは、どういう意味を持っているのでしょうか?

A 回答 (2件)

>太陰暦では、月の満欠けを12回数えて、1年としています。

この1年は、短期的には季節に合いますが、
>長期スケールでは季節から乖離してしまいます。
ここが、意味ワカリマセン。
太陰太陽暦の場合、適当な年にうるう月を入れることで、1年=365.25日(長年の平均)とすることで
太陽暦の1年と合わせている(すなわち、季節と合わせている)のであって、この結果、
短期的には季節に合わない、となります。よって、日本(中国も)の旧暦では農作業の役に立たないため
24節気72候(大寒とか立春というやつ)を使って農作業をします。
純粋な太陰暦では、1年=約354日 なので、太陰太陽暦とおなじだけ季節がずれてしまい、1年で、農作業には
まるで役に立たないほどズレます。(あくまで温帯の場合であり、熱帯雨林の場合までは知らん。)

>太陰暦を使用しているところでは、この1年とは、どういう意味を持っているのでしょうか?
純粋な太陰暦はイスラム暦のみなので、イスラム暦の場合とします。
コーランに、「神は12月でこの世を作った」とあるので、現実より信仰を優先し、うるう月を取り払った。
つまり、信仰のために現実を曲げたので、へんてこりんな暦ができた。

>農家は、六曜の記載していない、今の暦(グレゴリオ暦)を、何が役に立って、継続(固守)して使っているのですか?
農家とは、日本の農家のことでいいよね?
旧暦(太陰太陽暦)の場合、うるう月を挟む関係から、季節が最大15日ずれ、そのままでは農業に使えない
ダメダメ暦です。よって、24節気72候を使っていました。でも、太陽暦(ユリウス歴やグレゴリー歴)なら、
季節はズレない(ズレても1日)から、24節気72候は不要となります。だから、24節気72候は、まあ関係なくなりました。(○月×日に置き換えることができる。)
一方、六曜は、1週間の代わりのものなので、24節気72候とは別の意味があるので、まだ死んでいません。

>イスラム教の発祥地はアラビア半島です。この地域には雨季と乾季はありますが、季節はそれしかありません。
>放牧で人々は生活を成り立たせていたのです。
>このような生活には「1年でまわってくる同じ季節」という考え方はいらない、のです。
アラビア半島といっても、イラク、シリアといった半島付け根部分の国(通称、肥沃な三日月地帯)は、
乾燥帯なんだけど農業国、です。
遊牧(放牧は、アラビア半島では無理。)だけを考えても、365日周期で広範囲を動き回っていた(雨期乾期で動く)ので
1年=354日では不便このうえないはずです。イスラム教普及前は、当該地域でも、太陽暦または太陰太陽暦
が使われていたのを、宗教的理由で太陰暦に改悪した、というのが実態。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
<短期的には季節に合います>は、説明が不適切でした。太陰歴は、1年に10日程度しか、季節について、昨年とずれない、という気持ちでした。春が冬になるほどではない、と言いたかったのです。
<イスラム教普及前は、当該地域でも、太陽暦または太陰太陽暦が使われていたのを、宗教的理由で太陰暦に改悪した>
なのですね。
ご説明を読んでいて、暦や1年は、2種類に大別されることがはっきりしました。
1.思弁的な暦。イスラム暦。
2.生活上必須な暦、すなわち季節に合った暦。24節気72候。イスラム地域の以前の暦。グレゴリオ暦。うるう月を使って季節に合わせようとしている旧歴も。

お礼日時:2016/11/05 16:54

>日本などでは太陽暦を使っています。

この1年とは、同じ季節が回ってきた、ということのようですね

ここが違うのです。「同じ季節」という考え方をしない、ということです。

そもそも、カレンダーはなぜ「同じ季節」になる必要があるのでしょうか。それは農業の種をまく時期が知りたいからです。種をまくために畑を耕す時期を知りたいからです。
今私たちが使っているカレンダーであるグレゴリオ暦はギリシャ・ローマの暦法を基本にしています。ローマ時代の最初の暦法は9か月しか定めておらず、冬に相当する3ヶ月は暦がなかったのです。
 これでも「同じ季節に農作業をする」のは何も問題ありませんでした。

さて、イスラム教の発祥地はアラビア半島です。この地域には雨季と乾季はありますが、季節はそれしかありません。農業もほとんどなく(特にイスラム教の時代はほとんどなかったでしょう)放牧で人々は生活を成り立たせていたのです。
 このような生活には「1年でまわってくる同じ季節」という考え方はいらない、のです。

ですから単純に月の満ち欠けによって、どのくらいの時間がすぎるのか、子供は妊娠してからどれくらいの月数で生まれてくるのか、などが分かればよかったのです。
ですから、太陰暦での1年はそういう意味での1年、1年とされるのは子羊が生まれる季節が一応12か月ごとぐらいだから、です。

今のイスラム教はアフリカなどの農業国までひろがっていますが、そういう地域では農業用には別のカレンダーを使います。日本だってグレゴリオ暦だけでなく六曜(大安・友引など)もつかっていますし、農家は地域の神社が発行するカレンダーを利用したりしています。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
1.日本の暦の経緯はわかりました。
<「1年でまわってくる同じ季節」という考え方はいらない>
のですね。そうすると、農家は、六曜の記載していない、今の暦(ギリシャ・ローマの暦→グレゴリオ暦)を、何が役に立って、継続(固守)して使っているのですか?
2.イスラムで使われている暦の経緯がわかりました。
1年は、
<子羊が生まれる季節が一応12か月ごとぐらい>
に由来しているのですね。

お礼日時:2016/11/04 15:13

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