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李氏朝鮮時代、朝鮮人庶民の識字率はほぼゼロだったところに、キリスト教宣教師たちがハングルを教えて識字率を向上させた根拠として以下の論文を紹介されました。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110000990148
しかしどう贔屓目に読んでも、これはキリスト教宣教師たちが聖書を現地語に翻訳してキリスト教を広めた痕跡を研究した資料で、もともと朝鮮は識字率が低くて、男性に限定しても40%も識字率があるわけではなく、キリスト教宣教師たちが朝鮮人庶民にハングルを教えたことなんて書いてないですけど、もう少しはっきり李氏朝鮮時代、朝鮮人庶民の識字率はほぼゼロだったところに、キリスト教宣教師たちがハングルを教えて識字率を向上させた根拠がわかる資料や論文ありましたら教えてください。

A 回答 (2件)

他人をバカだと思いたいのは、自分の頭が悪い人たちなのでしょうね。

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>キリスト教宣教師たちがハングルを教えて識字率を向上させた



ハングルの民衆への普及に最も貢献したのが日本の政策ですが、
それ以外には全くハングルを教育する機会が無かったということはなく、
キリスト教が教育に熱心であり、各地に学校を作ったのは事実です。
しかし、当時の布教の中心は都市部で、地域格差もありました。
また、書堂やキリスト教が設立した学校は個別の活動をしていたので
担当者による差が大きく、当時は朝鮮人の学問の主流が漢文なので、
ハングルしか読めないから教科書や聖書がハングルで書かれていても、
教科としてハングルを教えたとするのは無理があります。
ハングルの普及に寄与したとしても非常に限定的であったと考えます。



ちなみに、当時のキリスト教の学校でどのような教育をしていたか、
日本側の調査報告があります。

「1.政況/14 韓国地方政況ノ概要(統監府政況報告並雑報)」
(アジア歴史資料センター レファレンスコード B03041514200)

 ロ.耶蘇教徒の状況
 耶蘇教徒は依然として排日思想極めて旺にして、各地方に於ける
 耶蘇教徒の勢、亦侮るべからざるものあり。
 (中略)
 又、耶蘇学校に於ては近来解散兵を傭ひ、日々学事を曠廃して
 兵式操練を教習し、銃剣を携へ、喇叭を吹き、隊伍を組んで
 市中を闊歩するが如き虚勢を張り、我官民に対し、
 暗に其の威を示さんとするが如き不穏の妄動を為し~
(P20 3~7行目 15行目~P21 2行目、ちなみに1908年頃です)

現在のイスラム国の様に、学校で学問ではなく軍事教練をして
示威行動をするなどの反日活動に精を出していたそうです。
当時のキリスト教は、本国政府からの潤沢な資金によって
各地で布教を行いながら甘言を弄して反政府活動をして、
自分たちの支配下に置くことで影響力を拡大していました。
実際に、李朝末期にはそれほど多くなかった教会が、
大韓帝国時には急増しています。
その理由は勧誘方法にあります。

「韓国警察報告資料巻の3」
(アジア歴史資料センター レファレンスコード A05020350600)

(二)宣教師・韓人牧師等の態度
 宣教師にして思慮浅薄、人格劣等なる者及韓人牧師にして
 時事に不平なる者の中には、布教伝道の際に於ける口実として、
 外国の圧迫を免るるには耶蘇教に入るの外、道なし。
 韓国を文明に導くは、耶蘇の力にあり。
 耶蘇教徒は、官憲の干渉を受くることなし等時事問題を提げ、
 韓人の弱点に乗じて信徒たらんことを勧誘するものなきに非ず。
 尤も、此等不穏の言は、多く韓人牧師輩の口にするところにして、
 宣教師の多くは此等の言動は与り知らざるものの如し。
 (P458 20行目以降)

病院や学校を開設するとともに、「キリスト教に入信すれば
政府のいうことを聞かなくて済む」と言って勧誘していました。
他の資料では、町で暴れて「耶蘇信徒は韓国政府の支配を受けず」
と言って警官に抵抗したり、「税金が安くなる」とか、
まともな宗教活動とは到底思えない勧誘方法でした。
ここではこの活動が韓国人主体で宣教師は知らないことになっていますが、
1908年8月26日の「私立学校令(隆熙2年韓国勅令第62号)」に
「キリスト教の学校は私塾だから学校令には従わない」と
俵孫一学部次官に抗議しに行っています。
彼らがまじめに朝鮮のためにハングルの普及に努力したという説は
そのような事実がほとんどないので、資料はおそらくありません。
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