
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>溶接の黒皮は鉄を錆びさせる原因
と、その後の
>溶接前に金属タワシで取り除くそうですが
の表現・繋がりがよく判りません。
溶接前に何か鋼に酸化物が溶接を行う部分に付着していると、
溶接で溶かした時、より大きな酸化物になり溶接部に巻き込んで欠陥となる可能性があります。
完全な溶接を行うために事前に研磨等で除去する事はあります。
溶接後の付着物のことだとしたら、ざっくり言ってしまうとスラグと呼ばれるものです。
鋼の酸化を防ぐために溶接棒などは、溶接部の金属成分とスラグ成分とを多重構造にして造っている事が多いですね。
スラグ成分を溶接棒に混ぜるのは大気中の酸素による溶融金属の酸化を防ぐ目的があります。
溶接後に溶接部の表面にこのスラグが付着して残ります。
ハンマーで軽く叩いたりや金属タワシで擦ることでこのスラグを取り除きます。溶けて塊ったスラグは硬いのでスポンジやタオルでは取れません。
腐食が起こるとしたら、溶接部にこのスラグを付けたまま鋼を使用するとスラグと鋼の隙間に水が浸入して『すきま腐食』を進行させる原因になります。
それを防ぐために溶接部のスラグを取り除き、その後に本格的な塗装なり、安定な黒サビを作るような処理を施して使用します。
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