dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

電気化学初心者です。
今勉強中の書籍に
希硫酸を分解するとき、「1.5V以下の電圧で流れる電流は主に不純物の電解電流である。仮に水も硫酸も純度100%で1.5V以下なら電流はほぼ0」という記述があったのですが、
不純物の電解電流とは何なのか、なぜ不純物の電解電流といえるのか、なぜ電流が0といえるのか、教えていただけませんでしょうか。
宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

「ネルンストの式」・「電位」の概念は大丈夫ですか?


簡単に言うと、
電気分解する時には、陽極で酸化、陰極で還元が起きます。
酸化反応を起こすためには、ある電位以上にする必要があり、
還元反応を起こすためには、ある電位以下にする必要があります。
この電位の差が電気分解するために必要な最低限の印可電圧となります。
参考:
http://www.geocities.jp/acaradisco55/Taikou/scie …
※ここでは、1.23Vとなっていますが、溶液の抵抗等を考慮すると、有意に反応が進むためには1.5Vぐらい必要になるのでしょうかね?

さて、ここで水分子(pH条件によってはOH^-)より、酸化されやすい分子やイオンが存在すると、先にそちらが酸化されるため反応に必要な電位は下がります。
また、水分子(pH条件によってはH^)より、還元されやすい分子やイオンが存在すると、先にそちらが還元されるため反応に必要な電位は上がります。
結果としてより小さな印可電圧で反応が起きるため電流がながれることになるのです。
これを「不純物の電解電流」と、説明しているのでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お礼が遅くなりすみません。
ありがとうございます。
とてもわかりやすく理解することができました。

お礼日時:2017/01/22 23:07

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!