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二つの整数a,bが互いに素であるとき
1 ap+bp=1を満たす整数p,qが存在する
2 任意の整数cについてax+by=cを満たす整数x,yが存在する

なぜ上記のようになるのか、よく理解できていないようです。具体例を考えてみれば、1についてはその通りになると納得できるのですが、文字を用いた一般的な式のままだと証明できず、今一掴めていないように感じます。
また、2に至ってはa,bが互いに素でなくとも成り立つのではと思ってしまいました。(例:a=2,b=4,x=1,y=1,c=6)どなたかご教授願います。

A 回答 (5件)

1. について。

一般的に、a, b の最大公約数を d とすると、ax + by = d を満たす整数 x, y が存在する、ということがいえます(互助法を実行する過程を逆にたどって示されます)。

この結果を用いると、2は次のように簡単に示されます。

2.a, b が互いに素だから、その最大公約数は、1である。上に述べたことから、ax' + by' = 1 を満たす整数 x', y' が存在する。
この式の両辺に c をかけると、ax'c + by'c = c が得られる。
ここで、x = x'c, y = y'c として、ax + by = c を満たす整数 x, y が存在することが示された。
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一般に、a、bが互いに素ならばxを0からb-1まで変えるとき、


axをbでわった余りは、0からb-1が1回ずつ出てくるという性質をもっています。
これを使って、2をつぎのように証明できます。

cをbでわった余りをrとすれば、c=bq+r(0≦r≦b-1)と書ける、
一方a、bが互いに素だから上の注意より、xを0からb-1までのどれかに選べば
axをbでわった余りはrになる。
したがって、このえらびだしたxについて ax=bq’+rと書けるから
この2式の辺々を引いてax-c=b(q’-q) したがって
ax-b(q’-q)=c だから y=-(q’-q)とおけば
ax+by=cとなってこの方程式に整数解があるということになります。

まとめると、a、bが互いに素ならば
cがどんな整数でも、それをbでわった余りrは0からb-1の値であり
xを選んでaxをbでわった余りをrにできるから、
ax+by=c はcがどんな整数でも整数解をもちます。
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2について、


2は、a,bが互いに素であるとき、どんな整数cをもってきてもax+by=cを満たす整数x,yが存在する
といっているのです。
2x+4y=cで、c=6ならばたしかに整数解は存在します。
しかし、2x+4y=2(x+2y)=偶数なのでcが奇数ならば
2x+4y=c に整数解がないのです。
おなじようにして、もっと一般的に
a,bが互いに素でないばあい、ax+by=cに整数解がないような整数cが
あることもわかります。
それは、a,bが互いに素でないばあいax+byがa,bの1でない公約数の倍数になるからです。
なので、cがこの1でない公約数の倍数でないなら、
ax+by=cに整数解がありません。
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差し出がましいようですが,


>1 ap+bp=1を満たす整数p,qが存在する
ここは, ap + bq = 1 を満たす整数 p, q が存在する, の書き間違いですよね.
有理整数環 Z において, (a) + (b) = (1) = Z を保証する, 重要な命題です.
(a) + (b) = (1) = Z は, 貴方が書いた 2 を保証します.

No.1 の回答者は, 整数論(といっても, 代数的整数論ですが)にもとても詳しい先生です.
この機会に, たくさん教わっておかないと損ですよ.
かじった程度の私は, これにて退散いたします.
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2 についてだけ: 例えば a = 2, b = 4, c = 1 としたら成り立ちますか?

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