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中三男子です。学校の授業で消えた年金問題、年未納問題、年金記録問題というものを習いました。
国民から激しい批判があり、これがマイナンバー制度の導入のきっかけとなったとプリントには書いていますが、まったく意味が分かりません。教えてください!

A 回答 (1件)

同姓同名で、生年月日も同じ人がいるとして、どのように区別しますか?


ある女性が結婚して姓が変わった時に、旧姓と現在の関連をどのように付けますか?

また、ある会社から給与をもらった人と、商売でもうけた人、税金を払った人、「年金」を積み立てている人が「同じ人である」ことをどうやって確認しますか?

あるものは「国」が管理し、あるものは「県庁」、あるものは「市区町村役場」が管理しています。基本的な「戸籍」や「住民登録」は「市区町村」が管理していますが、国税や年金といった「国」の行うものとの連携は面倒なのです。

昔はこれらを「手書きの台帳」で管理していました。この中で、「年金」のデータを計算機管理に移行する段階で多数のミスが出ました。データが消えたり、行方不明になったり、誰のものか分からないデータが大量に発生し、年金を積み立てていたはずなのに支給されない「消えた年金」が大量に発生して問題になりました。

こういったものを「1つの識別番号」を使って、行政機関の間で統一的に管理しようというのが「マイナンバー制度」です。昔は「国民総背番号制」と呼ばれました。
行政の管理が楽な面、人に知られたくない「個人情報」である「収入」「職歴」「離婚歴」(将来的には「病歴」なども)などが集中管理されますので、厳重に管理されているといっても、悪意を持った人(行政機関の職員や、コンピュータを扱う下請け、ハッカーなど)が情報を漏洩すれば、すべて表に出てしまいます。(一度公表されたら、もう消せません)

そういった「利便さ」と「危険さ」を持った制度なので、「税金逃れ」や年金・補助金・交付金の「不正受給」が行われないようにする本来の目的で適正に運用されるとともに、その個人情報の厳格な管理や悪用の防止を、国民としてもしっかりチェック・監視していく必要があります。
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