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日本語を勉強中の中国人です。「品種」と「品目」がどのように違うのか、日本の方が普段使用時にどのように使い分けるのか、教えていただけませんか。

また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

むずかしい質問ですね。

最初に注意すべき点は、1.「品種」も「品目」も、日本人が家族や友人と話すとき使うような言葉ではなく、どちらかといえば営業や仕事の上で使う言葉だということ 2.「品種」と「品目」は、形の上では似ているけれども、性質の違う言葉で、同義語でも類義語でもないこと の2点です。

まず「品種」ですが、これは、あるグループに属するものを、性質や特徴にしたがって分類するときに使われる言葉の一つです。
こうした言葉で最も一般的な単語は「種類」です。「種類」という言葉は、生物でも無生物でも、形のない抽象的なものでも、何にでも使うことができます。たとえば「動物の種類」「衣服の種類」「スポーツの種類」etc.
ところが、「品種」という言葉は、原則として(1)生物または生物から生み出されるものであって(2)商品として取引される可能性があるもの についてのみ用いられます。具体的に言えば、家畜や農産物などです。
たとえば ○ブドウの品種 ○鶏の品種 といったふうに用いられます。しかし
☓害虫の品種 →○害虫の種類(害虫は商品にはならないため) ☓テレビの品種→○テレビの種類 ○テレビの機種(テレビは商品だが、生物ではなく機械であるため)☓ 会社の品種→○会社の種類(株式会社、有限会社など) ○会社の業種(商社、鉄鋼業など)
生物でなくとも、○ワインの品種 ○牛肉の品種 という表現は可能ですが、これらは工業製品ではなく、農産物、畜産物とみなされるからでしょう。

次に「品目」ですが、これは、グループに属するものを性質や特徴にしたがって分類するときに使われる言葉ではありません。
ですから、「品種」という言葉を「品目」で置き換えることはできません。
☓ブドウの品目 ☓鶏の品目 etc.

「品目」という言葉は、あるリスト、一覧表の存在を前提にしています。
たとえば ○輸出禁止品目 → 「輸出禁止品リスト」といったものの存在を前提
○一日に30品目の食品を食べよう → 「食品栄養成分表」といったものの存在を前提

つまり何らかの目的のために作成された表があるとき、そのリストに記載されている個々の項目が「品目」です。ですから「品目」と比較すべき言葉は、「品種」ではなく「項目」です。
「品目」と「項目」の違いについて説明しますと、「項目」は一般的な言葉で、書類等に記載されている事項ならば何でも「項目」と呼ぶことができます。
たとえば ○「この表には、住所と電話番号という項目がある。」ということができます。
しかし「品目」という言葉は、「品種」と同様に、商品となりうるものにしか使えません。
☓ この表には、住所と電話番号という品目がある。

「品目」という言葉がよく使われるのは、上に例を挙げたように、法律や協定にかかわる場面と、食品や栄養にかかわる場面です。

日本語の学習者としては、「種類」や「項目」といった一般的な言葉を使いこなせれば十分で、品種や品目については、深入りする必要はないと思います。
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この回答へのお礼

ご丁寧に説明していただき誠にありがとうございます。おかげさまで、よく理解できました。大変助かりました。心から感謝いたします。

お礼日時:2017/06/20 13:16

「品」は共有していますよね。

種とか目とかは生物分類階級、またはその応用です。普段使いでも、多少は大分類・その下の小分類という感覚で使い分けていますが、概念は人により食い違ったり、逆さまになったりして混乱しているようです。ちなみに「種」は最下層です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%8E%E7%B4%9A …
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この回答へのお礼

早速ご回答いただきありがとうございます。大変参考になりました。

お礼日時:2017/06/20 13:10

品目、


手近かな食材を例に挙げましょうか、
大根・人参・葱、大まかにこれ等が品目、

品種、
例えば大根の中で「練馬大根」や「桜島大根」との名称が付けられてるのが品種です、
葱にも有りますね、関東なら「大仁田葱」や関西なら「九条葱」など、
名称が違うと一応品種も違うとの区分けです、

此れは回答者の感覚なんで、其れは違うとの回答も有るかも知れません、

質問文、
文脈・文言共に正確です。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。

お礼日時:2017/06/20 13:06

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