
No.8
- 回答日時:
経緯
「けいい」は読み方、「いきさつ」は意味の一つ。
重(じゅう)と重(ちょう)
「じゅう」は「呉音」、「ちょう」は「漢音」。熟語として伝わった語句が古い時代では「呉音」で読むことが多かった。また仏教関係の語や日常用語には「じゅう」が使われることが多い。
読み方で意味が異なるわけではありません。しかし、時代とともに「じゅう」「ちょう」が入れ替わることも多い。日本における「漢字」の問題点です。
「呉音」「漢音」の他に「唐音」(日本の中世以後、単語として入ってきた読み。例「暖簾(のれん)」「蒲団(ふとん)」 また、日本独自の「通用音」があります。例「口腔(くう)。
No.7
- 回答日時:
いまどき、
洗滌を「センデキ」
独擅場を「ドクセンジョウ」
白夜を「ハクヤ」
と読んだら通じないでしょう。
「いきさつ」に「経緯」の漢字をあてるようになったのは最近のことで、
星座〔1922〕〈有島武郎〉
「その中に凡ての経緯(イキサツ)が人に知れ亙ったら一体如何する」
くらいの話でしょう。
ちなみに「経緯」は本来、縦糸と横糸のこと。
色葉字類抄〔1177〜81〕「経緯 ケイヰ」
転じて、「物事の骨子、基幹とすること。また、そのもの。」
信長記〔1622〕一五下・信長公早世の評
「文道武道は治道の経緯(ケイイ)とは云(いへ)とも、文道殊に枢要ならめ」
では、これはどっちで読んだのでしょうね。
故旧忘れ得べき〔1935〜36〕〈高見順〉五
「おもひがけないこの結びつきの生れた経緯を書かなくてはならない」
また、「重複」が「ジューフク」なのは、昨日今日の話ではありません。
最暗黒之東京〔1893〕〈松原岩五郎〉一五
「古物商の中間に働らく仲買の多数は概して失敗を重覆(ヂウフク)したる商人の落武者にして」
>「いきさつ」に「経緯」の漢字をあてるようになったのは最近のことで、
もしかしたらそうなのかなと言う気もしていました。
>転じて、「物事の骨子、基幹とすること。また、そのもの。
時代は前後していますがこのあたりが絡んでいてどちらも似たような意味として捉えられると考えられそうですね。
とても興味深い回答をありがとうございます。

No.6
- 回答日時:
江戸時代?
「経緯」は「けいい」という読みが正しく「いきさつ」とは読みません
昭和30年台のドラマで「経緯」を「いきさつ」と読んだのが始まりです。
「じゅうふく」と「ちょうふく」は、1949年の国語審議会から、どちらでもOKになりました。
今時、虫の蝶を「てふてふ」なんて言わないでしょ?
「てふてふ」を「ちょうちょう」と言わなければいけない、と審議された事はありませんから、言葉は自然と変わってくるのです。
ドラマ、国語審議会のソースが見つけられずなんともいませんがそうなのでしょうか?
昔でも、てふてふはひらがな通りtefutefuと発音するんじゃなくchouchouと言い換えるんじゃなかったでしたっけ
No.5
- 回答日時:
No.4
- 回答日時:
時事新報の用語・用字ハンドブックでは、けいい 経緯ーいきさつ(-でつなぐのは、言い換えの例です)、じゅうふく(重復(復は誤用と思われる用字として▲が表示))→重複(ちょうふくとも)、と書かれています。
(→の先の表記を使うように指示されています)なお、これは中国語でも、重複、重復の混用はあるようです。(繁体文字の場合)
なお、漢語読みでは、ちょうふく、呉音ではじゅうふくが発音としては近いようです。
したがって、ちょうふく、じゅうふくはどちらでも間違いでは無いですが、最初に入ってきたのは漢語なので、歴史的発音としては、ちょうふくが正しくなります。
No.3
- 回答日時:
経緯、重複については分からないけど依存の読みについてこんな情報がありました。
「依存」の読みを[イゾン]に変更
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimo …

No.2
- 回答日時:
私は昔の人間ですが、「けいい」や「じゅうふく」が普通です。
多分10年ほど前に「ちょうふく」を知ったかも・・なんかカッコつけた言い方だなと心のなかで笑ってしまいました。最近の流行りかと。
「いきさつ」はなんとなく正しそうと思います。
ですからどちらも正しいかと考えてました。
たしかに昔からどちらでも通じる言い方ではありましたね。
今でもじゅうふくは、ちょうふくって読むんだよと職場で指摘されるシーンを見ます。
けいいはテレビで特に気になってしまいますね^^;昔ちゃんと読んでたじゃんって(笑)
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