後進国において時々汚い水をそのまま飲んでるようですが

なぜ濾過しないのでしょうか？
煮沸して蒸留なんてのはさすがに厳しいと思いますが、石や砂を使ってせめて濾過するだけでも、最近レベルは無理だとしてもリスクは相当軽減されると思うのですが？

また濾過の装置だってドラム缶のような容器あれば、そうお金もかからずに作れる気がするのですが。

何故濾過をしないのか、最初に少し手間をすれば、濁った泥水をそのまま飲む必要もないのに疑問です。

質問者からの補足コメント

• 最近レベル->細菌レベル

    補足日時：2017/09/22 01:40

No.1 ベストアンサー 回答者： raf_nf 回答日時： 2017/09/22 02:36

海上貿易による経済成長などから取り残された内陸部では、

貧しさから教育を受ける余裕がなく働く子供も多く、
教育を受けるより働いて親を助けたいと考える子供も結構居る様です。

教育を受けていない人だらけの村などでは明治初期の日本の様に、
民間信仰、宗教的、呪術的な理屈付けと解決策を強く信じる人が多数派になって
外部からの知識を信じず拒絶してしまうという事も起こります。

また無数の少数民族が少数言語を使い暮らしていると
情報伝達できる通訳者が居ない、情報が翻訳されず伝わらない壁も多い様です。


そして、弱い人がボロボロ死んで行く環境で平気な者ばかりが生き残る為に
平気な人は平気な為にそんな事をしなくても俺は平気だから無駄だ無意味だと
地域社会の非協力や無理解が起こったりもします。

日本の様に弱った人を救済する社会保障や障害年金など無い事の方が多く、
弱った人間を無理に助けようとして共倒れになって死ぬほど貧しい地域では、
弱い命は死んだ方が家族も本人も幸せだという価値観がある場合もあります。

過去には衛生的な食量や水を援助する動きもありましたが、
無料で食料や水が手に入ると、地元の農業や商店が潰れ失業者が溢れ、
善意で助けるはずが食料も自給できない壊滅的な事態を招いたりもしました。

また、援助した食料や水を配布する政府や地元権力者が
「言う事を聞く奴には渡す。聞かない奴には渡さない。」と
50％が独裁国家のアフリカ等では国民を弾圧し独裁する道具に利用され、
国民が余計に苦しむ事態を招いてしまうなどし、
直接援助ではなく、自立支援の援助に方向性が変わって来ている様です。


それと、教育レベルや社会常識が致命的に違う場合、
結論だけを教えると勘違いや手抜きから自殺行為なアイディアを思い付き
実行して被害が出て噂が広がり激しい拒絶を起こすなど、
日本人同士ならば通じる常識的な判断を全て捨てて、
自殺行為な勘違いを起こさない様に丁寧に基礎から教えなければならない
という事も起こっている様です。

それで人材も時間も予算も足りず放置される地域が出ている様です。


色々な事情が有って問題が解決され難い状態になっている事が多い様ですが、
特に酷い地域から優先的に国際支援等で人材が派遣され、
現地語を覚え衛生指導をし、乳児死亡率を大幅に改善するなど
あちこちで成果は上がってはいる様はあります。

この回答へのお礼

なるほど、ドキュメンタリー等を見ると、しばしばココをこうするだけでずいぶん生活が楽になるのに…と思う部分が
多々あるのですが、ご回答見てかなり納得できました。

順序立てて何故そうするのかを理解してもらえないと難しいんですね…

お礼日時：2017/09/22 10:46