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高校生です。
法学部の方に聞きたいです
法学部に興味があるのですが、どのようなことを学ぶのですか?文字ばかりのイメージですがどうですか?

それと、法学部で大変なことや法学部生としての大学生活、入学してからでないとわからないようなことなど詳しく教えて欲しいです!

A 回答 (2件)

法学部も大学のレベルによってかなり違います。



たとえば東大の法学部なら「お前は司法試験に行くの、それとも国家公務員総合?」というレベルですし、中央大なら司法試験を受けるために入った人がたくさんいるでしょう。

それ以外の大学だと、レベルが高い大学なら司法試験を目指す人が多く、中級なら司法書士などを目指す人がそれなり居て、中級以下なら「経済部でもよかったんだけど、法学部に受かったから・・」と言う人が多くなります。

法学部で学ぶのは「法律の原則的な内容」と「具体的な内容」の両方です。

原則的な内容、とはたとえば「憲法学」で「憲法はなぜ法律の上に立ち、法律を憲法の枠内に収めるように規制できるのか」と言うようなことを学びます。
これはある意味ものすごく難しいです。

具体的な内容とは、たとえば「刑事訴訟法概論」などで刑事訴訟の手続きに関する問題点を考えながら実際の運用を学ぶとか、民法なら「債権法」について手形債権や土地債券について、具体的な判例を例にしながら解釈や運営を学ぶとかです。

(もう少し具体的に書くと、
 刑事訴訟法では逮捕時に被疑者に対して「権利の読み上げ」を行わないことに違法性があるか、とか債権法では「何も知らないC(善意のC)が、Bから品物を買い代金をはらったがそれはAから盗んだものだった場合、CはAに返す必要があるか」などを判例を元に勉強していきます。

ゼミ論をやるともう少し深く研究することになりますが、その場合はどんな先生のゼミに入るかによって何を研究するか変わってきます。「おれは絶対○○教授の元で、憲法論を研究して9条を守るんだ!」と言う人はいるかもしれませんが、そういう人はゼミも選ぶことになるわけです。(まあ、そういう人はまずいませんが)

法学部のいいところは、ほとんどの大学で卒論がないことです。ゼミに入るとゼミ論がありますが、私の大学はゼミの定員が学生数の半分だったので、卒論(ゼミ論)を書かずに卒業した人が半分います。

また、文系では法学部が一番つぶしが効きます。どんな仕事をするにも「法律」は関わってくるからです。各業界を規制している法律の文面を読んで、すぐに理解できる能力はけっこういろんなところで役に立ちます。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただきありがとうございました!

お礼日時:2017/10/26 22:46

十数年前に法学部を卒業した者です。


法学部は基本的にあなたのイメージ通り文字ばかりです。
なにせ法律という文章が相手ですから。他人に読ませる気があるのか疑わしい構成の文章と日々格闘ですよ。
ただ、法学部では法学の基礎や国内外の法律の内容(思想や解釈)を学ぶことは勿論なのですが、実はそれを通じて「論理的思考力」を身につけることが主題だったりします。
また、4年間で法律の読み方をマスターしていますので、就職してから初めて見るような法令でも割に簡単に理解できるようになっています。
なので、法曹になるつもりが無い方にとっても学ぶ意味のある学部だと思います。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただきありがとうございました!

お礼日時:2017/10/26 22:49

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