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oodaikoです。昔から疑問に思っていることです。
ほとんどの医学教育は医学部で行なうのに、なぜ歯に関することだけは
歯学部という別の学部で教育するのでしょうか。
精神医学を別扱いするのならまだわかるのですが、歯だけを特別扱いする理由が
どうもわからないのです。なにか歴史的な理由でもあるのでしょうか。

もう一つ関連する質問です。歯学部出身の人は普通の医師免許は持てないでしょうが、
逆に医学部出身の人が歯科医になる(もちろん歯学部に入り直したりすることなしに)
ことは出来るのでしょうか。

A 回答 (5件)

 歯科の特徴は患部の失われた部分の修復によって形態と機能を元の状態をとり戻すという点があり、歯科が医科の一分科として包含されない理由でもあります。

日本や多くの国では歯科は医科の他の分科とは異なり、教育上でも法制上でも独立して別個のものになっています。一部の国の中には一般医科を卒業後、口腔科として専攻させる制度をとっているところもあることもあります。
 歯科が日本で学問として独立するようになったのは,1883年(明治16)に医術開業試験規則の中で歯科の試験科目が認められるようになってからで、89年に高山歯科医学院(現東京歯科大学)が設立し、さらに1906年に歯科医師法が制定されてからはっきりした形をとるようになリました。
 後半の質問ですが、全く別なものですので、入り直すことになります。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。歴史や制度については良く分かりました。
しかし歯科が独立している理由はまだ納得できません。
No3のVapochillさんのところに補足質問しておきましたので、もしお分かりであれば
よろしくお願い致します。

お礼日時:2001/07/06 11:43

便乗質問、失礼致します。

>shoyosiさん

>患部の失われた部分の修復によって形態と
>機能を元の状態をとり戻すという点があり、

…となると、新たな疑問が浮かんできます。

「形成外科の位置付けは?」
「義手・義足やエピテーゼによる補完は?」

このあたりの解釈についてもご教示頂ければ。
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>「形成外科の位置付けは?」


>「義手・義足やエピテーゼによる補完は?」

頻度と重みの違いでしょうね.
医療費全体と義手義足の比率はゼロに近いほどわずかですが,歯科における充填やら型どり,義歯,補綴物の割合は
100%に近いでしょう.

医者が指の型とるのと,歯科が歯の型とるのでは,歯科のほうがずっと高度な技術と精度なんですが,点数は医者のほうが高かったりして,歯科医の不満の元だったりします.

この回答への補足

御回答ありがとうございます。補足質問をさせて頂きたいと思います。

>医療費全体と義手義足の比率はゼロに近いほどわずかですが,歯科における充填やら型どり,
>義歯,補綴物の割合は100%に近いでしょう
確かにその通りなのでしょうが、形成外科は歯科以外のすべての医科の中の一分野
に過ぎないのに対し、歯科はそれだけで一分野になっていることを考えれば当然の結果だと思います。
ですからshoyosiさんのお答えで
>歯科の特徴は患部の失われた部分の修復によって形態と機能を元の状態をとり戻すという点
であることは分かったのですが、歯科だけが独立している理由としては今一つ納得できません。
そういうことならば形成外科の範疇に歯科を含んでいてもおかしくないと思うのですが。

なおついでに伺いたいのですが保険制度上でも歯科と他の医科では違う部分があるのでしょうか?
患者の立場から見れば同じ健康保険が使えるので違いはないように思えますが。

補足日時:2001/07/06 11:10
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「形成外科の位置付けは?」 >


口腔外科に対応するものと思います。
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「医科」と「歯科」が分化したのは、100年以上前です。

当時は、「歯科」は生命に関わりがなく、患者が痛いといってきたら、抜いてしまい、歯がなくなって噛めなくなったら、代わりの物を入れてやればいいという考えでした。だから、医者になるほど広く、人体全般について勉強する必要はないが、手先が器用でないと勤まらないという考えがあったと思います。その後、学問の発達、患者の受診目的の変化などで、医学の中でも、形成外科の一部、精神科などには、そこまで広く勉強しなくても、もっと簡易に資格を与えてもいいではないかという意見もありますが、いったん、制度として成立していれば、そのような運動は医学界としてみれば、既得権益の侵害になりますし、形成外科で歯科の一部を任すことは歯学界の既得権益の侵害になります。日本医師会、日本歯科医師会という強力な圧力団体がありますので、双方ともに既得権益の侵害を承諾するようなことはしないでしょう。また、健康保険の件ですが、現在ではこの金額の配分には、医師会、歯科医師会ともに、ゼロサム社会にあって、自己の配分を多くすることには、関心が高いのは当然です。ですから、形成外科に歯科の一部を含ませることなど、両者の境界を変動させることなので、利害の衝突が起き、新たな問題が生ずるのは自明の理です。政治家は、両者の分離は制度として定着していますので、一般国民の切実な要求がないのに、「再検討」など、あえて火中の栗を拾うことなどしません。
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この回答へのお礼

なるほど。つまり昔の分類をいまだに引きずっていると言うわけですね。
良くわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2001/07/11 15:32

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