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はじめまして。5歳と2歳の男の子の母親です。2ヶ月前に5階建ての2階に引っ越して以来、下の住人の方から子供の足音に対して、苦情を言われています。
さっそく防音カーペットを購入しようと思っていましたが、以前の回答にカーペットは効果がないと書かれているのを拝見して、決めかねています。14畳のリビングに敷くため、価格も高額になりますが、効果の確実にあるものを敷きたいです。LL30と書かれているカーペットでも子供の足音には効果は薄いでしょうか?是非教えて下さい

A 回答 (5件)

現在フローリングであれば効果が無いということはありません。


ただ子供の足音(体重がどんと床に伝わる音)は重量衝撃音といい、対策がもっとも難しいもので、防音カーペットでも万能ではありません。
最も良いのは浮き床構造とすることですが、これは対策が容易ではありません。

対応としては、まず防音カーペットを引いてみて、改善の程度が薄ければ、防音カーペットの下にスポンジ状のものを引くと、擬似的な浮き床構造となり大きな高価が得られます。

スポンジ状のものとしては、簡単にはバスマットのようなクッション、本格的には32k程度の高密度グラスウール材25mmなどです。

ポイントとしては、防音カーペットとの二重構造が重量衝撃音低減に役立ちます。

ただ欠点としてふわふわした床になってしまいますので、安定性の欲しい家具などを置くときには、その部分のみを切り取る、あるいは広めの板の上におくようにするなどの工夫が必要になります。

シンプルにクッションのみとする方法もないわけではありませんが、これだとちょっと生活しにくいです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。カーペットの上に防音マット(コルク)を敷いてみようかと思います。何か少しでも良い効果につながればうれしいです。

お礼日時:2004/09/22 21:11

#1です。



床の遮音性のは先に述べたように、重量衝撃音と軽量衝撃音に分かれます。これは音の周波数成分(音の高低)に対する性能の違いといえます。
軽量衝撃音というのはどちらかというと高い音で、重量衝撃音というのは低い音です。

音は重量物を通りづらい性質を持っており、高い音ほど軽い物でも遮音でき、低い音ほど軽い物は通過します。

このため、一般的に重量衝撃音は重量が最も大きいコンクリートの床で性能が決まってしまい、表面の仕上げ材では効果がないといわれています(このほか床の堅さも影響しますので、床の厚さが厚いほど、床が固く重くなるので性能はいいといえます)。

なお、日本建築学会編の「建築物の遮音性能基準と設計指針 第二版」の94ページには重量床衝撃試験の結果、「表面の仕上げや根太構造の効果の寄与はほとんどない」と記載されており、また106ページには乾式浮き床について「スラブ素面より1ランク程度、悪くなる場合がある」と報告されています(スラブ素面とは仕上げのない状態)。なおこれらは参考サイトにも記載されています。

よって、表面的な対策を行う場合は、専門家による計画の元に慎重に行わないと失敗することがありますので注意してください。

なお、私は騒音設計の専門家ではないですが、自分自身が行った調査結果では、畳や浮き床などにより、重量衝撃音が大きく低減されたことはありません。

ちなみに重量衝撃音の試験はバングマシンという装置(2重床などでこの試験を行うと仕上げ材が壊れてしまうことがあります)、軽量衝撃音にはタッピングマシンという装置を使用して行うことが一般的で、騒音の発生方法自体が違います。

なお、子供の歩行・飛び跳ね等は便宜上重量衝撃音と分類されていますが、実際に発生する音はそのように簡単に分類できる物ではなく、両方が混じった騒音となりり、実際耳に聞こえるものもそうです。

そのため表面的な仕上げをすると重量衝撃音は低下せずとも軽量衝撃音が低下し、総合的な遮音性能は向上することはあります。

なお、下の住民が感じている音が「ドスン」、「ドン」というような音ならば重量衝撃音が支配的なので表面的な効果はないと思いますし、「トントン」という音なら微妙なところ、「パタパタ」程度ならかなり軽い音なので多少効果があるかもしれません。

また今のところ小さいお子さんですが、大きくなって体重が増えるとその分重量衝撃音の発生レベルが増えますので、今効果のあった対策が将来的に効果があり続けるかというと疑問です(生活・行動が同じの場合)。

既存の建物に対する騒音対策は費用がかかる割に効果が小さいことが多いので、必要性と費用の度合いを考慮して慎重に行動することをお勧めします。

参考URL:http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/nakaniwa/keisoku …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。専門的な知識がなかったので大変参考になりました。我が家は転勤族で現在賃貸生活なので、とりあえず3~4年ここで生活する上で対策が打てればありがたいです。(次回は一階にします)少しでも効果がありそうなので、やはり購入して様子をみるようにしたいと思います。

お礼日時:2004/09/22 21:20

既に回答がありますように、ドスンというような足音は防音対策が難しいですね。

ただ、防音カーペットがクッションになるのでないよりはあったほうがよいかもしれません。
人情として、相談者が防音カーペットを購入するなどして気を使っているということが、下の人の気持ちを少しは和らげるということもあるかと思います。

参考URLは住宅の騒音について、専門家や経験者がいろいろ述べていますので、下の人との話し合いの参考になるかもしれません。

参考URL:http://npo.house110.com/J110/110_CONm.shtml#B
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ご意見のとおり階下の方に対してもこちらの誠意と努力の伝える意味でもカーペットは購入しようと思います。もっとほかに効果があるものがあればよいのですがむずかしいですね。

お礼日時:2004/09/22 21:07

補足です。


ちなみに標準の厚みのある畳を敷くと重量衝撃音対策としては非常に有効であることもわかっていますので、これも検討してください。
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結論から申し上げますと、買っても無駄だと思います。



上下間の騒音は2つに分かれており、LLとLHでその性能が表示されています。
LLは軽量衝撃音の性能表示で、物を落としたり椅子を引きずる音に対する性能です。
LHは重量衝撃音の性能表示で主に歩行や子供の飛び跳ねによる音に対する性能です。(詳細はこのサイトをご覧ください)
http://soken-sekkei.co.jp/knowledge/construction/

カーペットの性能はLLに関する性能で、質問にあるような製品はかなり遮音性の高い製品なのですが、残念ながらLHに関する性能の向上にはほとんど影響しません。すなわちLLの性能の良い製品を選んでも無駄です。

LHの性能は主に床の構造によって決まる性能なので、床のコンクリートを打ち増すとか鉄骨の梁を階下の天井裏に入れるなど抜本的な対策をとらないとほとんど改善されません。

元気なお子さんのようですが、室内での走り周りなどをしないように注意して、騒音が発生しないように心がける以外に方法はないと思います。

参考URL:http://soken-sekkei.co.jp/knowledge/construction/
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