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ランボルギーニのボディ全ての素材はフルカーボンなのでしょうか?カーボンといっても画像のような網目上の炭素繊維のものをつかってるのでしょうか?

「ランボルギーニのボディ全ての素材はフルカ」の質問画像

A 回答 (5件)

ランボルギーニのカーボンボディに関しては既に回答が出ている様なので、それではワタシはもう一つのご質問の方を。



>カーボンといっても画像のような網目上の炭素繊維のものをつかってるのでしょうか?

 使っています。っといいますか、カーボンやガラス繊維のCFRP、GFRPでは、網目状のシート(クロスと言います)を使わなければ意味がありません。

※カーボンでもガラスでも、FRP(繊維強化樹脂)に使われている『布』には、大きく分けて2種類が存在します。

①マット
 いわゆる不織布で、ランダムに並べた繊維を圧縮して布状にしたモノ。池のレンタルボートとか遊園地のコーヒーカップなどに使われる繊維で、ウラ側から見るとミミズがのたくっている様に見えます。
 メリットは後述のクロスよりも安く、曲面に沿わせ易いということがあげられます。
 一方デメリットは樹脂リッチ(FRP部品の体積中、樹脂が占める割合が多いということ)になり易く、重量が増え強度が低下します。また繊維が後述するクロスよりもどうしても短くなってしまうので、その分でも強度が低下します。

②クロス
 ご質問の画像の様に布状に織り上げられているモノで、繊維の方向によって強度や伸びの量が変えられます。F1を始めとするレーシングカーや高価で高性能なスーパーカーのシャシやカウル、ウイングなどには、ほぼ100%クロスのみが使われています。(故にクロス成型されたFRPでは、表から見てもウラから見ても、ご質問の画像の様に美しい織り目が見られます。)
 メリットは、方向性のある長繊維の布であることによりカーボン繊維やガラス繊維の本来の強度に近い数値が得られます。
 デメリットとしてはマットよりもかなり高価で、曲面に沿わせる為には特殊な織りのシートやあらかじめ型紙通りに裁断しておくことが必要で、場合によっては圧力をかけて成型用のメス型に沿わせなければならない、などです。

③繊維が一方向に整列していて織りがないUDというシートもありますが、これは一方向だけに強度が必要な特殊な部品を製作する為だけの布で、クロスよりも安いというメリット以外は、あらゆる性能でクロスに劣ります。

※尚・・・・日本の量産車にも使われている、短繊維のカーボンを射出成型したCFRPというモノもありますが、これは極端なコストダウンが最大の目的のカーボン製品であり、メリットはプラスチックの成型品よりは軽く高強度だという程度です。
 シャシやウイングなどの使用に耐えるモノでは無いので、ここではこれ以上言及しません。

※表面だけクロスを貼って見栄えをよくし、中身をマットやUDにした製品を見かけますが、それではFRPのメリットである高強度と軽量化の両方を実現しきれません。
 ちゃんと設計者やFRPの技術者がいるマトモな企業では、このような『なんちゃってFRP』をシャシやウイングなどの高強度部品に使うことは絶対になく、マットでウイングを作るのは、性能は二の次で見栄えと価格の安さを追及した普及版です。
 かつてスーパーカーメーカーで、フェラーリと並び最もいい加減なシャシを作っていたランボルギーニは、今や市販車のCFRP使用に於ける技術リーダー的存在であり、当然マットやUDなどの『見栄っ張り向けカーボン』など使いません。

※ついでに。『ウェット』と『ドライ』に関して
 CFRPには、マットやクロスをハンドレイアップで成型する『ウェット』と、プリプレグという樹脂含浸したクロスだけをオートクレイブ(高温・高圧炉)で硬化させた『ドライ』がありまして・・・まぁ大したことではありませんが、極めてシロート臭くて非常にキモチ悪いので、ここではレーシングカー設計の慣例に則り、ウェットを『ハンドレイ』、ドライを『プリプレグ』と記述します。(ワタシ、元レーシングカーデザイナーなんですけど、CFRPをウェットとかドライとか呼ぶヤツは、同業者には皆無でしたよ。)
 ハンドレイでは樹脂含浸率で40%を切ることは難しく、樹脂が多いということはそれだけ単なるプラスチック成型品に近いというワケで、強度がイマイチで重量もそれほど軽くなりません。
 対するプリプレグは樹脂含浸率を15%以下に下げることが出来、体積のほとんどを高強度の繊維が占める為に最高の強度とそれに伴う軽量化が実現出来ます。
 マトモに設計されたレーシングカーやスーパーカーがハンドレイのカーボン部品を使うことはあり得ず、世の中に出回っているハンドレイのCFRP部品は、例外なく『見栄えだけのミーハー部品』或いは『性能は無視して価格優先の普及品』と言えます。
 そして勿論、ランボルギーニはハンドレイのCFRP部品など使っていません。大して高強度が要求されない内装部品さえ明らかにプリプレグで成型されており、美しい平滑面とハッキリとした繊維の織り目を見せています。まぁ、クルマの価格が高いワケです。
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最近のランボルギーニは自社開発のフルカーボンボディ


を全てのモデルに採用しています。
最新設備のFactoryで他のメーカーの車でも請負ます。
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網目状の綾織カーボンは表面装飾のために使われています。


綾織カーボンを剥いたらUDカーボンやランダムカーボンが出てきて
ほぼ黒一色の面白みのないルックスに成り果てます。
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リバティーウォークに聞いたら、分かる!

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ランボルギーニ全般だとFRPや鉄板のボディの車もありますよ



カーボンに塗装して、カーボンに見えない車もありますよ
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