この人頭いいなと思ったエピソード

酸化還元反応についてです。

H2O2 + SO2 → H2SO4
この反応で酸化された物質を答えよと言う問題についてです。

過酸化水素も二酸化硫黄も酸化剤、還元剤として働くので、半反応式から反応式を組み立てました。
硫酸が生成される時、二酸化硫黄は還元剤として働くので、この問題の答えは二酸化硫黄だとわかりました。

このように反応式を組み立てなければ解けないのでしょうか?
ほかの考え方などあれば教えていただきたいです。

A 回答 (3件)

酸化数を考えることで簡便に酸化された物質や還元された物質を観ることはできます。


1938年にラティマーにより導入された考え方で、
・単体原子の酸化数は0
・電気的に中性の化合物の酸化数の総和は0。
・酸化数はイオンの電荷に等しい。
・酸素の酸化数は基本は-Ⅱ。
・水素の酸化数は+Ⅰ。
等いくつかルールがあり、過酸化水素の酸素の酸化数は-Ⅰ等いくつかの例外もありますし、
微妙な電荷のゆらぎの影響は酸化数からは判らないです。実際に構造式から想像考えた方が良い場合もあります。

H2O2 + SO2 → H2SO4

SO2のSは酸化数Ⅳ(4)なのですが、硫酸はⅥ(6)と酸化数が増えているので酸化されていることが判ります。
が、硫酸や硝酸の酸化数を議論するには、その物質の構造を知っておかないといけないですね。
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「硫酸が生成される時、二酸化硫黄は還元剤として働くので、この問題の答えは二酸化硫黄だとわかりました。

」というのはほぼ循環論で、
答えをあらかじめ知っていないと解けないので応用が利かないですね。

基本的にNo.2の方の回答通りかと思いますが、高校レベルの例外則は過酸化水素位なので、そこを抑えられているか否かを問う問題なのかと思います。
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酸化された物質は;S


SO2のSは+4、H2SO4のSは+6
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