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今年度千葉大学前期入試の英語の問題第一問の問5に次のような問題がありました。

Of all the constructions that we can make, the one that dominates the history of grammar is the sentence. Sentences make sense. That is their job. When we hear or see a sentence, the way it is constructed should convey a meaning that makes sense without having to ask for help. Sentences stand on their own two feet. They have a certain independence. (5)<This is the basis of the notion that a sentence needs to feel complete.>
問5 下線部(5)を,指示語の指すものを明らかにして和訳しなさい。

これについて、河合、東進、駿台いずれもnotionの後ろのthatを同格として理解して解答していますが needsの目的語の関係代名詞ではないでしょうか。to feel以下はneedsの目的としての名詞不定詞ではなく、「センテンスが完結的であるという印象を与えるためには」 という意味の副詞不定詞として理解するのが適切だと思います。この内容は最後の段落の最終行のto make a sentence sound finished 「センテンスが(イントネーションなどの文脈の助けなしに)完結したものに感じられるようにすること」と呼応するものと思いますが 皆さんのご意見はいかがでしょう。
傍証としてしめしたto make a sentence sound finishedを含む部分も引用しておきます。
We show this completeness in writing by using a mark of final punctuation, such as a full stop. We show it in speech using patterns of definite intonation. Say one of those complete sentences aloud, and you will say it with an intonation pattern that tells your listener your sentence has come to an end. This was the very first feature of English that Suzie learned: how to make a sentence sound finished, so that a listener will respond to it.
(全文は河合塾過去問サイト http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/honshi/18 …
 参照)

各予備校の正解例
文とはその構造によって独立して意味を成すものであるということが、文が完結していると感じられなければならないという考えの基になっている。(河合塾)

1つの文というものは、それ自体を見たり聞いたりするだけで、自ずと理解できる意味が伝わるような構造を備えている必要があり、このことが、一つの文は完結しているように感じられる必要があるという考えの基盤になっている。(駿台)

文が単独で意味を成す独立性を持っていることは、ある文が完全と思われる必要があるという考えの基盤になっているのだ。(東進)

質問者からの補足コメント

  • どう思う?

    >This is the basis of the notion that ...
    であれば同格がふさわしいです。

    そう判断される理由を詳しくお示しいただけるとありがたいと思います。

    ほかの皆さんのお考えもお願いします。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/03/01 12:29
  • 私がthatを同格でなく関係代名詞だと考えた理由を説明させてください。

    the notion that以下を理解するために次のような書き換えが可能だと思います。簡単のためにthe basis ofは無視します。
    A)関係代名詞として考えた場合
    In order to feel complete, a sentence needs the notion.
    「完結的であるという印象をあたえるためにはセンテンスはこの考えを必要とする。」
    B)同格と考えた場合
    the notion is that a sentence must feel complete
    「その考えというのは、<センテンスというものは完結的な印象を与えなければならないということ>である。」
    (3予備校や回答を頂いたお二方の理解はBになります)
    (つづく)

    No.7の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/03/02 12:46
  • 争点は、全体の論旨にてらしてどちらの内容が論旨と整合性がとれるか、ということになります。

    A)の場合、the notionは直前の「センテンスは独立的であるという考え」を指すことになります。
    B)の場合、the notionは文意から「センテンスというものは完結的でなければならない」という内容になります。
    A)で理解を進めると、下線部は、手前の内容を指すThisが主語ですから、「センテンスが完結的であるという印象を与えるためには、センテンスの独立性はセンテンスにとってなくてはならない概念である」という内容になります。
    B)で理解を進めると、下線部は、手前の内容を指すThisの内容から、「センテンスの独立性は、<センテンスは完結的な印象を与えなければならない>という概念である」ということになります。
    ここで「センテンスの独立性」と「完結的」いう言葉の内容を確認しておきます。
    (つづく)

      補足日時:2018/03/02 12:49
  • センテンスの独立性は手前の段落の内容から「文法的に整ったセンテンスは(文脈やイントネーションや身振りといった)参照がなくてもセンテンスだけで(独立して)理解可能である」とうい内容です。
    完結的は、後段にある途中で終わってしまっている断片的な語群(a very large treeで始まる3行)とは違って、そのあとのA very large tree was blocking … で始まる3行や最終段落のhow to make a sentence sound finishedという表現からも分かるように「これ以上言葉を付け加えなくてもセンテンスは終わっている(伝えるべき内容は伝わっている)という印象を与えられる」という意味です。
    (つづく)

      補足日時:2018/03/02 12:50
  • つまり下線部は、同格の場合、「独立性は、『センテンスが完結的な印象を与えることが必須条件』であるとう概念だ」という意味になり
    関係代名詞の場合、「完結的な印象を与えるためには、センテンスの独立性は必須条件である」という意味になます。
    必要とされるものが、かたや完結的印象、かたや独立性と逆転することになります。
    前者の場合、「文法的に独立しているためには完結的印象が必要である」のに対し、
    後者の場合、「センテンスが独立しているからこそ完結的印象を与えることができる」ことになります。
    さて、筆者の言いたいのはどちらでしょう。

      補足日時:2018/03/02 12:51
  • 第7段落(Suzie needed grammar…)によると、センテンスは文法(独立性)のおかげで意味が伝わる(完結的になる)わけで、筆者は独立性こそがセンテンスに必要なものだと述べています。
    私がthatを目的格関係代名詞と見るのは以上の理由によるものです。

    コメントをお願いします。

      補足日時:2018/03/02 12:52

A 回答 (7件)

予備校の解答通りでいいかと。



the notion that ...
という構造上はどちらも可能です。

これが This is a basic notion that ...
ででもあればおっしゃるように考えられますが、
This is the basis of the notion that ...
であれば同格がふさわしいです。
この回答への補足あり
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つまり、... 考えの基礎


というのにその考えは同格で表されるような具体的な考えがふさわしく、
関係詞でただ説明された
〜するのに必要な考え
のようなものの基礎
などというのはしっくりこないからです。
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the basis of the notion that a sentence needs to feel complete は


that が関係詞、to 不定詞は副詞用法。ゆえに、
”<センテンスが完結的であるという印象を与えるために>、センテンス
が必要としている考え方の基礎(部分)”という意味になるのだ、という
考えのようですが、そういう意味ならば、to不定詞部分が、次のように
なるはずです。
→ for its hearer or seer / for you to feel it complete
<センテンスが完結的であるという印象を与えるために>=そのセンテン
スを聞いたり見たりする者が/ 我々がそれは完璧だと感じるために、
問題の英文はそうなっていません。その英文のままだと、sentence が feel
することになるので、理屈に合いません。では、that は同格の that かと言
うとこれもおかしいのです。それはやはり、feel complete の 言い方がおか
しいからです。
このことが、<一つの文は完結しているように感じられる必要があるという
考えの基盤>になっている(駿台)。これはこなれた訳ですが、”感じられる
必要”があるなら、that a sentence needs to be felt complete by its
hearer or seer / (you) の受け身でなければなりません。
the basis of the notion that a sentence needs to feel complete は、
”一つの文は(文自体が)完璧だと感じることが必要だという考え方の基礎”
と訳される以外ありません。これはどう見てもおかしいのですが、筆者は、
That is their job. だの、Sentences stand on their own two feet. だの、
幼稚な擬人化をすでにやっているので、この部分でも、擬人化したと考えれば、
しぶしぶ納得せざるを得ないような気がします。そこで、小生の結論は that
は同格となってしまうのですが、、
蛇足です:問題個所が「センテンスが(イントネーションなどの文脈の助けなしに)
完結したものに感じられるようにすること」と呼応するものと思いますが 、とあり
ますが、それは考えすぎ、ないし、この文章を書いた御仁の買いかぶりです。
Sentences make sense. などと言ってますが、単語も、言葉にならない叫びも呻き
も笑いも、すべて make sense するのです。どういう訳か筆者は、construction と
いいながら、sentence の成り立ち・構造・構成要素などは語りもせず、complete
性を語っていますが、その完璧性・自立性を保証するものは何と言っているかという
と、written sentences においては a mark of final punctuation で、spoken の場合
は an intonation pattern としか言っていないのですよ。そんな当たり前のこと英語で
小難しく語るなと言いたいですね。読む方が誤解したら、それは書いた方のせいだという
ことにして、質問者の方も、この英文の解釈にあまり頭を使わない方が良いと思います。
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I feel sick. のような英語も使われるわけですが、


これは I feel myself sick. から発展した用法です。

本来の feel は look/seem と同じような SVC です。
これは I feel sick. が結果的に SVC になったのとは根本的に違います。

She looks/seems beautiful. というのは
彼女が自分で美しいと思っているのじゃないです。
筆者なり周りの人の目には she イコール beautiful に見える、思えるということです。

feel であれば Silk feels smooth. のような英語が例になります。
筆者ばどが触った感覚として
シルクは滑らかだ。

Sentence feels complete. というのも
センテンス自身で感じているのでなく、
周りの人間が、書いた人間が
sentence is complete と感じている
というのが feel の本来の SVC です。
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だから sentence feels complete


文が完成したものと感じられる
と訳せますが、
この感じられるは受身というわけじゃなく
look を見える、seem を思える、思われると訳すようなイメージです。

Sentence needs to feel complete. となっても
need to イコール have to イコール must
と助動詞的なものなので、
need の主語みたいに考えるのでなく
あくまでも feel について SVC として
文が完成したもののように感じられる必要がある
と言えます。
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Sentences make sense.、Sentences stand on their own two feet. というように、sentencesが主語になっていますよね。

疑問に思われている箇所は、文が複数ではなくa sensenceと単数になっていますが、やはりneeds to feel completeの主語だと解釈できますので、that以下と同格と看做さざるを得ません。最後は、使役になっていなかったとしたら、 a sentence sounds finished となりますので、こちらとも呼応します。違和感をお持ちになったのは、sentence が make したり stand するという表現は納得できるものの、feel するという表現は変と感じられたからではないでしょうか。どのような文章にも言えることですが、読み手は書き手の趣向、この場合はsentence を主語にした文を敢えて連ねて書こうとしている傾向がある、ということを見抜く必要があると思います。
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質問者が言っているように関係代名詞としても、


notion that a sentence needs ... to feel
この needs の目的語の部分が目的格の関係代名詞の that になっているということであり、
a sentence が主語で、needs となるのは全く同じことです。

それでもって、同格である、関係代名詞でない、ということにはなりません。

ちなみに、私が feel について SVC と言ったのは、
needs の目的語として to do のように考えると feel について意味が感じられなくなるので
needs to feel まとめて V のように考えて、needs to を has to のような、must のような助動詞として
needs to feel まとめて考えると意味を感じやすい、
そのまま「~を必要とする」と感じてしまうと、それこそ擬人法的になってしまうという説明上のもので
構造上、a sentence という主語に needs という動詞などというのは自明のこと。

it stopped raining
it began to rain
こういう英語なんかも、
it が主語で SVO 的に考えるとよくわからなくなります。

あくまでも、it rains という表現をもとに、stop/began がついている、
と考えないと、it の感覚がつかめなくなります。
まあ、この雨の例は意味を感じるのは逆にやさしいですが、
構造的に考えるとなかなか説明しにくいです。
この回答への補足あり
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