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青カビは他の菌を倒すためにペニシリンを作る能力を持っていると理解しています。

さて人間がペニシリンを多用したせいで、ペニシリン耐性の菌が出てきました。そして人間は別の抗生物質を開発しました。

しかし青カビの方はどうなっているのでしょうか?人間のせいでペニシリンが効かない敵の菌が増えていると思います。青カビは絶滅してしまわないのでしょうか?

A 回答 (2件)

おそらく絶滅する可能性は低いと思われます。



ペニシリンは、青カビなどのグラム陽性菌に分類される菌に対して効果はありますが、大腸菌などのグラム陰性菌に分類される菌に対する効果は弱い、もしくは効きません。

ペニシリンができる前から、グラム陽性菌とグラム陰性菌は存在し、また共存していました。
ペニシリンによってグラム陽性菌が減少したため、グラム陰性菌の数が相対して増えてきているのです。

一方でペニシリン多用により、PRSPのようなグラム陽性菌でありながら、ペニシリン耐性を持った菌が産まれたのも事実です。菌(およびウィルス)は人間や野生動物とは比べ物にならないくらい早く変異し、時に薬による耐性を持つことがあります。
青カビもペニシリン耐性を持つ可能性はありえます。

いずれにしても、菌(およびウィルス)は変異が早いのと、変異菌(およびウィルス)は他の菌(およびウィルス)を全て排除するわけではないので、一時的な減少はあっても絶滅する可能性は低いと思われます。
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青カビがペニシリンを産生しますが、青カビとしては自分のコロニーが侵されなければよいだけで、他の菌を根絶するつもりは全く無いというこ

とでしょう(要は、「此処から先は私のテリトリーだから入ってこないでね」というシグナルみたいなものです)
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この回答へのお礼

青カビが根絶するつもりは無くても耐性菌に攻めてこられたら青カビは絶滅しちゃうんじゃないでしょうか?

お礼日時:2018/03/06 23:36

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