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先日、急いで帰宅していたところ、ゆっくり走る暴走族のバイク3台に遭遇しました。いつもなら、他の道へ回避したりするのですが、その日だけは急いでいたのでバイクを追い抜いたんです。
そうしたところパッシング&ホーンで威嚇され、二人乗りのうしろの男が木刀で車の後部ドアにガンガンッと2発。
偶然にもその道沿いに交番があったのでそこへ停車すると(交番は無人だった)彼らは走り去っていきました。車の傷は大きかった(大きくへこんだ)のでその交番にある電話で警察官を呼んで、その場で被害届けを提出しました。
この場合、自らの生命、身体、財産に急迫不正の侵害を受けたのですから、正当防衛の構成要件に該当すると思うのですが、「必要最低限」であるというところがひっかかります。
たとえば選択肢としてバイクに車をあててコカせるということもできたわけですが、その場合、やはり過剰防衛となり違法性は阻却されないのでしょうか?
詳しい方よろしくお願いします。

A 回答 (8件)

「やむを得ずにした行為」という要件ですが、内容は必要性と相当性です。

この必要性・相当性をみたさないと過剰防衛となります。
必要性について
質問者さんの生命への不正侵害とは言いがたいですが、財産については認められるでしょう。必要があったかということを考えると、ここでは車をあててコカせるという手段の他にとるべき手段がなかったとまでは要求していません。ですから、必要性という要件はクリアすると考えられます。
相当性について
こちらのが厳しいです。また判断が難しいですね。
質問者さんが車という手段で反撃にでるのと、加害者は木刀・・・
自己の財産を守る利益と相手をコカせて大怪我を負わせるという失われる利益などなど、コカせたあとの加害者の失われる利益がどの程度であったかが重要な判断要素になるかとおもいます。これは被侵害利益が身体であっても同じことがいえます。この要件でクリアかどうかは反撃の結果の検討が必要でしょう。軽傷ですんだならば相当性もクリアだと私は考えます。
少しの不正に対してあまりに厳しすぎる反撃は防衛というより制裁になってしまいます。
衝突している法益同士の価値に格段の差があり、否定される法益が守られる法益よりはるかに優越する場合は一定の制限を加えなければなりません。
しかし、過剰防衛となっても、情状によって刑を減免してもらう可能性は十分に考えられます。
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この回答へのお礼

情状酌量になっても、逆にやはり被告になるんですよね。なんか悲しいです↓法的根拠を示していただきありがとうございました。

お礼日時:2004/10/10 19:45

相当性の部分が問題となっているようですが、正当防衛とは、結局、行為の相当性・実質的違法性の問題であり、防衛行為を全体的・総合的に見てその違法性を阻却するのが妥当かどうか、という総合的な法的価値判断の問題です。

はっきり言えば、結果論の部分があるのです。

その意味で、接触・転倒した暴走族が死亡したような場合を想定すると、結果的に幅寄せ行為に相当性はない(過剰防衛)、という判断が下される可能性は十分にあり得ます。それどころか、当時の道路状況や暴走族の加害行為の程度如何によっては、防衛の意思まで否定されて過剰防衛でさえなく、傷害致死の罪責を問われる可能性さえ絶無とはいえません。

このように、単に相手の侵害行為とそれに対する反撃行為を比べるだけでは、正当防衛の成否を論ずることはできないのです。
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この回答へのお礼

>単に相手の侵害行為とそれに対する反撃行為を比べるだけでは、正当防衛の成否を論ずることはできない

確かにそうですよね。死んでしまうまでもいかなくても大怪我でもされたら、やはり問題ですよね↓参考になります

お礼日時:2004/10/11 18:31

話題が違ったことは謝りますが、私にレスして、更に私がレスして余計にここが荒れてしまうことには気づきませんでしたか? 私にレスするために、わざわざ前の方たちが仰っていることを繰り返し書いても質問者さんのためにはなりませんよ。

 無視していただければ良かったのですが…
takessyさん申し訳ありませんでした。
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この回答へのお礼

とんでもありません。ぼくも警察の対応についてし同感です。

お礼日時:2004/10/11 18:28

 バイクをこかせると、相手はまずけがをします。

こちらは車の損害のみですから、過剰防衛になる可能性は十分あるでしょう。もっとも、その時々の状況によりますが。相手は集団なのですから、そのあたりも考慮されるかもしれません。何かいい判例があればいいのですが…。

 それと、No.5さん。ここでの質問は、正当防衛の話であって、警察批判の話ではありません。なお、警察は確かに暴走族には弱い。しかし、弱くしているのは、ちょっと追跡して相手が事故したら「正当な職務行為だったか?」などと騒ぐマスコミや一部一般市民にあるのではありませんか?
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大体いつも犬の様に最後尾にくっついているだけで何もしない警察の方に問題がある。

 警察がしっかりしてくれれば木刀でやられることだって無かっただろうし。 
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 法律に関しては素人ですが、族の皆さんに囲まれた経験があります。

シーズン中(笑)だったせいか台数も多く、かつ夜中で車の通りがあまり無かったので、本当に怖く、全員ひき殺して逃げようかと思いましたが、「この場合正当防衛以前に【車】が絶対的強者として裁かれるんだろうなぁ」と思い、しかたなく愛する車はボコボコにされるがままにしました。中から携帯で110しましたが、察知して即逃げられました。
 仮に正当防衛が認められたところで、「お礼参り」があるやもしれません。車のナンバー等覚えている可能性もありますので、出来る限り逃げることをお勧めします。
 実際、お礼参られて、内臓破裂で危篤になった友人がいましたので。(未成年だったので当時の法律では罰することが出来ず、結局無免許も現行犯ではなかったため、お咎めなしですよ。ホント今でも犯人分かるなら全員危篤にさせてやりたいです。)
 #1 方と同意見で「無条件でひき殺したい」気持ちでいっぱいですが、彼らに法律は通用しませんので、「命に関わらない限り」やつらには関わらない方が勝ちだと思います。
 控えられるナンバーは全て控えておくくらいはした方がよかったなぁと今では思っています。(渦中にいると恐怖感からそんなこと思いもしなかったので)
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質問とは全然関係ないのですが、↓のサイト、


結構笑えます。

「暴走族を珍走団とお呼び」
http://chinsou.hp.infoseek.co.jp/

参考URL:http://chinsou.hp.infoseek.co.jp/
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この回答へのお礼

存じ上げております(^~^)ただ、チンソウダンって言う側もけっこう恥ずかしくないですか?ぼくは時代錯誤甚だしい暴走族という言葉のほうが、なんか情けなくていいです

お礼日時:2004/10/10 19:42

残念ながら過剰防衛になると思いますね。


車をあてないでも、結果的に命や体に危害が加わることがなかったので、急迫不正の侵害といえないような気がします。
フロントガラスを割られて、さらに身体に危害を加えるような状態であれば別でしょうが。

暴走族に関しては、無条件でひき殺してもよいというような法律を作ってもらいたいと願う一人です。
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