とっておきの手土産を教えて

ラウンドアバウトが他の形式の交差点より優れている最大の点は、安全性の高さにある。

下表は1998年に発表されたアメリカでの調査結果である。これは11のラウンドアバウトについてラウンドアバウト建設前後での年間平均事故数の比較したものである。

ラウンドアバウト設置前後での年間平均事故発生数の比較
ラウンドアバウトのタイプ 対象の数 ラウンドアバウト設置前 ラウンドアバウト設置後 前後比
小計 負傷者有 負傷者無 小計 負傷者有 負傷者無 小計 負傷者有 負傷者無
単車線 8 4.8 2.0 2.4 2.4 0.5 1.6 -51% -73% -32%
複数車線 3 21.5 5.8 15.7 15.3 4.0 11.3 -29% -31% -10%
合計 11 9.3 3.0 6.0 5.9 1.5 4.2 -37% -51% -29%

交錯点の比較
右折の際、通過する交錯点の数は同じだが、交錯点同士の距離は、ラウンドアバウトの方が長い。
ラウンドアバウトは事故の防止に効果がみられ、この傾向はラウンドアバウトを導入したヨーロッパ各国でもみられる。

単に事故全体の数が減るだけでなく、負傷者の出る重大事故が特に減っていることにも注目できる。他の形式の交差点と比較した別の研究結果によれば、ラウンドアバウトの事故の発生頻度は、十字の形式の交差点の中で最も事故発生頻度の低い、全ての道路が一時停止とされている交差点と同じくらいである。

ラウンドアバウトの安全性の理由として、交錯点の違いを上げることができる。交錯点とは、車両の動線が分岐・合流・交差する点である。車両同士の衝突は交錯点で起こるはずで、ドライバーが他の車両に注意しなければならない点となる。

片側一車線ずつの道路同士の交差点の場合、普通の十字の交差点では交錯点が32箇所ある。一方ラウンドアバウトは8箇所しかない。つまり、ラウンドアバウト内では、車両同士の衝突の起こりえる箇所がずっと少ない。

加えて、十字の交差点では交錯点同士の距離も短い。例えば、左側通行で右折することを考えるとき、通過する交錯点はどちらも6箇所であるが、ラウンドアバウトは交錯点同士が離れているので、ドライバーはそれぞれの交錯点で他の車両に注意を向けることができる。十字の交差点の場合、交錯点同士がとても近く、事実上左右を同時に注意しなければならない箇所がある。

スピードを抑制していることも、安全性に大きく寄与している。まず、第一にスピードが遅ければ、何かが起きたときでもそれに対処し、実際に被害が生じることを避けようとする時間を多くとることができる。

歩行者や自転車に対しては、万が一事故を起こした場合でも、スピードが低ければその被害を小さくできる。車両同士の衝突でも同じであるが、さらに、環道内の車両はどれも同じ方向に、同じスピードで走っているので、車両同士の相対速度が低く、このことも事故の被害を小さくするのに役立っている。また、環道内のスピードが比較的遅いことで、進入のタイミングがつかみやすくなるし、スピードもあわせやすくなる。

遅れを最小限にできることも、ドライバーのフラストレーションの高まりを抑制し、また乱暴な運転をする気分になることを抑え、安全運転をうながしている。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/05139683d84fad …
横断中に男女2人はねられ死傷 高校生とみられる女性死亡、男性重傷 容疑でトラックの男逮捕「赤信号に気付くのが遅れた」 千葉・成田の国道51号
6/26(月)

 26日午後2時15分ごろ、千葉県成田市飯仲の国道51号と市道が交わる交差点で、横断歩道を歩いていた男女2人がトラックにはねられた。高校生とみられる女性は頭を打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。19歳ぐらいの男性も重傷を負い病院に搬送された。

 成田署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いでトラックを運転していた埼玉県久喜市東大輪、日下部孝延容疑者(63)を現行犯逮捕。容疑を認めている。同署は容疑を同致死に切り替えて調べている。

 同署によると、容疑者は「赤信号に気付くのが遅れた」と供述。同署は青信号で横断歩道を渡っていた2人にトラックが突っ込んだとみて捜査している。

 現場では一部の車線が規制され、警察官が鑑識作業を行っていた。道路には2人が履いていたとみられる靴2足や車の破片が飛び散っていた。事故を起こしたとみられるトラックが止められており、左前部が破損していた。

 近くの飲食店で働く女性(35)は救急隊の到着前に応急処置をする人たちにタオルを手渡した。男女が並んで倒れており、男性は意識があるように見えたが、2人とも呼びかけに応じられない様子だったという。女性は「とてもショックだった。小学生の子どもの通学路でもあるので心配だ」と声を落とした。

 帰宅のため現場を通った女子高校生は「スピードが(制限速度より)速く見える車もよく通る。とても怖い」と話した。

A 回答 (4件)

ウチの町でもどんどん作られてます。



アメリカの田舎に暮らす隠居爺です。
人口6万ちょっとの街に住んでいます。

町は50年ほど前に始まった町興しに始まる遠大な都市計画のもとに今も整備が進められている活気のある町です。

街中の交通についての施策の先進性は高く、良いものはすぐに取り入れ、実験的に評価して実効性が認められるとすぐに市内に普及させるいい街です。

そうして導入されているものにはこんなのがあります。

  自転車専用レーン
  車が居ないと青にならない車感知信号
  バス停の歩行者横断信号
  4way stop のスピードバンプ
  パーク・アンド・ライド
  早朝から深夜まで頻繁に町中を縦横に走り回る無料の市バス
  老人・障害者・傷病人・妊婦や乳幼児連れなど向けの無料のシャトル
  主要道での、バス路側帯走行

そこに最近加わったのがランダバウト。
ここ数年、町の中規模の交差点が次々とランダバウト化されています。
中央分離帯付きの片側2車線の道路でさえそうなったところがあります。

これは信号と違って遅いけど少しずつ動くので『信号が変わるまで止まって待つイライラ』がなくなり、トラフィックの流れる速さが速くなりすぎないし、いい気になってスピードを出す馬鹿が居なくなる効果もあるように思います。

大きなショッピングセンターや大きなスーパーなどの入り口のところもランダバウト化しています。

ランダバウトの入り口から 50フィート(15メートル)は、地面に黄色の駐停車禁止色が塗られてるので、お店が混んだ時に道路に列を作る車がなくなったというのもいい点です。

そういえば、最近加わったものにもう一つあります。
違反監視カメラによる罰金請求です。

交差点や主要な通りの駐車禁止区域に設けられました。
信号無視と駐車禁止の取り締まり用のカメラです。
違反車が居ると、証拠写真とともに、ナンバープレートから割り出した車の持ち主に罰金の請求書が送られます。

ナンバープレートが確認できないような車両の場合、すぐにパトカーなどが送られるようで、それはそれで検挙対象になっているようです。
当地の車は、運転席側のフロントガラス際に車両の識別番号を書いたラベルが車検証の様についているので、ナンバーを隠しても車はすぐに特定されます。

駐禁違反車はすぐにレッカー移動されます。
車を移動するのは専門の業者で、彼らは警察から依頼をうけているだけなので、彼らには何を言っても無駄。
移動中に傷つけられても文句は言えません。
罰金・移動費用・保管費用・修繕費など、全ては車の持ち主の負担です。

あぁ、それから、住宅地の周辺を中心に、自動速度取り締まり機がかなりの数設置されました。
ウチの住宅地のすぐ近くにも付きました。
検知範囲はかなり長く、前方だけでなく、後方も感知しています。
カメラは違反車を撮影するときだけでなく、通過する車はすべて撮影しているそうです。
なので、皆極めて慎重に通過しています。

当地の事情でした。
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増やすべきというか、実際増えてます。

私がよく通るところだけでも3か所ほど作られています。

ただし、あれは交通量の少ないところ向けです。3か所のひとつは再開発されてショッピングモールや住宅が整備された地区にあるのですが、ラウンドアバウトがあるのはショッピングモールの裏通りです。交通量の多い表通りと交わるところは普通の信号がある交差点です。

他の2つもかなりのど田舎の、新しくできた施設に出入りする車をさばくために作られました。建設したくても広い土地を確保できることが条件になります。
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ラウンドアバウトの多いNZでレンタカーで走った経験から言うと、


悪くはないのですが、日本では使いどころが難しい、と思います。
(1)周回内の車が優先で、進入しようとする車は手前で待つ、がルールですが、5回中4回位は周回する車が無くそのまま入れるようでないと非常に走りづらい。...これ、日本では割合交通量が少ない状態です。
(2)幹線道路にラウンドアバウトを導入すると、交差道路が多い区間では頻繁にラウンドアバウトが出てきます。これ結構走りづらい。

交通量が多くて「流れ」至上主義の日本そしてアジアには半世紀位早いかなという気もします。
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賛成だけど、ランナバウトの唯一の欠点は「必要な面積が広い事」



日本でもランナバウトを整備するように法律改正したけど、なかなか作られないよね。
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