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理由をいう文章の“ので“と“から“の違いがわかりません。おしえてくださいませんか。

A 回答 (4件)

下記サイト(三木学氏)が極めて上手く説明しているように思います。


http://www2.dokkyo.ac.jp/~esemi008/kenkyu/miki.h
根本的相違点を抜粋(一部編集)してみます。
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A-1.『 x(原因・理由)から y(結果)』の表す意味。
●事態 x は事態 y の発生する【出所】であり、つまり「から」は、事態 x に事態 y への【移行】を予期させている。
●このため、事態 x と事態 y との【因果関係は直接的】で明白となり、それゆえ、話者が因果関係を主観的に強調したいときに用いる。

B-1.『 x(原因・理由)ので y(結果)』の表す意味。
●「ので」は、事態 x を体言化することによって、事態 y が起こる【原因・理由として限定】している。つまり、事態 x は事態 y の【依拠場所】を表わしている。
●このため、「から」における<原因から結果への移行>と比較すると、その因果関係ははるかに弱いものとなる。従って、「ので」は【因果関係を前面に押し出したくないとき】、因果関係を客観的に述べたいときに用いられる。
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詳細はサイト本文をご参照いただくとして、「から」は動的因果関係であり、「ので」は静的因果関係と言っても良いのかもしれません。
次のように簡略化することも可能でしょう。
A-2.「○○(だ)から△△」⇒○○という主観的根拠によって、△△という状況へ移行した。
B-2.「○○(な)ので△△」⇒△△という状況に至ったのは、○○という客観的根拠に基づく(依拠している)。

さらに、上記サイトの例文を引用しながら、「から」と「ので」の違いについて検証してみます。
A-3.「から」⇒「移行」という要素により、原因と結果の因果関係が直接的であるため、その因果関係を主観的に述べたい場合に使われる傾向が強い。
B-3.「ので」⇒「依拠」という要素により、原因と結果の因果関係が(「から」に比較して若干)希薄であるため、因果関係を客観的に述べたい場合に使われる傾向が強い。
という点に着目しながら比較なさってみてください。

(15)おいしいからもうひとつ食べたい。⇒おいしい。と私が思ったのだから、当然、もうひとつ食べたくなる。
(15)おいしいのでもうひとつ食べたい。⇒おいしい。これは誰でももうひとつ食べたくなる理由であり、わたしもその例にもれない。
(16)天気が良かったから楽しかったでしょうね。⇒天気が良かった。だから、あなたは必然的に楽しかったとわたしは思う。
(16)天気が良かったので楽しかったでしょうね。⇒天気が良かった。ということは、誰でもそうであるように、あなたにも楽しいという結果をもたらしたのでしょうね。
(18)危ないからそっちへ行ってはいけないよ。⇒危ない。と私が判断したのだから、当然、私としてはそっちへ行くことを禁止する。
(18)危ないのでそっちへ行ってはいけないよ。⇒危ない。これは誰もが認めるであろうが、そっちへ行ってはいけない理由だ。
(19)暑いから窓を開けてくれよ。⇒「暑い」と私が感じる、という理由で窓を開けてほしいと頼んでいる。
(19)暑いので窓を開けてくれよ。⇒暑い。これは、誰もが思うことだろうけど、窓を開けてくれるよう頼んでいる理由だ。
(20)遅くなるから帰ります。⇒遅くなる。そうなるとまずいと私は思うので帰ります。
(20)遅くなるので帰ります。⇒遅くなる。誰もがまずいと思うはずだが、わたしもそうだ。これが帰る理由です。

なお、両者の差異について、主観的・客観的、丁寧か否か、書き言葉・話し言葉などが言われますが、これらはすべて同根でしょう。
「ので」は、客観的であるからこそ丁寧な(改まった)印象も与え得るのであり、また、叙述としての書き言葉に適してもいるわけです。
仮に、丁寧だから、あるいは、書き言葉に適しているから客観的、のような論理があるとすれば、それは逆でしょうね。
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>理由をいう文章


理由って?原因、言い訳・・・・・・。
「だから」は思い当たりますが、「から」は右から左・・・のように理由とは」無関係?。
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何年か前に長いやり取りをしてほぼ結論は出ました。



 一部の文型では【ので】が使えません。
 それを別にすれば、ほとんど同じように使えます。お好きなほうをどうぞ。
 下記にあげた例以外に、どちらかしか使えない例があるなら教えてほしいと考えています。

 多数のコメントが入っていますが、No.1とNo.30だけ読めばよいはずです。
 詳しくは下記をご参照ください。
続【「ので」と「ため」の違いについて】※内容は「ので」と「から」の話です。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8773212.html
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意味としては特に違いはないと思います。

ただ、「である」調の文章だと「ので」は使いにくいです。それ以外の語尾の場合、繰り返しを避けるために両方を適宜使い分けるなど表現を工夫することはあります。
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