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英語の文献を読んでいて、おそらく酵素の反応速度のことを書いているらしい文章があったのですが、記号の意味が文中のどこにも記されていないため、数値の意味が解らなくて困っています。わかる方がいらっしゃったら是非教えてください。

文章は以下のとおりです。↓
EGCG dose-dependently inhibited DNMT activity, showing competitive inhibition with a Ki of 6.89μM.
和訳は「EGCGの濃度依存的にDNMT活性は阻害され、このことは6.89μMのKiで競合的な阻害をあらわしている」みたいな感じだと思うのですが(自信ないです)。
酵素の反応速度においてKiとは何を表しているのでしょうか?文の意味がつかみ取れなくて困ってます。

A 回答 (3件)

まず酵素の反応阻害様式の1つとしてcompetitive inhibitionがあります。

酵素をE、阻害剤をI、きしつをSとしたときに、生成物Pとすると...

通常の酵素反応では以下の反応が起きます。ESは酵素きしつ複合体です。

E+S <--> ES -> E + P



ここで阻害剤が加わると、上の反応だけでなく

E+I <--> EI

という反応が起きます。このEIというのは酵素阻害剤複合体であり、酵素反応を起こしません。つまり見かけの上で反応溶液中の酵素量が減ることで阻害が起きます(この説明は一般的ではありませんが)。

話は戻りますが
E+S <--> ES
という反応時、酵素ときしつがどれだけ反応しやすいかというのを示すKmという定数があります。これは酵素ときしつの親和性を表す定数で、小さいほど親和性が高いことを示しています。

同様に
E+I <--> EI
の関係でも酵素と阻害剤の親和性を表す定数があり、それがKiになります。



.....ということを知っていれば文章は「DNMTの活性がEGCGによって濃度依存的阻害を受けたことから阻害機構はcompetitive inhibitionであり、そのKiは6.89uMである」のようになるかと思います。

ちなみにKmとかKiというのは酵素学の初歩です。どんな教科書にも載っています。詳しくはそちらを参照してみてください。
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私はmmmmaさんの後者の答え


ki=6.89uMのときだと思います
この論文の中でEGCGの濃度をふって実験している
ところからもそうではないかと思います

ただ反応速度論的にこの表現は
あっているのかと考えた場合

DNMT活性はEGCGの濃度依存的に阻害され、その阻害様式は競争阻害で、この時kiは6.89μMであった

のように訳す方がいいのかも?
kiを実際に使ったことがないので
よくわからないのですが
kiがいくらであれ競争阻害は競争阻害ですよね
megbellさんの訳し方だと6.89uMになった時初めて競争阻害が
起ったような表現なので
そこらが若干引っかかるのですが
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Kiは酵素と阻害剤が結合するときの反応速度定数です。



前後がわからないのでなんとも言えないのですが、6.89μMのときのKiなのか、Kiが6.89μMなのか…

そんなところだと思います。
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