プロが教えるわが家の防犯対策術!

熱化学水素製造法が原子力発電では注目されているのに火力発電では注目されていない理由はなんでですか?

A 回答 (3件)

火力発電では、原燃料からいったん水素を生成するだけ無駄にエネルギーを費やすだけです。

    • good
    • 0

火力発電は「化石燃料」(石油、天然ガス、石炭など)を消費して発電するものであり、そのエネルギーを使って「水素」を作っても「化石燃料の節約」にならないからです。


「そんな水素を使うくらいなら、そもそもの化石燃料を使えばよい」ということです。化石燃料そのものが「分散化エネルギー」として使えるので。

原子力発電の「高温」を使って、水を熱分解して水素を得る方法であれば、化石燃料を消費せずに「水素」を得られるわけで、化石燃料を節約してあらたに「水素」を得ることができるので注目されているのです。
(「そんな水素を使うくらいなら、その場所で原子力を使えばよい」ということにはなりませんよね。原子力は「集中化エネルギー」であって「分散化」には向かない)
なお、現在使われている「軽水炉」では「水」の加熱で最大で300℃程度なので、水素製造に必要な「高温」は得られません。いわゆる「高温ガス炉」と呼ばれるタイプが「ガス温度1000℃」程度にできるので、その利用の一環として「水素製造」を想定しているはずです。

↓「熱化学水素製造」(原子力百科事典「ATOMICA」より)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.ph …
    • good
    • 0

原子力と火力の温度差です。

熱による酸素水素への分解は、高温ガス炉という種類の原子炉が必要です、暴走するとメルトダウンを起こし易いのであまり好まれません。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!