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見ててと見ての違いはなんでしょうか?日本語を教えていますが、中国人の学生に聞かれてました。私は見てくださいの説明だけをしましたが、見ててもよく聞きますけど......

A 回答 (12件中1~10件)

No.7、No.10の続きです。



❶見てください ❷見ててください この違いは、
❶判断、認識、評価、鑑賞、希望、比較推定などの知情意面に関わる依頼
❷行動、行為、挙措、制約、拘束、対処対応などの動作面に関わる依頼

①私を見てください  この点と線を見てください  この映画(試合)を見てください
②私を見ててください この点と線を見ててください この映画(試合)を見ててください

「いる」は、補助動詞として使用される場合、動作・作用・状態などの物理的・物体的面での継続・進行を意味し、しばしば助詞「て」(撥音の場合は「で」)を添えて使われます。 
例:立っている、沈んでいる、しゃがんでいる、笑っている、怒っている、話している、聞いている、見ている、知っている

補注:このうち、「話している、聞いている、見ている、知っている」に関しては、「て」が、助詞ではなくて、完了の文語助動詞「つ」の連用形が起源とされている用法の場合があって、「それ、私、話している、聞いている、見ている、知っている」もあります。

そうすると、補助動詞「いる」を使用しているケースでは、「聞いていてください」「見ていてください」「談笑していてください」「座っていてください」「遊んでいてください」「寝ていてください」「覚えていてください」「知っていてください」「わかっていてください」などとなります。
このようなケースでは、「いて」ではなく「て」に発音し、表記もそれに合わせることが多いです。
「聞いててください」「見ててください」「談笑しててください」「座っててください」「遊んでてください」「寝ててください」「覚えててください」「知っててください」「わかっててください」などとなります。
「い」抜きについての参考:http://www.gakuji.keio.ac.jp/hiyoshi/hou/fukusen …

問題は、い抜きかどうかにはないです。 問題は、「て」です。

助詞「て」には、終助詞もあって、「そこにいて」「聞いて」「笑って」「歩いて」「走って」「止まって」「しゃがんで」「わかって」「理解して」「見て」「触れて」「感じて」と、意見、依頼を表現する使用例もあり、このような使用例では、「ください」をつなげることは多いです。
◆「そこにいてください」「聞いてください」「笑ってください」「歩いてください」「走ってください」「止まってください」「しゃがんでください」「わかってください」「理解してください」「覚えてください」「知ってください」「見てください」「触れてください」「感じてください」

このような「てください」と、「ててください」とは、なにが違うのかです。
★「そこにいててください」「聞いててください」「笑っててください」「歩いててください」「走っててください」「止まっててください」「しゃがんでてください」「わかっててください」「理解しててください」「覚えててください」「知っててください」「見ててください」「触れててください」「感じててください」

◆と★と比較して、「時間的な連続性を強く意識したものが★である」という理解もできないわけではないです。 そうすると◆は「連続性をあえては問題にしていない表現が◆である」という理解になるのかもしれません。
しかし、日常会話では、
◆「私をわかってください」という表現は、認識評価の内容に関わっています。
★「私をわかっててください」という表現は、相手の立場・立ち位置に関わっています。
◆「私を見てください」という表現は、私に関する理解への要望であるケースが多いです。
★「私を見ててください」という表現は、私に対する相手の態度への要望であるケースが多いです。
◆「上を見てください」という表現は、上を見て何かを認識することの要望であるケースが多いです。
★「上を見ててください」という表現は、横や下を見ないようにとの要望であるケースが多いです。
◆「北朝鮮を見てください」という表現は、他の国や政権と比較して判断評価認識することを求めていることが多いです。
★「北朝鮮を見ててください」という表現は、今後の状況変化をしばらく経過観察し続けることを求めていることが多いです。

★には、時間的な連続性を必要条件にしているものが多いですが、相手の「拘束・縛り・維持」を要点にしています。
◆には、《わかってョ・理解してよ・認識して!》という気持ちが強いのが顕著です。 相手を「拘束・縛り・維持」する気は表面にはないことが多いです。

「……ください」が続くのは、願望表現ですから、
「a……ください」   vs「b……てください」   vs「c……ててください」
「a……味わいください」vs「b……味わってください」vs「c……味わっててください」
最初の「て」は「い・て」が基の語法だったが「い抜き」で現在は単純な終助詞になったもので、自分の気持ちを主張する意を表すとともに、語調を整えている。
後ろの「て」も終助詞だが、「てて」と重ねて、自分の気持ちを強く主張し、相手を拘束するような気分を前面に押し出している。 「c……ててください」で、「……以外はしないでください」です。
「b 見てください」   vs「c 見ててください」
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「見てて下さい」の後の「て」は他の回答にもあるように「いて」の省略で、この「いる」は動詞で、進行・継続を表します。



問題は、最初の「て」で、これは学校文法他では接続助詞と単に接続を表すとされていますが、正しくは話者の確認の意義を表す助動詞です。

「見てほしい」は、「見る」という内容を話者が確認し、さらにそれを「ほしい」と希望しています。

「見ていて」欲しいは、「見る」という内容を話者が「て」で確認し、さらにそれを「い」とその進行・継続を述べ、それを再度「て」で確認し、「ほしい」と希望しています。

膠着語である日本語は、このような単純で、裸体的な意義を持つ語を次々に粘着し、話者の認識を表現します。
ある意味で、単純で、論理的な表現であり、この点を教える側も教えられる側も良く認識し、意識して教育、学習すると効果が上がります。■
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No.7です。

 見落とし?がありました。

「見ててください」に似た文型で、「知っててください」「黙って聞いててください」「寝ててください」「待っててください」「見守っててください」「黙っててください」「じっとしててください」「休んでてください」などがありました。

この例は、{このような使い方をするのは、全体判断、総合評価、調査報告、実態確認というようなことを《相手に求めている》のではなくて、連続した状況を監視し続け変化の兆しに気づいて何かを理解したり、何か適切な対処することや、連続したプレイの細部をしっかり見て賞賛やアドバイスをすることを《相手に求めている》ときに使います}というのではなくて、「……ててください」⇒{……だけで十分です。……以上は無用ですと、《相手の行動に制限・限度を求めている》ときの使い方です} [継続的な意味]というよりは[関与されることの辞退/排除/限界設定/領域設定的な意味]というケースです。 「そこに立ってて」「待ってて」「黙ってて」「座ってて」「あなたは飲んでて」、結構日常会話では多いです。 自分一人、自分たちだけでやろうとしている場合、「あなたは、あなた方は見ててください」というような使い方です。
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「下さい」を抜いた擬似的な命令形として「見てて」と「見て」を考えることが出来ますが、この場合も前者に継続的な意味が付加されていることが分かります。


私を見てて、の場合はずっとの気持が籠もっています。
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見てて→見て居て、が短縮された表現です。


する→している
する、動詞の現在形と言われますが、現実には「する」だけではいつ「する」のかわかりません。
している、現在「する」の真っ最中、現在進行形?。
見て居て、場合によっては観て居て、または、視て居て・・・もあり得ます。
「いる」は現在継続中の意味を持ちます。
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状況を考えると、良いと思います。


1)この景色を見て、この舞台を見て、この混雑を見て、この人を見て、この事件を見て、様子を見て
このような事例で「見て」は、①自分の目で確かめる・判断する・調べて把握し評価するのようなことに使う使い方です。
2)あんな目を見て、触って見て、行って見て、やって見て、バカを見てしまった
このような事例では、「見て」と表記するよりは「みて」と表記する方が多いですが、②試す・経験するのような事例に使う使い方です。
3)勉強を見て、答案を見て、患者を見て、この人を見て(文型は前の1)と同じです)
このような事例では、「見て」と表記するよりは「みて」「診て」「観て」と表記する方が多いですが、③指導したり治療したり世話することなどを想定している状況で使うことが多いです。
4)やってみると、切ってみると、行ってみると、考えてみると、痛い目にあってみると
このような事例では、「て(みる)と」のように使うことが多いですが、④この場合の「みる」は、ある経験を条件にした場合に生じることを示すために使われるものです。「と」なしで、「……てみる」「……てみれば」「……てみたら」

「……みてください」は、①には使いますが、②③④には使わないことが多いです。
「……みててください」は、①のケースでも、使いにくいことが多いです。
「……みていてください」も、「……みててください」も、次のようなケースで使うことが多いです。
子供の様子を見ててください、火加減をみててください、私のやるのをみててください、この実験をみててください、この車の動きを見ててください、
このような使い方をするのは、全体判断、総合評価、調査報告、実態確認というようなことを《相手に求めている》のではなくて、連続した状況を監視し続け変化の兆しに気づいて何かを理解したり、何か適切な対処することや、連続したプレイの細部をしっかり見て賞賛やアドバイスをすることを《相手に求めている》ときに使います。
ただぼんやり眺め続けていればいいというときには使っていないです。「見る動作が引き続いて行われていれば」、「見ててください」の要望に応えたことにはなりません。
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『見てて』


すでにご回答にもありますように、これは「見ていて」の省略形。
「見る」の連用形【見】
+ 接続助詞【て】
+ 補助動詞「いる」の連用形【い】
+命令・依頼を表す終助詞【て】
という構造です。
「見て」との違いを考える場合、補助動詞「いる」の用法を検討すればよいことがわかります。
この「いる」、大辞林によると、
二 ③ 動詞の連用形に助詞「て(で)」の付いた形を受ける。
という用法で、さらに5つの用法に分類されている。
https://kotobank.jp/word/%E5%B1%85%E3%82%8B-4365 …
詳しくは上記辞書をご参照いただくとして、「見ていて(見てて)」の場合は、
㋐ 主体の動きを表す動詞に付いて、その動きが継続・進行中であることを表す。
という用法に該当します。(他の用法では不自然になってしまうため)
結論として、

ずっと継続的に見続けていてください。

といった意味になります。

『見て』
は、見るという動作をしてください、見ろ、といった意味。
継続の意味を含まない点が「見てて」との違い。

それぞれの例文としては、
「ちょっと座席を離れるから、この荷物見てて」
「あ、見て!札束が落ちてる」
など。
こうした文で入れ替えはできないですね。
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「見て」「見る」+「て」(接続助詞)の単純な構文ですが、「見てて」の中の「見て」は前者と同じですが、後ろの「て」は「いて」の「い」が省略されたものです。


「見る」と「見ている」との違いが問題になります。「ている」はいろいろな受け取りかたがありますが、「見る」という動作が引き続いて行われていることを表します。(継続という)「見る」という動作がある程度長く行われていることです。「見てください」に比べて「ずっと(そのまま)見てください」とでも言いましょうか。
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「見てて下さい」は 継続して注視し続ける ニュアンスがありますね。


「見て下さい」は瞬間的でも 見れば良い と云う感じですかね。
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うまく行かないから 見てて。



うまく行くから 見て。

って感じです。
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