
トヨタとか日本の自動車メーカーって完全オーダーメイドで手作りで車って作らないんでしょうか?それに近いことはしてるし、1億でも5億でも完全オーダーメイドの世界に一台だけの車を本当のお金持ちのために作ったりしないんでしょうか?デザインから全部オーダーメイドで......。売ることができないF1カーやレーシングマシンを作るならそのノウハウをつぎ込んで1台で工期が1年以上かかっても数億円するオーダーメイド車を作った方が本当のニーズって分かると思うんです。もしかしたら世界中からオーダーが来るかもしれないし、自動車造りの本質に迫れないかなと思うんです。一体何が良い自動車なのか、見えてくる気がするんですが。それで日本の大金持ちが欲しいのがリムジンじゃ無くてスポーツカーだったら、それって日本の自動車造りの文化になると思うんです。結果リムジンならリムジンですっごく美しく車だと思うんです。
No.18ベストアンサー
- 回答日時:
#17です。
最後と書きましたがちょっとだけ>価格が上がっても修理費用が上がっても、手作り部分が増えているのがメルセデスだったりジャガーだったりなのかなぁと思ったりしています。
私じつはヤナセに関係する仕事をしてます。ですからベンツなどの外車はよく知っています。
ベンツやジャガーが「手作り部分が多い」ということはまずないです。BMWなども含めて、日本では価格が高いですが一般大衆車です。日本で高くなるのは輸送費がかかるから、日本で作った1000CCの100万円クラスの車はヨーロッパなら200万ぐらいになります。
つまりベンツAクラスは現地ではマークIIぐらいの価格なんです。(カローラクラスはオペルやVWなどが作っています)
どれも全部大衆車つまり「大量生産」品です
で、#17を書いた後思いついたのですが、最終回答としては
・質問者様のご指摘のように螺鈿とか南部鉄器など日本が誇れる伝統を取り入れた車を手作りで作ればそれなりの支持が得られる可能性はあると思います
・ただトヨタなど日本の自動車メーカーがその方向性を目指すか?と言われたら目指さないと私は考えます。
です。
ありがとうございます。そうなんですね!それであの質感は凄い!一度冷やかしでメルセデスのCのシートに座りましたが違いました。でも、長く乗るとやっぱり大量生産品だってボロじゃないけど見えてくるんでしょうかね?
そう言う意味ではトヨタって凄いですよね。カムリも輸出したら海外ではメルセデスのC扱い?クラウンはEクラス。Sが無い!Sの代わりにアルファードかセンチュリーですかね。アルファードを海外で輸入して関税ドッカリ乗るとベンツSに届くぐらいの価格になってました。
光岡自動車とか?オロチやヒミコやガリューがあるならやって欲しい!です。変にヨーロピアン風のクラッシック風にする必要も無いのでは?と思いました。プラットフォームがホンダと共有と聞きました。内装や外装を螺鈿や金箔、畳や西陣織、浴衣風などなんとでもオーダーメイドでしてくくれば楽しい落ち着く自分好みの空間ができるかも.....。私は、硬くてもシートは畳でその分サスペンションはとっても柔らかくが理想です。予算に余裕があれば螺鈿でピラーを飾って、予算的に厳しければ、漆器などの漆塗りの味のある朱色か黒で。檜の地肌のままでも良いですよね。ドア開けたら檜の香りがプーンとする車。
No.17
- 回答日時:
#16です。
最後にします
>今の自動車変革時期にトヨタはしないかもしれませんが、ステータスはアウディやベンツを追うことで「作る」物じゃ無くて自分の内面をトコトン出し尽くすことだと思うんです。そう期待しながらそれができ始めたらレクサスもトヨタも、日本の自動車が大衆車も作りながら別の舞台にも上がるきっかけだと思うしそれを実現する方法論としてもう一度手作りで車を作って見るって良いと思ったんです。
はい、そういう次元での話なら、質問者様の意見に賛同します
実現できるかどうかはかなり難しいとは思いますが、そういう会社があってもいいと思いますし、日本人の思想は世界に誇れると思っています
実際のところ、経済学者のジョセフ・ナイ氏が提唱する「ソフトパワー」と言う概念がそれに当たると思いますが、日本のソフトパワーは非常に強いと言われています。
そしてそれを利用した日本製品やソフトは実はたくさんあって、アニメなどは分かりやすい事例ですが、産業用ロボットなどにもソフトパワー(日本的な思想)が十分に生かされていると思います。
自動車に対するソフトパワーの方向性は、私はレクサスとプリウスが、今現在の形としては、最も分かりやすい事例であると考えていて、プリウスは日本人の環境と技術に対する考え方をハイブリッドと言う形で表し、レクサスは徹底的な静粛性と手作り感を追求した大量生産に有ると考えます。
螺鈿とか金の天井は面白いですが、和の意匠を好む人を増やさないといけないですね。
日本の文化がソフトパワーとして世界中に理解されるようになればチャンスは有ると思います。
ありがとうございます。レクサスの手作り感!これが、素晴らしいんですが、もう一味付けて手作りすれば良いのに!出来るだけ生の手を入れれる所は手を入れて、でもユーザーのために耐久性があった方が良いと思われるところはそれなりの材料で作って価格据え置き耐久性抜群、故障激少。トヨタらしい親切な思いやりのある作りですが、一層価格が上がっても修理費用が上がっても、手作り部分が増えているのがメルセデスだったりジャガーだったりなのかなぁと思ったりしています。ピラー全部螺鈿で天井金箔!シートは畳。良いですね!
ソフトパワーとか外来概念を使うと自信が無くなるような気がします。もっと自然態で日常のままで良いと思うんです。エクステリアも南部鉄器みたいな、囲炉裏がテーマだったり、神社の鳥居の朱色がコンセプトだったり。理解されなくても自然で落ち着くことをすれば良いだけだったりするのかもしれません。
No.16
- 回答日時:
#15です。
お礼ありがとうございます。補足も拝見しました御質問者様が補足で書かれていることはまさに「ステータス」です。
で日本車にはステータスがありません。
ちょっと他に目を転じてみましょう「フォード車」に、そういうステータスがあるでしょうか?
アメリカ車で高級車といえば「キャデラック」ですよね。フォードは「大衆車」と言うイメージが強いですが、これはフォードが「世界初の大量生産であるT型」を作ったからです。
つまりフォードの「ステータス」は大量生産で良い品質、にあるわけです。その点ではトヨタをはじめ日本車も同じです。
キャデラックは、初期のごくわずかな期間フォード氏が関わっていましたが、すぐに離職し、その後をヘンリー・マーティン・リーランドという機械品質の専門家が後を継ぎました。キャデラックの名称はデトロイトを開拓した、フランス貴族アントワーヌ・ロメ・ドゥ・ラ・モト・スィゥール・ドゥ・カディヤックからもらい、セルモーターを早くから取り入れるなどの先進的な技術と壊れにくい品質、名称から来る高級感などもあって、戦前にはBMWやベンツと並ぶ高級車という「ステータス」を得て、当時の各国の王侯貴族なども好んで乗ったのでさらに名声が高まり、いまでも「キャデラック」といえば高級ブランドの自動車というイメージがあるわけです。
日本のメーカーが、そのようなステータスを得ることは簡単ではないでしょうが、不可能でもないでしょう。
ただ「何を目指すのか?どこを高級とするのか?」という思想が必要になります。
この「思想」が問題でそれを目に見える形で商品化しブランド化して行くのはとてつもない苦労があるでしょうし、そもそも日本の自動車に「思想」があるとは思えません。
いや、実はあるのですが、今現在その究極の姿が「レクサス」や「プリウス」ですから、とても「高級化」には向いていない思想だと思います。
この「思想」の部分が先に「王侯貴族が好み、一点モノで作らせるなにか」と書いた部分であり、そこにはそれを必要とするニーズとそれにこたえるだけの技術などがあり、それを見た人たちが「私も欲しい」と思わせる何かが必要なのです。
事例として適切か分かりませんが、近年でいえばiphoneがそうです。
あれは故スティーブ・ジョブス氏の頭の中にだけある概念で、彼は貪欲に妥協せずにそれを作り上げました。彼が言うには「人は欲しいものがあるが、それが形になって現れるまで、それがどんなものであるかは分からない」ということです。それを生み出す源泉が「思想」であるわけです。
日本ではiphoneが出来た時に、東芝だか松下だかの技術者が分解して「なんだ、この程度のものなら日本の技術ならすぐにできる」と言ったそうですが、でも「日本人にはiPhoneを生み出す思想」は無かったのです。
この違いがトヨタという大衆路線とロールスロイスなどのブランドの違いです。
できないことは無いでしょうが、トヨタがそれを目指すか、といえば私は目指さないと思いますし、目指したとすればいずれはできるでしょうが、大変な努力が必要で、出来た時にどれだけのニーズがあるのかは分かりません。
ありがとうございます。お付き合い頂きすみません。お返事拝見し大変感銘しています。日本人が世界に誇れるステータスを自動車でも築けると思いますし、その源泉思想は日本人の中に有ると思います。単に自分の拘りや自然体に気付いていないだけかも知れません。畳でも、障子でも、西陣織でも浴衣でも花火でも、良い物、北陸の荒波や雪景色や、朝顔や彼岸花まで、美しい物をそのまま使えばそれが日本人スタイルになるだろうし自然な自信が滲み出てくればそれこそブランドだと思うんです。
スティーブジョブズがこだわれたのは文字のフォントやデザインの芸術性ですが、恐らく自分が本当に落ち着いて見やすい綺麗なフォントに拘ったんだと思いますが、それはジョブズの内面に方向性として有ったものだと思います。車ももっと和式でも楽しい良い車ができると思うし、何なら内装の天井に金箔貼るだけでも良いと思うんです。
今の自動車変革時期にトヨタはしないかもしれませんが、ステータスはアウディやベンツを追うことで「作る」物じゃ無くて自分の内面をトコトン出し尽くすことだと思うんです。そう期待しながらそれができ始めたらレクサスもトヨタも、日本の自動車が大衆車も作りながら別の舞台にも上がるきっかけだと思うしそれを実現する方法論としてもう一度手作りで車を作って見るって良いと思ったんです。
No.15
- 回答日時:
#14です。
お礼ありがとうございます。ここで、私の最初の回答に戻るわけです
海外の大金持ちは、そういう点で満足していないから金を掛けてロールスロイスに特注品(現在は準オーダーメード)を頼むわけです。日本の金持ちも同じで、満足できなければ内装オーダーは今でも可能です。
ただ、国産車でそれをやる「意義」になると難しい・・
まず日本の金持ちでそこまでこだわってお金を出せる人、が非常に少ない(日本は大富豪がほとんど居ない国です)
外国人は日本のメーカーがそういうことをやり始めても、それをオーダーする必要性がない、わけです。
なぜ外国人がオーダーしないかというと、最初に書いたように「貴族や王族が乗る車に必要な品質や技術の信頼性」がないからです。その点でいえば「実はルイビィトンもエルメスも、日本で作っている商品がたくさんあるが、作っているところが自前でブランド化しても売れない」というのと構図が同じで、ブランドというのはそう簡単にはできないわけです。
だから「今から日本の自動車メーカーがオーダーメードをする意味」と「それを必要とするニーズ」がほとんどないし、内装なんかをオーダーメードできるようにしても、自動車技術の本質という部分にはあまり影響を与えないでしょう。
>伝統工芸が伝統の域だけに留まらない自動車産業の安全基準って言う新しい分野で進化もできると思うんです。
これはかなり難しいですが、鉄道や飛行機なんかはすこしずつ取り入れています。
たとえばJR九州が作った「ある列車」は非常に内装が豪華で、絨毯や木組みの窓などがあるのですが、どちらも車両の防火基準を満たすのに苦労したようです。またJAMCOという産業用内装メーカーは飛行機内に木材を多用した内装を提案したりしています。
どちらも自動車と同じかそれ以上に厳しい基準ですから、自動車でできないことはほとんどない、といえるでしょうが、それをやるニーズがどこまであるか、というのが結局問題になるわけです。
>ガチガチの安全基準で作ったら日本の高級車市場ももっと伸びないですかね?
どうでしょうか?たとえば今年のアメリカ保険協会が発表した「安全な車15台」にはボルボは入っていません。ここ数年ランク入りしたことはないと記憶しています。
トヨタ車は入っていますよ。
だから安全性でいえば、今でもボルボよりもトヨタを選んでもいいはずなんですが、選ばれていない、ということなんです。
>大金持ちからしたら本当に今の高級車で満足してるんでしょうか?
「大金持ち」には二種類います。王侯貴族と平民の大富豪です。ちょっと古い分け方ですが、最初の回答をご覧になれば意味はお分かりいただけると思います。
王侯貴族はそもそも「ステータスが確立されているもの」しか利用しません。ちょっと有名な話ですが、エリザベス女王は近年まで「王宮内で携帯電話を使うことを禁止」していました。これは王などの「位が高い人」と会うためには、いろんなツテや役職者と面会し、そのふるいにかけられた人だけ会える、というやり方をしてきたからでこれが「ステータス」の本質であり、王が携帯電話をもったらその時点で、そのふるいが機能しなくなるので嫌った、ということなんです。
こういう「権威」を必要とする人は「権威づけに利用できるステータスが確立したもの」しか使わないので、だからロールスロイスは存在意義があるわけです。
日本にはこういうステータスがそもそもない(昔からの漆工芸などには『江戸時代の公家が使った』などのステータスがありますが、近代産業製品にはないです)ので、王侯貴族が好むようなものを作ることはできても「買ってくれない」わけです。
平民の大富豪というのは、要するにアマゾンの創業者とかマイクロソフトの創業者のような人たちで、いま世界で主流の金持ちですが、彼らは「必要な道具」として自動車を利用しています。もちろん「趣味」で車を持つ人もいるわけですが、そこには文化的な壁があって、たとえばアメリカなら映画「グラントリノ」のように、70年代のアメ車なんかがステータスをもつわけです。まあ70年代のダットサンフェアレディなら熱烈なファンのアメリカ人もいますけどね。
これがドイツなどヨーロッパならドイツ車になり、日本車の愛好家というのはあまり多くないわけです。
で、こういう人たちがもつ「車への不満」は「ビジネスに必要な道具」としてのものですから、車よりもビジネスジェットがよければそちらに行くし、近距離はヘリのほうがいいなら、ヘリになるわけです。
レクサスを作ったトヨタは実は「そこ」に注目して「日本的な価値観で作った最高級車」を投入しました。ベンツやBMWと同じぐらい早く走れ、安全性が高く、それでいて車内は静かで快適、というものです。
これは一応の成功はしましたが、欧米各国の要人輸送用になるまでの支持は得られているとはいえません。アメリカの映画でも日本車ってほとんど出てこないでしょう。
つまり「ステータス」が確立できていない、ということなのです。
接待向けなら、アメリカならリモ文化なので、日本車内装が受けるとは思えませんし、欧米なら先ほどの書いた王侯貴族の文化も残っているので、その国ごとにいろいろあるでしょう。
結局日本には「大衆文化」しかなく、もちろん古くからの雅な工芸文化はありますが、それを自動車に取り入れてもそれを好む大金持ちがいないわけです。
技術的に大量生産とオーダーメードは同じ軸線上にないし、ニーズもない、ステータスもない、からやらないんです。
ありがとうございます。内装だけのオーダー車両でも日本産の自動車では、なかなかオーダーが貰えそうに無いと言うところを貰えるような車ってどんな車でしょうか?何億円もするオーダーメイドの自動車をオーダーメイドの革靴に例えると今の国産の高級車は黒色の3足500円の靴下ぐらいランクが違うように思えます。ニーズが無いから作れないのか、オーダーがくるような車を作れるのに作って無いからオーダーが来てないだけじゃないかと言うのが私の初めの質問意図でした。
トヨタ車は耐久性、安全性共に素晴らしいのにボルボの安全性を重視する方も多いですよね。ボルボは時速100kmで横転しても軽傷で済むくらい頑丈です。と言う例えが売り文句だったり、ドアや屋根のバーや鉄板素材の厚みを見せたり、故障率より燃費よりとにかく頑丈がポイントだと言うセールです。
トヨタや欧州車の場合、時速100kmから急ハンドルでも横転しづらかったり、きちんと真っ直ぐ止まれたりと設計の方向性が違うだけかなとも思うんですが「頑丈」と言うことではボルボになりますよね。
レクサスはトヨタブランドに輪をかけて品質と故障の少なさをアピールしていますが「ステータス」と言うことではメルセデスになりますよね。
そこで思ったのは、故障が少ない、品質が良いと言うことと、ボルボやメルセデスを好きな方にとっての「良い物」の価値観が違うのではと。私にとって経済的に裕福でもないし、時間もそんなないし、だからこそ故障しないことを突き詰めたトヨタ車が好きだしありがたいですが、それがお金や時間に余裕のある方たちにとって良い物なのか?とふと思いました。
腕時計で例えるなら、頑丈なGショックが大好きです。カシオの腕時計は万が一水にポチャリと落としてもすぐ拾ったら全く問題無かったし。マウンテンバイクの振動にも耐えられるし。でも、知人の大学合格祝いや就職祝いでプレゼント用の腕時計を買おうとすると急にSEIKOを思いつきます。カシオやGショックのように頑丈では無いですが私の中で知人にプレゼントする「良い物」と言うと精工になります。
No.14
- 回答日時:
#13です。
お礼ありがとうございます。>カーボンボディなら手作りで強度は出ないでしょうか?
手作りできるでしょうね。
ただ、1台1台手作りで全部デザインや構造が違うなら、1台ごとに強度試験をして合格させないとだめです。強度試験は破壊検査もありますから、1台作るのに3台ぐらい壊すことになりかねません。それぐらい今の自動車認証は厳しく、だからロールスロイスやフェラーリでさえも「100%別デザインができる完全手作り」をやめたわけです。
逆をいえば、同じ金型なら同じ強度になるわけで、大量に作ればコストが下がっていきます。日本のクルマメーカーはそちらの方を重視していて、だから「100%別デザインができる完全手作り」を作ってもそう簡単に反映できないわけです。
F1なんかは別ですね。あれはある意味「100%手作りした時に、実証できるいろいろな技術」の試験場だからです。
たとえば強度計算できるアルゴリズムをつかって、コンピューターで設計した時に、設計通りの実物がアルゴリズムが計算した強度を出せるかどうか、なんてことを確認しているわけです。
そういうのは手作りの1台か2台でいいし、レースという過酷な状態でテストすることで、そのアルゴリズムを確認でき、それを使って市販車の設計に生かすことができるようになるからです。
だから、まったく手作りやオーダーメードが必要ない、ということではないのですが、少なくとも日本車メーカーが市販車でオーダーメードをやる意味はほとんどない、と私は思います。
大変丁寧なご回答ありがとうございます。今の安全試験って衝突が前提ですもんね。ロールスロイスやフェラーリがワンメイクオーダーを辞めたのも安全試験要求が起因してるんですね。飛行機は分かりませんが、フルオーダーでワンメイクだと思うんですが船とかは衝突時の安全基準ってあったと思うんですが、船と自動車じゃ自重と大きさと比べた移動速度が全然違いますもんね。じゃ、やっぱりベース車両にオーダーメイドとか、エンジンやシャーシも選べる範囲が広がったり、センチュリーのGRMNバージョンみたいに個別チューンオーダーには対応可能みたいなレベルですかね。内装も、安全基準問題がまた出るとは思うんですが日本の伝統工芸をどんどん取り入れた方が落ち着いた良いものが出来ると思うし、伝統工芸が伝統の域だけに留まらない自動車産業の安全基準って言う新しい分野で進化もできると思うんです。天井パネルに手織りの和風の着物の柄みたいな生地を貼ったり、神社や伝統的な和風建築の天井素材を取り入れたり。移動する豪華和室も良くないですか?シートも張り替え可能な畳で良いんじゃないですか?あと、聞いたことあるのはビリオネラーの方ってベンツでも、センチュリーでもなく、普段乗りがボルボだって。ガチガチの安全基準で作ったら日本の高級車市場ももっと伸びないですかね?大金持ちからしたら本当に今の高級車で満足してるんでしょうか?選択肢が無くて二束三文の草鞋を履き替える感覚で仕方無しに乗ってるってことはないんでしょうか?なんて思ったんですよね。大金持ちは日本国内だけでも無いし。
No.13
- 回答日時:
#11です。
おれいありがとうございます。>オーダーメイドとプラットフォーム&部材の共有化ライン生産は次元が異なるものではなく、同次元の一本の直線軸で説明できるんじゃないかと。
うーん、私は難しいと思います。というより、この議論をするなら、まず本質的に「オーダーメードとはなにか?」を限定する必要があるでしょう。
私の考えている「1点モノのクルマ」は最初から全部手作り、というものです。もちろんタイヤとかブレーキ装置とか、エンジンなどの駆動系は既存のものでもいいですが、いわゆるボディや内装は手作りを想定しています。
ボディを手作りすると、今大量生産で使われている「モノコックボディ」は使えません。モノコックの金型を起こすとばく大な費用がかかるからです。ですので、そういう車は井桁フレームにエンジンと車輪などの駆動系を乗せて作ることになります。トラックが手作りに近いのは井桁フレームで作っているからです。
現在ではフェラーリでもロールスロイスでもモノコックボディを使ってます。その為フェンダーなどの外板部分はオリジナルになりますが、AピラーからCピラーまでのボディには変更がききません。これは現代の安全基準を満たすためには仕方がないことなのです。(できないわけではないですが、形式認定審査などはその車1台ごとに異なるので、あまり現実的ではないです)
クルマ作りを「フルオーダーメード=1点モノ」にするということは、事実上モノコックボディではできないのです。ですから、車の基本であるボディの構造が違う以上「同次元の一本の直線軸」にはありません。
逆にボディはモノコックでいいから、そこから可能な限り「オーダーメイド」にしたいなら、まだ可能ではあります。ホモロゲモデルもそうですし、内装は100%手作り、と言うことも可能でロールスロイスなどはそういうオーダーを受けています。
ただ、それって「自動車の本質」から言ってオーダーメイドなんでしょうか?
基本的に車の性能はボディ剛性とエンジン特性で決まります。オーダーができるから、と言って無謀なほどの馬力のエンジンを積んでも、ボディ剛性がそれに見合った強度をもっていなければ「良い車」にはなりません。
また内装にしても車体寸法を超えたものはできないので、どこかに「制限」があります。道路事情や法律などの外的要因ではなく、単に車生産の内的要因による制限があるならそれはオーダーメイドとはいわないのではないか、と私は思います。
そういう点でトヨタは「効率よく安く高品質の車を作る」会社です。だから軽自動車すら作らないのです。軽自動車はモノコックボディが軽専用で必要だからです。そして、そこから生み出される車種はせいぜい3種類ぐらい。
今トヨタは5種類ぐらいのモノコックボディ(プラットフォームという)で国内30種ほど(同じ車種のブランド名違いなどを除く)作っています。オーダーメイドとはまったく違う考え方だと思います。
ありがとうございます。現代の乗用車作りは作り方も変化して大量生産しないと作れないものになったんですね。
カーボンボディなら手作りで強度は出ないでしょうか?フルカーボンボディならかなり高価ですが、LFAはカーボンボディ採用と聞きました。
欧州のメーカーでフルカーボンボディって有ったような印象ですが。F1カーはモノコックボディでは無さそうに思います。ハイテンション鋼も使ってなさそうだし。
LFAを1台だけ限定生産する勢いでしょうか?
No.12
- 回答日時:
No.10です。
すごく深い問題、というか話題になっていますね(^^;)
ただ、持論ですが、
「現在は、市販車(日本に限らない)でも、かなりレベルの高い車がある。
なので「オーダーメイド」までせずとも、市販車ベースも十分であり、
「自分なりのこだわり」を求めるとしても、少し改造すれば、理想に近い車が得られる」
ということだと思います。
それに、フルオーダーメイドの場合、
部品等も専用に作るとなると、少しの故障でも修理に時間がかかったりと、
デメリットも多いのでしょう。
つまり、
「市販車(ベース)のほうがメリットが大きい、
というか、デメリットが少ない」
ということだと思います。
ちなみに大抵のメーカーは、注文があれば、
「フルオーダーメイド」
の車を作ることは可能でしょう。
が、それは「極少数派の意見」であり、
「ニーズ」とは関係ない、という考えになるでしょうね(^^;)
No.11
- 回答日時:
>完全オーダーメイドの世界に一台だけの車を本当のお金持ちのために作ったりしないんでしょうか?
日本には本当のお金持ちがいません。本当のお金持ちがどういうものは議論があるでしょうが、少なくとも19世紀までの西洋貴族のように「必要なモノをオーダーして生み出す立場でもあった階層」と言う点では、日本にはそういう層が存在しないのです。
たとえばルイヴィトンのバッグが馬具から発展したように、馬車や街道が整備されて長距離移動ができるようになると、荷物を入れるトランクが貴族の要望によって作られ、それが一般化する、と言うことが行われていました。江戸時代までの日本でも武家や公家がそういう役割を担っていた部分がありますが、江戸中期からは庶民文化が経済の中心になったので、江戸中期から現在までの日本には「大衆が生み出した文化や道具」しかなく「本当のお金持ちが必要とする手作りの品」というのはほとんどないのです。
これらの文化的な背景の違いから、車作りも異なって発展してきました。注意してみれば分かると思うのですが、現在オーダーメードのほぼ手作りのクルマを作っているのは、イギリスとイタリアだけです。イギリスは今でも貴族が居ますし、イタリアは戦前まで貴族がいました。フランスはオーダーメードのクルマメーカーはありませんし、ドイツにもありません。
アメリカに至っては国の文化に貴族がいたことがなく、だからT型フォードのような大衆車が作れたともいえます。
日本は馬車の文化がなく、大衆文化が中心だったため「安く大量に品質がいいものを作る」のが得意になったのです。
>売ることができないF1カーやレーシングマシンを作るならそのノウハウをつぎ込んで1台で工期が1年以上かかっても数億円するオーダーメイド車を作った方が本当のニーズって分かると思うんです。
たしかにそういう「車の本質」というものもあるでしょうが、手作りの車はそのままでは大量生産になりません。手作りの車の本質と大量生産の車の本質、はまったく異なるところにあるのです。
たとえば初代のレクサスは「大量生産者としての(当時の)最高品質」に行きついているとされています。なぜなら「同じラインを持っていても、トヨタ以外では生産できないレベルの品質だから」です。
オーダーメードなら予算が許す限り「1点モノ」の部品を使うことができますし、部品がそろわなければ注文主が怒らない限り待つこともできますが、大量生産だと電球1個からエンジンやボディまで「生産するタイミングですべてそろっていること」が要求されるので、その要求を満たしつつ価格を下げるのはものすごく大変で、そういう点でオーダーメードと大量生産品はまったく次元が異なる製品なのです。
貴族社会がある、または有ったヨーロッパでは、その点はわきまえられていて、実はドイツ車はベンツであっても「労働者の中でお金持ちが乗るもの(お金を稼ぐ人が早く安全に移動するために乗るもの)」とされています。どう頑張っても「大量生産の商品」でしかないのです。こういうのをオーナーカー(自分で運転する車)
「本当の高級品」というのはまさにオーダーメード、もっとも最近は排ガス規制などが厳しく、まったく一からの手作りというのはありませんが、それでもロールスロイスなんかの内装はほぼ手作りと言っていいレベルで、他の誰も持っていない自分仕様の車を運転手に運転させ、自分は後ろに座るのが「高級品」なのです。こういう車は「ショーファードブリンカー」と呼ばれます。
ほかにもヨーロッパでの「本当の高級品」は一点もので、服ならオートクチュール、みんなが来ている大量生産品はプレタポルテと呼びます。バッグだって家具だって「1点もの」が高級品で、それを作らせる財力と必要性があるのが貴族だったわけです。
日本にも貴族はいましたが、明治以降それが無くなり、日本のクルマ社会は戦後の大衆文化の中で成長しましたので、日本でオーダーメードの車を作っても「本質」には迫ることができるとしても、それが「日本的な品質の大量生産のクルマ」にはなかなか結び付かないのです。
F1などは、欧州でのプロモーション活動の意味合いが大きく、だからトヨタはF1よりも一番市場の大きいアメリカのナスカー:NASCARのほうに力を入れています。スバルや三菱は耐久仕様のラリーに出場するのもその意味合いが大きいです。
ありがとうございます。皆さんの回答を拝見して思ったのは、オーダーメイドとプラットフォーム&部材の共有化ライン生産は次元が異なるものではなく、同次元の一本の直線軸で説明できるんじゃないかと。要は、メーカー側が一般大衆消費者のニーズを上手くまとめてくれているからあそこまで高度な「プラットフォーム」と言う共有化ができているんで、逆にニーズが特殊な部分は個別対応、オーダーメイドになる。そのオーダーメイド部分の度合いが強いか弱いか、反対から言うと共有性が弱いか強いかです。最大公約数が取れるほど共有化とプラットフォーム化は進むし、最大公約数が取れず個別対応が必要な部分が増えた究極がオーダーメイドです。
大金持ちは日本国内だけにこだわらずとも世界中にはいるしむしろそうした世界中の大金持ちの特殊ニーズに応える事の出来る技術力や知見は日本の自動車メーカーには十分有ると思うんです。日本国内にも大金持ちはいると思いますが特殊ニーズを全く掘り起こしていないだけでは?例えば、大金持ちほど自動車嫌いとか....。その理由が安全性なのか居住空間なのか解決方法次第ではお金に糸目をつけないかもしれない.....なんてことはないですよね....。
No.10
- 回答日時:
依頼を受けて作るわけではないので、オーダーメイドではありませんが、
「完全手作り」
ということでは、ホモロゲーションモデルが近いかもしれませんね。
https://motorz.jp/race/great-car/65463/
「市販車ベースであること」
というレギュレーションを満たすためだけ、
に数台~数十台だけ作られる車のため、
ほとんど手作りです。
ただ、「市販車ベース」でも価格は数億円するので、
「フルオーダーメイド」
だと、数倍以上の価格になるでしょうね(^^;)
ありがとうございます。やっぱり近いのが有ったんですね。思ったのは、要はオーダーしてまで満たしたい特別なニーズに対してオーダーメイドは有効なので、例えベースであってもそこからやり直さないと行けない特別なニーズが有ればオンリーワンの車でないと行けなくなる。逆に言うと今プラットフォームや部材共有化というのはメーカー側が上手く一般消費者の要求を吸い取ってくれているからあそこまで高度なベースが出来ているけど、逆に高度な特別なニーズに対応するにはベースを潰していかないと行けなくなる。それで残ったものがベースってことになるし。でも、実際どんなニーズがあるか調査してみないとわからないしでも、日本のメーカーには十分対応できる技術力や知見は有ると思うんですよね。
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(お礼の続き)
捻っても叩いてもビクともしなさそうな百貫ボディガードの大男と絶対叩こうなんて思わないか弱そうな女性とどちらが「大切」か「愛おしい」かと言われるとか弱そうな女性です。
繊細なガラスか水晶か、特別な輝きを放つスワロフスキーと少し輝きは落ちるけど落としても壊れないプラスチック製とではどちらを買うかと言われればスワロフスキーです。
「一生大切に」住む家には破れやすくても私は和紙と木枠の障子で和室を作りたいです。壊れないからと言って、戸板や間仕切りを全部アクリル製にはしたくないです。
仏壇の金箔って凄く繊細で貼るのに技能が必要で高価なのに皆買うじゃ無いですか、金色のペンキを塗ったプラスチック製が丈夫だけどそれで済まそうとは思えない。
(お礼の続き その2)
だから、良い物ってメルセデスにしても、BMWでも、もっと上のクラスのロールス・ロイスでも「良い物」だから買うんじゃないかなと思ったんです。良い物が壊れにくいに越したことは有りませんが、それよりまず「良い物」だからお金が有れば買うんだと思うんです。
この理屈から行くと「良い車」だったらオーダーはくるんじゃないかと思うんです。
じゃ、良い車って私にような庶民が故障しないことが第一なのでは無くてもっと別の輝きが必要なのかなぁ。と思いまして、そのためにも一度大量生産やプラットフォームから離れてオール手作りに戻ることで違った良さが日本車の味になれば良いなあと思いました。
だから、そこに意義はあるように見えるんですよねぇ。
(お礼の続き その3)
以前、冷やかしでメルセデスのディーラーに行って運転席や後部座席に座らせて貰いました。やっぱり、輝きが違ったんです。私にとっては。凄く繊細で美しく見えました。買えたら良いなあって思いましたし。メルセデスを保有できた時の自負ってやっぱり素晴らしい体験だろうなとも思いました。
だからこそ、プラットフォームとか大量生産から一度離れて手作りできたら日本車にまた別の輝きが出れば良いなあと思います。
ハンドルは刀の柄(持ち手)の部分にしたらグリップ良く力を入れずに自然に持てる感じです。
タイヤのブランドロゴ部分は、自分の家の紋章にしたい。お墓でしか使わなくなってる紋章....。