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ドイツ語について

ドイツ語をマスターされた方に質問です。
ドイツ語のB1までを取らなければならないのですが
私は本来英語も得意ではありません。
かなりつまづいており、そこで質問なのですが通常会話では過去形は過去分詞を使うと思うのですが、過去形も覚える必要はありますでしょうか?

過去形については勉強したのですが、とにかく覚えることが多すぎて大苦戦しています。例外の変換で一つづつ覚えることが不可能だと思い始めました。
到達点は会話に困らないですが、滞在に資格が必要になるので。。ちなみにA1はなんとか、独学で取りました。

A 回答 (2件)

過去形も全部覚える必要があります。

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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2018/12/15 01:59

B1までが必要ということは、Blaue Karte EU という滞在許可を希望しているということでしょう。


B1は、一応日常的な会話がこなせるというレベルですが、
そもそもこのA1~C2のレベルのシステムそのものは、会話に特化したものではありません。
ドイツ語を使って仕事をする人や、大学で学ぶ人は会話力以上の能力が必要で、
当然ながらB1よりもっと上のレベルまで習得することになりますから、
カリキュラム全体もそこを到達点として、読解や作文までを総合的、段階的に習得していくシステムです。
したがって、B1のレベルでも、それに準じた数の動詞の過去形は学習範囲であり、試験にも出ます。
B1の成績証明がなければ資格が取れない以上、覚える必要があるかないか、
と問う余地はないと思いますがどうでしょう。
置かれている状況から言って、過去形は覚えなくてもよいという選択肢はないと思いますが…
下はB1の模擬試験ですが、1問目の読解はブログの記事で、ほぼ過去形のみで書かれています(8ページ)。
http://www.goethe.de/pro/relaunch/prf/materialie …

語学が苦手、ということですが、苦手という人は、
多くの場合、なぜその言語を学ぶのかという目的意識が十分でなく、
その言語そのものに対する興味もそれほど強くないことが多いです。
自分でそれに気づいていないと、もともと苦手なのだと思い込んでしまうのです。
滞在資格にどうしても必要だから、というのは、それほど高い目的意識のうちには入らないと思います。
ドイツに住みドイツ語を話すのは何のためなのか、それで何をしたいのか、という具体的な目標がないと、
学習への取り組みも義務的なものになりがちです。
ドイツ人と対等に議論して仕事をしなければならないとか、大学で専門分野を極めたいとか、
あるいは、ドイツ文学を辞書なしでスラスラ読めるようになりたいとか、
何でもよいですが、そういう具体的な目標があると、
学習への取り組みやその内容がおのずから大きく変わってきます。
しかし、滞在許可そのものの方が目的で、そのためだけにB1までやったらそこで終わりと考えていると、
必要最小限のことにしか興味を持てなくなります。
そうなると、学習の要領も効率も自然と悪くなってしまい、
いくら時間をかけても頭に入らないということになります。

動詞の過去形を学ぶために、変化表をながめて丸暗記しようとしているのであれば、
それはかなり義務的な学習法で、面白くもありませんし、身にもつきません。
語学学校であれば、使っている教材中に新しい動詞が出てきたとき、その都度教えると思います。
独学でやる場合も、やはり文章を読みながら、意味のある文脈の中で覚える方が頭に入りやすいので、
過去形が使われている童話のようなものを読むとよいでしょう。
ドイツの子供の言語教育では、2~3歳になったら、絵本などを読み聞かせて
「過去」の概念を理解させると同時に過去形を教えていくとよいとされます。

また、インプットだけでなくアウトプットがないと頭に入りません。
覚えたものは自分でも使ってみるのが大事です。
過去形はあまり会話で使わないと思うのであれば、
簡単な日記のようなものを、過去形を使って毎日数行程度書いてみるとか。

会話では現在完了形が中心とはいっても、地方によって差があります。
南ドイツやオーストリアなら、ほぼ現在完了形で徹底していますが、
いわゆる標準ドイツ語では、これらの地方よりは若干使うケースが増えます。
また、たとえ日常会話であっても、文法的に過去形を使わなければいけない構文というものがあります。
たとえば nachdem という接続詞を使った「~したあと~した」という構文です。
この文の場合、現在のことを言う場合は、主文は現在形、複文は現在完了形で、
過去のことを言う場合は、主文は過去形、複文は過去完了形です。
この規則は結構面倒なので、ドイツ語のネイティブでも時制をいい加減にする人が結構いますが、
基本的には会話でも守らなければいけない時制の規則です。

現在
Nachdem ich Frühstück gegessen habe, mache ich mich auf den Weg in den Wald.
私は朝食をとったあと、森への道へと向かう。

過去
Nachdem ich Frühstück gegessen hatte, machte ich mich auf den Weg in den Wald.
私は朝食をとったあと、森への道へと向かった。

ドイツで生活するときに必要なのは会話のドイツ語だけではありません。
いろいろな場面で、文書を読まなければならないことがあります。
インターネットを使って情報を得なければならないこともあると思いますが、
先ほどの模擬試験の問題のように、内容が日常的でくだけた文であっても、
書き言葉である以上過去形は普通に使われます。
また、ドイツ語の日常会話で、非現実を表す時や、
日本語の敬語のような表現をするときに使う接続法第II式は、
動詞の過去形を基礎に作るので、知っておいた方がよいです。
(会話では、würde + 不定詞で代用するケースが多いですが。)

覚えるのが大変なのは不規則動詞だと思いますが、
不規則動詞の場合は過去形だけでなく現在完了形も不規則ですから、
会話で使う現在完了形も、過去形と同じ数だけ覚えなければならないはずです。
過去形と過去分詞を別々に覚えるよりも、セットにした方が覚えやすいと思いますよ。
中学校で英語を始めたときも、take, took, taken のように覚えたでしょう?
会話に必要な数の現在完了形が覚えられるのなら、同じ数の過去形も覚えられるはずですが、
そもそもB1のレベルで覚えなければならない不規則動詞の数はそれほど多くありません。
下の動詞の変化表には不規則動詞が180ほど挙げられていて、レベルが右端に表記されていますが、
B1のレベルまでなら、覚えなければいけない動詞はざっと数えて110ほどしかありません。
https://www.deutschplus.net/pages/Tabelle_starke …

動詞の変化のみを先に丸暗記するのは必ずしも最良の方法ではありませんが、
もしやるならば、工夫次第で楽になる部分はあります。
まず規則動詞の過去形は、大部分は不定形の語尾の -en を取って -te を付ければいいので、
覚えることは一つだけで簡単です(-en の n だけを取って e を残す動詞が一部あります)。

machen → machte / spielen → spielte など

不規則動詞の場合も、全部をバラバラに覚えるのではなく、
同じパターンの変化をする動詞をグループでまとめて見ると覚えやすくなります。
上の表では変化のパターンでグループ分けしてあります。
たとえば最初のグループには、語幹の母音が a の動詞で、
過去形では u に変わり、過去分詞ではまた a に戻るパターンの動詞が集められています。
不規則動詞の場合、不定形の語尾 -en を取ったらそのまま何も付け加えないという点はほぼ共通です。
現在完了形も、語頭に ge- を付け加え、規則動詞の場合の -t という語尾ではなく -en になる点は共通。

現在形 -a- -en / 過去形 -u- / 過去分詞 ge- -a- -en
fahren / fuhr / gefahren
tragen / trug / getragen

7番目のグループなら、下のような法則になっています。

現在形 -e- -en / 過去形 -a- / 過去分詞 ge- -o- -en
bergen / barg / geborgen
brechen / brach / gebrochen
helfen / half / geholfen

このようにグループごとに法則性を把握しながらまとめて覚えるなら、
110という動詞の数は決して多くはないでしょう。
分離、非分離の前綴りがついたとしても変化は同じなので、
一見たくさんあるように見えても、実はそれほどではありません。
分離動詞の場合の過去分詞は前綴りのあとに ge- が付き、
非分離動詞では付かないということだけわかっていればよいのです。

brechen / brach / gebrochen
abbrechen / abbrach / abgebrochen
einbrechen / einbrach / eingebrochen
unterbrechen / unterbrach / unterbrochen(非分離)
zerbrechen / zerbrach / zerbrochen(非分離)

つい長くなってしまいましたが、言いたいことの要点は、
資格取得のためにB1が必要ならば、過去形を覚えずに済ますのは不可能であること、
実際にドイツに暮らし続けるうえでもやはり過去形は必要であること、
興味と工夫で学習方法を見直し整理すれば、覚えなければいけないことは実はそれほど多くないこと、
この三つです。考えてみて下さい。
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この回答へのお礼

たくさん書いていただき、ありがとうございます。結婚で滞在しているための資格取得と義務的に考えている自分に気がつきました。もっと目標を具体的に考えてそれに向けて頑張ってみます。書いていただいた内容、大変勉強になりました。焦らず頑張ります。

お礼日時:2018/12/15 01:59

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