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端には重合開始剤が残ることもあるとのことですが、はさみ等で切断した場合には分子末端の結合サイトが近傍に生じた同じものと結合するとか、酸素と結合するとかするのでしょうか。
Cの結合が切れたままだとは考えられないためなんらかの結合を生じて安定化するとは思うのですが。

切断箇所の結合が組替わるのは様々な物質の分子についてあてはまることですので別にプラに限定しなくても構いません。

A 回答 (2件)

高分子の末端は、重合方法によってほぼ決まります。


代表的な熱可塑性エラストマーであるSISのようなトリブロックポリマーは、
ポリマー末端同士をカップリングさせて作ります。
今回は、重合時のポリマー末端ではなく、力学的に高分子鎖を切断したときの
末端に関する質問ですね。
プラスチックなどの高分子材料を破壊(切断)すると高分子さが切れて
末端がラジカルになります。
ーC・ つまり、不対電子が存在します。
固形状態では、高分子鎖の運動が拘束されているので、この不対電子の
寿命はかなり長いのです。
つまり、切れたままの状態で長時間存在します。
それ故、この不対電子はESRで観測することができます。
昔、TVでスルメを切断する(さきイカにする)と分子切断によって
ラジカルが生成しESRで観察できる。1ヶ月程度の寿命があるという
放送を見たことがあります。
また、天然ゴムを素練りすると力学的に分子が切断されて、ムーニー粘度が
低下しますが、徐々に粘度が上昇します。
これを素練り戻りと言いますが、切れたままで生きていたラジカルが
再結合する現象です。(素練り戻りを調べる時には2週間程度は観察します。)
力学的に切断して生じたラジカルに別途モノマーを添加して、そこから
新しいポリマーを重合することも行われています。
このように寿命な長いラジカルもいつかは消失します。
酸素と反応すれば過酸化ラジカルとなます。さらに反応をして
水酸基やケトンになると思います。
また、素練り戻りのように再結合して消失するものもあります。
さらに、ラジカル重合の不均化停止のように2つのラジカルが
反応して、一方がビニル基、他方が飽和のCーHとなるものも
あると思います。
添付資料は参考になると思います。
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstre …メカノケミカル+ラジカル%27
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この回答へのお礼

詳細な回答どうもありがとうございます。
こういったラジカルの寿命は案外と長かった。
大変勉強になりました。

お礼日時:2019/01/24 11:36

末端の-CH2-CH2-からは-CH=CH2ができたり、酸素分子と反応して三環性になったり色々です。

「ラジカル連鎖停止反応」で調べてね。
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この回答へのお礼

勉強になりました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2019/01/24 11:37

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