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タイトル通りの質問なのですが治療にビザーダ(アザシチジン)という抗ガン剤を使うので癌のようにも思えるし、癌でないようにも思えます。
ガン保険に加入していますが適用されるでしょうか?
ご教示願います。

A 回答 (4件)

私からはこの病気について投稿いたします。



ずいぶん以前にこのご病気のお方に以下の内容でまとめたものを提示したことがございます。
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骨髄異形成症候群(MDS)

骨髄異形成症候群は、急性骨髄性白血病に移行することから、以前は「前白血病状態」と言われたこともありました。
[症候群(シンドローム)とは、共通の病態を示す患者が多い原因不明の病気に付けられる名称です。ただ、エイズのように現在はウイルスによるものと解ってはいても、後天性免疫不全症候群(AIDS)のまま病名が残っている病気もあります]

・私たちの体の血液には、赤血球と白血球という血球(血液細胞)が生息しています。
赤血球は、ヘモグロビンに酸素を吸着して、全身の細胞に運んで受け渡す仕事をしています。
白血球は、好中球・単球・巨核球、またTリンパ球やBリンパ球などの種類があり、単独または連絡して、身体に侵入した細菌やウイルスなどの病原体、また癌細胞などの異質細胞を見つけて殺し排除する免疫と言う仕事をしています。血小板は巨核球と言う白血球から出来、出血を止める働きをします。
・これらすべての血球は、骨の骨髄の造血幹細胞が骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分化して作られます。
骨髄系幹細胞からは、まず、赤芽球(せきがきゅう)・骨髄芽球(こつずいがきゅう)という未熟な芽球が作られ、これが分化成熟し、赤芽球が赤血球、骨髄芽球が好中球・単球・巨核球などになります。
リンパ系幹細胞からはリンパ芽球が作られ、これが分化成熟してTリンパ球、Bリンパ球などのリンパ球になります。
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■骨髄異形成症候群という病気は、骨髄系幹細胞に異常(癌化)が起こった病気で、異常な形(異形成)の芽球が作られ異常に増加する病気です。
異常な芽球は成熟できず、未熟なままであったり死んでしまって、赤血球や好中球、また巨核球にはならないことから、結果的に正常な赤血球や好中球、また血小板が減少する病気です。
・正常な赤血球が少なくなれば、組織の細胞に酸素を供給できませんから貧血状態となり、進行すれば赤血球輸血も必要となり、
・正常な好中球や単球が少なくなれば、細菌やウイルスが排除出来なくなり感染症で命を落とします。
・巨核球と言う白血球が減少すれば血小板が出来ず出血症状が出ます。
・進行すれば異常な芽球が血液内にも見られるようになります。
・骨髄の細胞の染色体を調べると、約50%の患者に先天的なものではない染色体異常がみられます。
・急性骨髄性白血病と同じような形態になる危険性が高く、抗癌剤は効かないとされています。

従って有効な治療法が無く、
・軽度の血球減少の場合は、ただ様子見で経過を見ます。
・赤血球や血小板の減少が進めば赤血球や血小板の輸血で対処し
・さらに進めば、アザシチジン(ビダーザ)投与。また、過酷ながら確率はどうあれ、唯一治癒への希望がある造血幹細胞移植(骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植)も検討されます。
アザシチジンは強い毒性を持ち、造血幹細胞移植を行わない患者さんの化学療法の第一選択薬で、治癒ではなく延命が目的です。
造血幹細胞移植が過酷と言いますのは、多量の化学療法(抗癌剤)と全身への放射線治療からなる移植前処置を無菌室で行う治療であり、合併症による死亡率も高いからです。
現在の医療では治癒は困難とされていると言うことです。
以上、骨髄異形成症候群の概要を説明しました。

--------- 私のコメント ---------
■癌とは、特定の細胞に癌遺伝子が生じて、その癌遺伝子の情報によって細胞が無制限に分裂するものです。
癌と言えば、腫瘍という塊をイメージしますが、血液癌である白血病の多くは腫瘍という塊は形成せず、幹細胞や未成熟な芽球の段階で癌遺伝子により無制限に分裂しているものです。
癌の多くは原因が不明となっていますが、明らかとなっている癌もあり、肝臓癌(肝臓の細胞の癌化)を起こすB型やC型肝炎ウイルス、上咽頭癌や悪性リンパ腫を起こすEBウイルス、子宮頸部癌を起こすパピローマウイルス、そして血液癌としての成人T細胞白血病を起こすHTLV-1と言うウイルスです。
これらの発癌ウイルスは、子孫を増やすためにそれぞれ親和性を持つ細胞に侵入し、細胞核の遺伝子に自らの遺伝子を挿入することから癌遺伝子を生じさせるウイルスです。

■骨髄異形成症候群も骨髄系幹細胞の癌化でしょうし、急性骨髄性白血病になるということからも何らかのウイルスが関係しています。
そうであるなら、ウイルスを排除できれば、正常な芽球が成長し治癒に向かうということになります。
体内のウイルスを排除するのは健全でかつ活性化したリンパ球などの白血球です。それを可能とするのは免疫療法です。
白血病やこのような疾患に、有効な免疫療法として古くから知られるハスミワクチンや丸山ワクチンがあります。
・丸山ワクチンは、結核菌の成分を皮下接種し、白血球に食わせて活性化させ、巻添え的に癌細胞も認知させて排除に向かわせるものです。
・ハスミワクチンは、千葉大学医学部出身の外科医・故蓮見喜一郎博士が、米国のラウス博士と英国のジャイ博士のウイルス発癌説に着目し、1931年に癌ワクチンの研究を開始。1942年には、癌組織をすりつぶし溶かしたものから限界濾過法によりウイルスと膜抗原の抽出に成功。5年を費やした1948年(昭和23年)に、牛の脾臓の脂質をアジュバント(免疫促進物質)として発見。同年、ウイルスを含む癌細胞膜抗原とアジュバントの2本を注射器内で混合し、皮下接種する治療用ワクチンを完成。これを蓮見ワクチンと名付けて臨床応用を開始し、今日に至るものです。
癌の種類ごとに癌抗原が異なる数十種の一般ワクチンがあり、患者自身の尿・腹水・胸水などから抽出する自家ワクチンも作成可能です。
適合するウイルスを含む癌抗原を皮下接種し、樹状細胞に食わせ、これを分解した樹状細胞がヘルパーT細胞に抗原成分を提示することで、B細胞からの抗体の産生およびキラーT細胞の活性化(CTL)を導き、同型の抗原を持つウイルスや癌細胞を排除に向かわせるものです。
なお、ハスミも丸山も免疫療法ですから白血球が弱化する化学療法との併用は効果を得られません。

前癌状態である骨髄異形成の状態なら、速やかな効果が得られ、治癒が期待できると思います。
   以上です。
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なお、残念ですが大半の医師は免疫の理論も深くは学んではいなくそれほど知識にありませんから、免疫療法に意見を求めても否定されますし、質問しても正しい答えは返ってきません。
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この回答へのお礼

有難うございます

お礼日時:2019/01/27 19:50

保険の契約内容や保険会社の解釈次第でしょうね。


骨髄異形成症候群自体はガンではありません。無制限の増殖や転移性といった性格を有さないためです。
しかしながら、契約によっては骨髄異形成症候群も保険の支払い対象に含むとされている場合もあります。
この辺は質問者様の契約内容をご確認下さい。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
契約内容を精読してみます。

お礼日時:2019/01/28 08:18

白血病の前期ガンと言われています。

移行することが多い。
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この回答へのお礼

有難うございます

お礼日時:2019/01/27 15:26

骨髄異形成症候群は悪性新生物となりますので、ガン保険の支払い対象です。


が、保険会社(商品)により違いがある場合もありますので、正確にはご加入の保険会社へ問合せて下さいね。
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この回答へのお礼

有難うございます

お礼日時:2019/01/27 15:27

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