CDの保有枚数を教えてください

日本語は漢字かな混じり文で表記しますが、そのことに関して疑問を持つ人は少ないかもしれません。

とある漢和辞典でも 日本人が漢字を消化し使いこなせるようになったのは自然の流れみたいなことが書いてありました。しかし、自然の流れというよりも、いくつかの選択肢が淘汰された結果、漢字かな交じり文に行き着いたのではないかと私は考えております。
以前も 似たような質問を出したんですが、今回は 逆の視点から考えてみようと思います。


韓国もベトナムも大昔は日本と同じように文字を持たず、中国から 漢字を取り入れ、当時の知識層たちは 文書を漢文で書いていました。その点では 韓国語もベトナム語の 条件は日本語と似ているのですが、なぜ、韓国語やベトナム語では 日本語の 漢字かな交じり文のようなスタイルが定着せず、漢字を捨ててしまったのでしょか?

A 回答 (8件)

理由はいくつかあります。


①漢字を使うと、漢字や漢族の文化を知るものがエリートになり、民族の独立性を阻害すると考えたから
②近代に入って教育の重要性を知り「より多くの人が簡単に覚えられる表記法」を採用したから
③漢字の持つ影響力や歴史的な意義を断絶させたかったから
です。

①については「国語の純化運動」として現れます。特に北朝鮮や韓国は日本併合時代を経験したため、漢字と民族文字が混じった混合文体を嫌う浄化運動が起きました。民族として文化的に自立し、陸地で隣り合っていて影響力の大きい中華文化から少しでも離れるためには「民族文字のみ利用する」のが正しい方向性だったのです。
 
 べトナムの場合は「自前の民族文字」は作りませんでしたが、ローマ字を使った表記法(クオックグー)は中華文化から一定の距離を保ち、ベトナムの民族的独立を維持するのに役立つと考えられました。

このような事例は他の地域でもあり、たとえばバルカン半島の国々は、最初ギリシャ文字を転用して表記した後、ギリシャ文字からキリル文字を作成しましたが、ユーゴスラビア連邦のような状態になると、ほぼ同じ言語を使うセルビア人・クロアチア人などがラテン文字表記やキリル文字などを使って自分たちの文化を差別化した時期があります。
 同じような流れで、近年ロシアとロシア文化から一定の距離を保とうと努力しているウクライナはキリル文字からラテン文字への変更を(アイディアとしてですが)検討しています。

②日本も戦前・戦後に「日本語は非効率だから止めてフランス語にしよう」という提案があったり、GHQも「日本語は漢字を使っているから識字率が低いのだろう。漢字廃止(ひらがな化)・ローマ字化・日本語をやめることを検討しよう、とした時期があります。しかし、方々を回ってみると、アメリカを超える識字率だったことが分かり、漢字廃止は取りやめになりました。

アジアが植民地から独立しようとした時期、各国で「国語の表記法」と「国民教育」がだいぶ検討されました。中国においても「10億の国民全員に漢字を覚えさせるのは難しい」と言う結論が出たので、中国共産党は簡略した「簡体字」を開発して普及しました。また中国のローマ字転記法としてピンインがあります。

 国民党が支配した台湾はピンインを使わず、清朝時代に生まれたボポモフォ(注音符号)を使っています。性質的にはかなりひらがな・カタカナに近いもので、漢字の読みのために振り仮名のように表記されている場合もあります。

このように特に第2次世界大戦後はアジア各国で「教育の効率化のために自国表記法が整えられた」時代であったといえます。

この時に、日本は海で大陸と隔てられていたので「中華文化を受容しても民族の性質に影響しない」と考えたのに対して、陸続きである韓国(北朝鮮含む)やベトナムは「中華の文化的な侵略を防ぐため」に漢字を放棄した、といえる部分があります。今でこそ中国は経済的な大国ですが、戦後すぐはものすごく貧しい国だったので、その点でも「過去の大国であって得るものはない」とかんがえたのでしょう。

③陰謀説が好きな人が主張する理由ですが「まったく考慮されなかったのか」というと、そうでもなさそうです。
ベトナムの隣のカンボジアはブルジョワジーである知識層を抹殺するために、医者や教師や高級役人など「漢字が使える人々」を粛清していきました。そのほうが「共産革命を成功させる→原始共産制からスタートする」には都合がよかったからです。
 共産主義国であるベトナムも簡体字を作った共産党中国も「知識人は敵である」という概念があったことは間違いありません。そうでなければ簡体字を作らずとも、戦前にはすでにあったボポモフォで十分だったことを台湾が証明しているからです。

韓国の場合も「日本の影響力をそぐ」と同時に裏には「中国の歴史的影響も消したい」という意識があったことは否定できないでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/03/10 16:17

双方とも政治的意図、つまり人為的な


ものです。

韓国は、日本が統治していた時代、識字率が
4%と低かったので、ハングルを導入しました。

その後、朴正熙大統領の時に、韓国には独自の
文化がない、ということでハングルを全面的に使用
するようになったのです。



ベトナムは、漢字を応用した独自の文字チュノム
(ベトナム語)を作り、漢字と交ぜ書きをすることが行われた
のですが
フランス総督府によるクオック・グー
教育の推進により漢字、チュノムの使用頻度は次第に減少。

1945年の阮朝滅亡とベトナム民主共和国の成立により、
ベトナムの国字として漢字に代わり、クオック・グーが
正式に採択されたことで、漢字やチュノムは
一般には使用されなくなりました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%88 …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/03/16 05:18

短く言うと


初めは中国が支配してたので、漢字があった。古典とかは漢字よ。今も旧正月も漢字が出てきたりする。
んでフランス人があれこれ言ってきて漢字は廃止。
独立したりで諸々で今に至る。
表記は英語(ローマ字)がベースのフランス語混じりで、発音は中国語っぽい。
私はそんなイメージです。過去の歴史が分かるような…
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/03/11 19:00

南鮮の場合、数十年前の新聞すら読ませないようにするためでもある。



https://www.amazon.co.jp/dp/4396112823/
「韓国語やベトナム語が漢字を捨てた理由」の回答画像5
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/03/10 16:17

誤解している人が多いようですが、ベトナムが完全に漢字を捨てたのは、第二大戦後北ベトナムにできた共産党政権が、富裕層やインテリ層が使用していた漢字の使用を禁止したからです。

 日本もそうですが、ベトナムも朝鮮も教育がいきわたる近代以前に漢字を使える人はごく一部のエリート階級だけでした。 ベトナム独自の文字であるチュノムも漢字以上に複雑なものでした。 一方、ベトナムがフランスの植民地になるはるか前の16世紀にヨーロッパの宣教師がキリスト教布教の為にベトナムを訪れた際にアルファベットを伝えました。 このアルファベットが、日本のかなと同じような働きをしたわけです。 すなわち漢字を使えないベトナムの庶民もアルファベットでベトナム語を表記することで、簡単に読み書きができるようになったのです。 それでも、ベトナム民主共和国(北ベトナム)が1945年のベトナム八月革命によって成立するまでは、北ベトナムにも南ベトナム同様多くの中国人が住んでおり、漢字も結構使われていました。 しかし、北の共産主義政権は上述の通り漢字の使用を完全に禁止して、北にいた中国人もすべて追い出してしまいました。 そして、1975年に北ベトナムが南ベトナムを解放・吸収したことで、漢字はほぼ完全にベトナムから姿を消してしまいました。 今では、南にはベトナム戦争以前の数の中国人が戻ってきていますが、北には一人の中国人も戻ってきていません。  韓国・朝鮮の場合もやはり教育を受けていない庶民が読み書きをできるように、ハングルを導入したというのが一番の理由でしょう。 ところで、正しい歴史を書き記した古文書はすべて漢字で書かれていますが、第二次大戦後の朝鮮半島の権力者たちが自分たちに都合のいい偽りの歴史を国民に押し付けるため、国民が真実の歴史を学ぶことができないように(本当の歴史書を読めないように)漢字を取り上げたというのが、裏の事情であることは間違いないでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/03/09 10:52

ベトナムは、フランスの植民地になった時代があるからですね。


日本語のひらがなのように、ベトナムでも漢字を変形させた独自の文字(チュノム)が作られて、漢字との交ぜ書きが行われていたんですが、フランス統治時代になるとラテン文字+補助記号の表記方法が推奨されて、学校教育で使われたようです。後に独立運動を指導・推進したのは、この時代にラテン文字表記による教育を受けた人たちだったため、独立後はラテン文字表記が正書法となり、漢字とチュノムの交ぜ書きは廃れてしまったようです。

韓国の場合は、まあナショナリズムによる漢字廃止政策が直接の原因ですが、もともと朝鮮語の音韻体系が複雑なため、漢字による表記は不都合が多く、漢字が伝わって以降も15世紀ごろまでは本格的に普及しなかったらしいです。日本語の音韻体系だって中国語とはまったく違いますが、それでも日本では貴族や僧侶といった人々には漢字が早々に使われ始め、10世紀ごろには崩し字からカタカナ・ひらがなが登場していたことを考えると、これは相当に遅いですよね。よほど相性が悪かったというか、そういう事情もあるんじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

韓国語でも漢字が使われた時期がありましたが、日本語と違って 訓読みしませんでした。
この点も 大きな要因かと思います。

お礼日時:2019/03/09 09:28

ベトナムも60年くらい前までは漢字を使ってたようですよ


ベトナムの年寄りは漢字の読み書きが出来る人が多いです。

韓国も北朝鮮も30年くらい前の新聞を見るとまだ漢字を使ってましたね。

一般市民レベルでは漢文では難しすぎるので漢文が定着しなかった、だが日本はひらがなカタカナでそれが補えた。
ベトナムにはそれに変わる物がなかったので植民地時代の統治者の影響でアルファベットに
韓国は中華圏という民族意識の高さ的にハングルを使うことを嫌ったので受け入れられなかった時代が長かったが戦後の独立でハングルへの誇りを持つようになり普及しだしたのではないですかね。

逆に日本語はひらがなカタカナだけでは分かりづらいのでひらがなカタカナだけというのが定着しなかったのではないでしょうか
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/03/09 08:39

バ韓国ドラマで婆さんが勉強をしている孫に「韓国人は頭が悪くて漢字を覚えられないからハングルが出来たんだよ 」と言ってたけど?

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/03/09 08:38

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