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脳内神経伝達物質は逆流することがありますか?特にうつ病ではノルアドレナミンとセロトニンが逆流しますか?

A 回答 (3件)

逆流の意味がよくわかりませんが、



放出された物質がまた細胞に戻るということなら、
ありません。
細胞膜には選択透過性という機能があるからです。

それ以外はちょっと思いつきません。
伝達物質は放出器官から周辺にあまねく放出され、
そして回収器官に集められていくもので、
放出器官にも回収器官にもそれ以外の機能は備わっていませんので。
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逆流するのが通常です。



神経細胞と次の神経細胞は直接つながっているわけではなく、シナプスと呼ばれる隙間があります。
たとえはセロトニンは、神経細胞から一旦、細胞間のシナプスに分泌されるわけですが、次の神経細胞にあるセロトニン受容体という組織が、それを取り込む。
しかし、分泌されたものをすべて取り込むわけではなく、シナプスには取り込まれなかったセロトニンが浮遊する状態になる。
一旦放出したそのセロトニンを、分泌元の神経細胞が再び取り込む形で再吸収する。
そのための組織をセロトニントランスポーターと呼ぶ。

通常は、このようにして適度なセロトニン量のバランスが保たれているのですが、なんらかの原因で受容体が十分な量を取り込まなかったり、トランスポーターが過剰に再吸収してしまったりすることでセロトニン量が極端に減少する場合がある。

これが うつ の原因のひとつとされていて、そのためにとりあえずトランスポーターが再吸収できなくすることを考えた。
これが、「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」と呼ばれる抗うつ薬、通称 SSRI 。
トランスポーターはセロトニン専用の取り込み口ではないため、本来ノルアドレナリンやドーパミンなども取り込みます。
SSRI はセロトニンを主に取り込むため「選択的」という名がついている。
セロトニンとノルアドレナリンの両方を選択的に取り込む薬は、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)と呼ばれる。

ただ実は、セロトニンが増えれば うつ が改善するという確かな根拠はわかっていません。
たとえば、化学的には、再取り込みが阻害されれば、すぐに効果が出るはずなのに、実際に効果が出始めるのは通常1週間以上を要する。
その間に、どのような作用機序が脳内で実行されているのか、という点については未解明であり、そこに重大な副作用の要因が隠されていると考えるのが自然とされている。

つまり、現時点での精神医療は、SSRI や SNRI といった薬を見切り発車で実験的に患者に投与していることになる。
これが精神科は危険(しかも治すことは絶対にできないのだから無意味)と言われる最大の所以。
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逆流することはありませんよ。

うつ病のイメージ図を見て勘違いされたのでしょう。

脳内神経伝達物質は、脳内で放出と吸収を繰り返します。それを逆流と考えてしまったのでは?

また、うつ病を治療する抗うつ薬は、脳内神経伝達物質を吸収するところを閉じるように機能します。病気によって脳内に放出されるセロトニンが不足するため、吸収されるセロトニンの量を減らして、気分が下がることを防ぎます。
さらに、抗うつ薬は血中濃度が一定になるまでに時間がかかります。そのため、抗うつ薬には遅効性が必ずありますし、患者さんに合った量を服用させないと、薬としての機能が低下したり効果が無い場合があります。

なお、吸収されずに脳内にセロトニンがたまったままになると、セロトニン症候群という症状が出ます。ですから、抗うつ薬は強ければ良いということもありませんよ。
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