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令和

万葉集の

[ 初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香 ]

が基であり、はじめて国書から引用したものだと政府もメディアも盛んに喧伝しています。
しかし、それ自体が、実は中国の詩文集である『文選』からの引用らしい。
張衡(78-139)が著した「帰田賦」という書物の、

[ 於是仲春令月 時和気清 ]

という一節。
https://setsuhaji.com/post-5993/
所詮、漢字自体が中国から来たものなのですから、漢字を使う以上、日本の伝統とか自慢げに強調しないほうが良さそうですね。
そこで質問です。

このように、「裏をかいたつもりで、結局は絡めとられている」的な状況を表わす諺や熟語ってありませんでしたっけ。

A 回答 (4件)

「文選」から借用したというのは、この元号が発表された時に、岩波文庫の「万葉集」の注釈に触れられていることが話題になりました。

この時代に日本人が中国語をすらすら書けるはずは無く、「古事記」は日本式漢文で書かれおり、日本書記では百済あたりの文章博士によって助けられて、やっと漢文らしきものが書けるようになった(と目せられた)時代ですから、それほど時が経っていない、万葉集に立派な漢文が存在するはずも無く、大伴旅人も和歌の作者としては有名だが、漢文を自在に書けたとも考えられない。
だから「文選」から拝借してお茶を濁したのです。
751年「懐風藻(かいふうそう)」
814年「凌雲(りょううん)集
818年「文華秀麗集」
827年「経国(けいこく)集」
810年「文鏡秘府論」空海/漢詩・漢文論
などの「漢詩文集」に目をやることはできなかったのか。私は不思議に思う。日本の書物を「出典」にしたい、そういう気持ちが先走ったのでしょう。「万葉集」は如何にも日本的です。しかし、そこにあるのは「万葉仮名」(あくまでも「仮名」です)で書かれた和歌です。わずかに目についた漢文に目が行ったのですが、それが「文選」由来であった。一体「有識者」は何を考えていたのか。
 回答になっていませんが、私の気持ちを述べました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

さすが、ご存知でしたか。
わたしはまったく知らずに国書から引用、に踊らされていましたね。
いずれにせよ、奇しくも伝統を守ることになったという結果になったようで。

お礼日時:2019/04/10 21:37

その論法で通すなら、漢字を音読みで使用すれば、すべてそんな結論になります。


大和言葉でなければすべて出展は中国ということになります。
>、「裏をかいたつもりで、結局は絡めとられている」的な状況を表わす諺や熟語
そんなあなた自身、大丈夫ですか、「熟語」多くは音読みです
>日本の伝統とか自慢げに強調しないほうが良さそうですね
ここまでおっしゃる人にしては、矛盾もするようですが、中国に絡めてられたままで十分満足なら話は別ですが。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>その論法で通すなら、漢字を音読みで使用すれば、すべてそんな結論になります。
大和言葉でなければすべて出展は中国ということになります。

万葉集が [ 於是仲春令月 時和気清 ] を参照していなければ、今回のようなことは申し上げませんよ。

>矛盾もするようですが、中国に絡めてられたままで十分満足なら話は別ですが。

矛盾はしていないでしょう。
どこに絡めとられているか否かはどうでも良いのですが、今回のように絡めとられているのに気づかず、自慢話をしているのが滑稽かな、と思った次第です。

お礼日時:2019/04/10 21:42

どこかの文章から「令」と「和」を持ってきただけなので、何とでもいえるね。


「令和」という2字熟語じゃないからね。

そんなことより、「この新しい時代を良くしていこう」という心が大切でしょう
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

下記は岩波文庫編集部のツイッターです。

新元号「令和」の出典、万葉集「初春の令月、気淑しく風和らぐ」ですが、『文選』の句を踏まえていることが、新日本古典文学大系『萬葉集(一)』https://www.iwanami.co.jp/book/b325128.html … の補注に指摘されています。
「「令月」は「仲春令月、時和し気清らかなり」(後漢・張衡「帰田賦・文選巻十五)」とある。」
https://twitter.com/iwabun1927/status/1112594...
こうした記述がすでにあったようです。

お礼日時:2019/04/10 21:35

そもそもが、中国語に令和って言葉はありません



中国語でも令、和って文字を使いますし、日本語でも令、和って文字を使いますから、もうどっちが先って言えないです。

国書から引用したと言ってるんですから、ルーツは日本です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

下記は岩波文庫編集部のツイッターです。

新元号「令和」の出典、万葉集「初春の令月、気淑しく風和らぐ」ですが、『文選』の句を踏まえていることが、新日本古典文学大系『萬葉集(一)』https://www.iwanami.co.jp/book/b325128.html … の補注に指摘されています。
「「令月」は「仲春令月、時和し気清らかなり」(後漢・張衡「帰田賦・文選巻十五)」とある。」
https://twitter.com/iwabun1927/status/1112594364 …
こうした記述がすでにあったようです。

お礼日時:2019/04/10 21:34

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