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MT車について。別の質問で「1速から2速に入れる時は一度ニュートラルの位置に戻してから」と教えていただいたのですが、何故でしょうか? 理由が知りたいです。

A 回答 (10件)

>1速から2速に入れる時は一度ニュートラルの位置に戻してから



工学的には、何ら意味がありません。しかし、運転操作上は全く意味がないワケでもありません。

※1~2速間はギヤ比が離れていて、同じ速度で1速から2速にシフトアップしてクラッチをつなぐと、エンジン回転数が大きく落ちますが、この時エンジンのフライホイールが『急に回転が落ちることに抵抗』して、ちょっとギクシャクした感じになります。そこで、1→2速のシフトアップは、慌ててやらずにゆっくりとシフト操作をして、その間に自然にエンジン回転数が落ちる時間を与えてやれば、2速でクラッチを繋いでもギクシャク感が軽くなる、ということはあります。

※故に、『1→2速はゆっくりやろう』っというなら判らんでもありませんが、わざわざ『一度ニュートラルの位置に戻して』っという操作自体に、何らかの意味があるということは無いです。
恐らく『ニュートラルの位置に戻せ』っと強調しているワケではなく、『1速を抜いたらそのまま2速に入れるのではなく、一呼吸置け』というぐらいの意味でしょう。

※シフトアップ時にエンジン回転数が落ちる『ギクシャク』は、2→3速以降の他の段でのシフトアップでも同様に起こりますが、しかしギヤ比の間隔は上に行くほど狭くなっていくので、シフトアップ時の『一呼吸』も徐々に短くしてよくなります。(3→4→5速などは、逆にエンジンの回転数が落ち過ぎない様に素早くやる必要があるほどです。)
そういう点も踏まえて、『1速から2速に入れる時(だけ)は一度ニュートラルの位置に戻してから』という話になったのではないか?と思われます。

※さて、全くの余談ですが。
ワタシ、若い頃某自動車メーカーでテストドライバーをやっていたことがありますが、その頃師匠でもあった老練なテストドライバーのおっさんに、『お前のシフトアップは早過ぎる』と何度も注意されました。元ワークスのラリードライバーで内外のラリーを転戦したり、或いは会社があの『日本グランプリ』に参戦していた頃はマシンの開発ドライバーでもあったオヤジです。
ワタシはその頃、プライベートで本格的にラリーのJAF選に参戦していて、ラリーストらしく『コンマ2秒でシフトアップ』というのがクセになっていましたが(或いはこの偉大な元ラリー屋を前にして、自分の運転技術を見てもらいたかったということがあったかもしれません)、『どれだけ速かろうと同乗者を不快にさせる運転は、「乗用車の運転がうまい」とは言わない』『そんなシフト操作では、シンクロを作動させている時のなめらかな感触とか、ドグクラッチが噛み合った時の手応えとか、その時の音とか振動とか、そういう重要な評価点がよく判らんだろ』と。
優しい運転とは、同乗者とクルマ両方に対してです。それが出来ないのでは、永久に『本当にうまいドライバー』にはなれません。
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この回答へのお礼

詳しい回答に加えて、参考になる余談まで書いていただき、ありがとうございます。

お礼日時:2019/05/08 13:46

(この回答は、“締め切られた質問への回答追加”として、2019/05/13 22:30に回答者の方よりご依頼をいただき、教えて!gooによって代理投稿されたものです。




通常のHパターンで1速から2速に入れる時に「Nに戻した方が良い」と言うのは間違った話です。気にしなくて良いです。

唯一、(と言うか例外の域の話で)、トランスミッション金属ケースに直接シフトレバーが刺さるタイプの車で、使い込まれて、Hパターンの1速の左側部分が削れて崩れ、レバーが更に左に倒れる形になってしまっていることがあるのです。坂道発進でサイドブレーキを引かない癖のあるドライバーが、急に下がりたくないので確実に1速に入れておこうという心理から力を込めて1速に入れる事を繰り返し、磨耗させてしまうのです。
こうなると2速に入れる時に弾かれて4速に入ったり、ちゃんと2速に入ったのか判らなく不安になりますので、一旦力を緩めてN気味にしてから改めて左に当てて2速に入れたくなるのです。
(ここで一つ学べる事は、坂道発進では普段からサイドブレーキを引くのが賢いという事ですよね。)

車が完全停止状態の時に、クラッチ踏んで1速から2速に普通に入る車の場合、Nの位置に戻す必要は全くありません。



また、どのタイミングで2速に入れたら良いのかの話では、なるべく早くした方が良いです。と言ってもバカみたいに速くという事ではなく、1速で必要な分だけ走ったら1速を抜き、そのまま止めずに2速のシンクロに当てて下さい。結構早いタイミングで2速にポンと入る(力を入れてないのにすっと入る)と思います。(そこが2速に入れるべき正しいタイミングなのです。)
シンクロを使えばどんな回転数からでも入るのは知っていると思いますが、シフトアップの時にはシンクロを一切使わずにも回転が合うタイミングが一度きりあるのです。

これは、シフトアップでは前のギアーを抜いた瞬間からインプットシャフトの回転数が落ちて来て、次のギアーに合う回転数を通り過ぎるからです。この合ったタイミングで毎回入れるのが理想ですが無理なので、合ったかどうかを知るためだけにシンクロを使うのです。これを通り過ぎてしまったあとではシンクロを使って回転数を再び上げる作業をさせなければならず、シンクロ使用量の度合いが全く異なります。
1速から2速に入れる時に毎度わざわざ時間を空ける事は、毎度わざわざシンクロに大きな負担を掛けさせている事になるのです。



〔なぜ、Nに戻した方が良いと考える人が一定数いるのかというと、〕
シンクロを使った方が、つまりインプットシャフトの回転数を一旦全部落としてしまった方が、毎回同じクリック感がありその統一感からそれが正しい事だと感じてしまったのです。
慣れだけを信じ、セオリー(構造の理解)を軽視した例です。

車の運転なんて誰にでもできる簡単なように見えますが、実は奥が深いのですね。
だからマニュアル車はいつまでも楽しいとも言えます。



〔クラッチを繋ぐタイミングと車の挙動〕については、これはクラッチを繋ぐ時に考える事であり、シフトレバー操作はあくまでインプットシャフトの回転数を優先に考えるべきです。
また、エンジンの回転合わせが上手くいかずに2速でギクシャクする人の場合、それ以外のギアーでも必ずクラッチを丁寧に繋いで下さい。高いギアーほど早く繋いでも問題がない訳ではなく、各ギアー共、回転合わせができてなければ同じように悪影響はあるが、それが車の挙動として出にくいだけです。自転車で高いギアーではベダルに大きな力を加えても反応が鈍いのと同じ原理です。
回転合わせはクラッチを繋ぐ直前に、アクセルで行います。(あるいは短い半クラッチを使って回転を合わせて下さい。)



〔ギアー比が離れていてもそれが原因ではありません〕。もしそれが原因なら1速で引っ張ったあと2速ではなく3速か4速に入れる時にはもっと入れ難くなるはずですが、実際はそうならないのはご存知の通りです。(飛ばしシフトは目標ではないですが、加速中に急に前が詰まった等の理由で加速を止め定速走行に移る場合にはわざわざ不要な中間のギアーには入れないで良い。)
そもそも、もし1速と2速のギアー比をもっと近めたら(2速のギアー比をもっと1速寄りにしたら)、2速に入れるのはもっときつくなりますよ。これは低いギアーほどシンクロがインプットシャフトの回転数を高く上げなければならないからです。
分かりやすく言えば、1速抜いて再び1速に入れるのが最もきつくなります。



〔エンジン回転数とフライホイールの話〕も、エンジン回転数はエンジン音の周波数と一致していますが、街を走るどの車でもすぐ落ちてますし、通常の操作と同じアクセルオフの→クラッチ踏んで1速から2速のクラッチ繋ぎで、アクセル踏まないのに一瞬でも加速気味になる車など見たことがありません。




尚、この回答は、もし私が大切な知人から質問を受けたら何と答えるかを念頭に、情報が正しく伝わる事を最重要視して書いております。よって、他の回答文中の誤りを修正させていただく内容が一部にありますことをご了承下さい。
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昔のポルシェで使われていたシンクロが独特なもので


なんだかユルくてどこに入ったのかが分かりにくいんです。
私の73年911もこのシンクロです。
特に1速から2速に上げる時は一旦ニュートラル位置を確かめてから入れないと
怖くてクラッチペダルが離せません。たまに乗る今でもそうです。
その事を言っているのかもしれませんね。
だとしたら、今の時代の車では気にしなくてもいいことです。
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1速から2速にシフトするときは少し間をおいて・・・という意味ではないでしょうかね。


いちど、カタログの諸元表でMT車の1速~5速(あるいは6速)の各変速比を見ていただくと、1速と2速の変速比の差が他の各変速比との差に比べると一番離れている(差が大きい)といということが解ると思います。
現在のMTはシンクロ機構はしっかりしたものになってはいますが、やはり1速→2速の変速時には変速比の差が大きいだけに他のギヤ同士の変速時よりシンクロするのに(ほんの一瞬ではありますが)時間が掛かります。
実際にシフト操作をするときも他の変速段より抵抗が大きいことが解ると思います。
そこを無理に叩き込むようにシフト操作するとシンクロ機構を痛めることにはなり(実際、MTで一番傷みやすいシンクロ機構は1⇔2速シンクロです)、そのこと(他の変速時より一瞬間をおいて・・)を「一度ニュートラの位置に戻してから」との表現を用いたのではないでしょうかね。(ただし、シフトレバーを真ん中のニュートラ位置まで戻すのは大げさだとは考えます)
ちなみに私も現在(昔から)MT車乗りですが1⇔2のシフト操作時だけは無理をして(急いで)シフトすることを避けるようにしていますよ。
*リバースへのシフト時も、必ず車両が完全停止してからゆっくり操作する必要はあります。
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MT車と言うからには、四輪のことですよね?


市販車は全て1速と2速の間にNが有りますよね?

自動二輪のオーソドックスなミッションは常時かみ合い式ばかりですが、
四輪の市販車のノーマルミッションで、1速から2速に直接入れることが出来るのは、ユリ・ゲラー位じゃないですか?
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MT車は、ギアチェンジの時、必ずニュートラルを通ると思うんだが。



オートバイなら1、N、2、3、4、5となっているのでそうはならないけど。
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シンクロメッシュ機構の付いたMT車でしょうか(いまのMT車はほとんどそうですが)。



MT車でギヤチェンジするときは、お互いのギヤの回転数が合っていないとギヤがスムーズに入りません。回転数が合っていないのに無理やりギヤを入れようとすると、お互いのギヤの歯が擦れ合って歯こぼれし、ギヤを傷めます。

そうならないようにシンクロメッシュ機構があって、ギヤチェンジするときにお互いのギヤの回転数がなるべく合うように調整してくれます。でも一瞬では無理で、ほんの少し間を空けないといけません。

ギヤチェンジするときに一旦ニュートラルにすると、その間にシンクロメッシュ機構が十分に働いてギヤの回転数を合わせてくれ、シンクロメッシュ機構に無理な負担をかけずに済むんです。性急で乱雑な操作は避けないといけません。
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その回答者がバカか昭和30年以前の車しか運転したことが無いのでしょう



今の車、1速から2速に直接入れても何の問題もありませんから(もちろんクラッチ操作はちゃんとやる、という前提ですが)
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昔々の大型エンジンの場合のことです。

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入れ間違い防止のためですね。

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