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母のことで質問させていただきます。
現在、母はパーキンソン症状(多系統萎縮症)と診断され
療養中です。
パーキンソン治療薬(メネシット、カバサール、シンメトレル)と、
吐き気止め薬(プリンペラン、ナウゼリン)が処方されています。

ところが、パーキンソン治療薬がドパミン補充やドパミン受容体の刺激作用があるのに対し、処方されてます吐き気止め薬は「ドパミン受容体に結合してドパミン刺激を
遮断する作用」があるようです。
このように全く逆に作用する薬を服用しても大丈夫なのでしょうか?
薬の効果を弱めてしまうようなことはないのでしょうか?
また通常、パーキンソン治療薬と一緒にどのような吐き気止め薬が処方されるのでしょうか?

薬に関して知識がないもので不安です。
もし何かご存じでしたら、ぜひお教え下さい。
宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

パーキンソン症状は、脳内ドパミン量の相対的、絶対的低下や、ドパミン感受性の低下によって起こります。


そのため、治療薬としては仰るようにドパミン補充などの薬が選択されます。

吐き気の原因の1つとして、嘔吐中枢の化学受容器引き金帯(CTZ)のドパミン受容体刺激によるものが挙げられます。

パーキンソンに使われる薬は、血液脳関門(B.B.B)を通過し、脳内で作用させることが目的です。
ただ、吸収された薬が全てそちらに移行するわけではなく、CTZを刺激するものもあります。
プリンペラン、ナウゼリンはこのCTZのドパミン受容体への刺激を防ぐために処方されていると言えます。
また、このCTZはB.B.Bの外側に存在し、かつ、これら制吐作用を目的とするドパミン遮断薬はB.B.Bは通過しません。
そのため脳内におけるドパミン受容体を遮断せず、治療効果を維持したまま、副作用である嘔吐を予防することができます。

吐き気止めとして一般的な処方だと思いますよ。
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この回答へのお礼

かなり専門的なアドバイスをいただき誠に有難うございました。相互に作用を弱めるのではないかと不安でしたが、納得しました。誠に有難うございました。

お礼日時:2004/12/21 18:08

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