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米中でお互いに輸入品に10%ずつの関税を掛け合っても貿易総額が10%増えるだけで損得はないように思うのです。米国の中国からの輸入量が多いのは需要があるからであって米国の経済力が負けているからなのではないですか? 頭の悪い年寄りです、分かり易く教えて下さい。

A 回答 (3件)

世界金融危機からもう10年を過ぎていますが未だに、アメリカは高いデフレ圧力から低金利で困っています。

そのため関税を高くして、なおかつそのお金をアメリカ国内で盛大に使うと、様々な分野で脱デフレとして経済にはプラスの効果が出ます。移民を止めていることも同じです。
対して中国はまだ発展途上国という範囲を抜けきれていない国ですから、関税を高めるとインフレ率が高まりそのまま自分の首を締めることになります。
もともとアメリカGDPにおける中国貿易の比率は数%程度とそこまで大きな影響はなく、それ以外にの分野おいてもアメリカは完全に詰んでいます。
また関税引き上げ後もアメリカの中国からの輸入量はほとんど変化していません。

米国の中国からの輸入量が多いのは需要があるからでありますが、それは米国が経済競争に負けているということではないです。アメリカは貿易赤字であるから勝っているのです。日本の常識では貿易黒字=勝ち実態にそぐわない思い込みが広まっていますが、これは大間違いです。
アメリカはずっとGDPも拡大させ続けていますし、雇用も増やし続けていますし、所得も増え続けていますので特をしているのはアメリカ人の方です。アメリカは貿易赤字がずっと続いて経済成長していますので、得をし続けています。アメリカドルは数%ずつ増刷され続けて、中国はそれを受け取っているだけ みたいな図式です。まぁ日本もですが。
アメリカは貿易赤字であり、だからこそ特をし続けるのです。
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この回答へのお礼

じいじも大間違いのひとりであることが少し分かりました。難しいですね、経済も。ありがとうございました。

お礼日時:2019/11/24 14:36

>米国の経済力が負けているからなのではないですか?



一応米中貿易戦争の発端は鉄鋼産業に始まりました。
これだけであれば、普通の貿易摩擦です。
中国のそれは日本やメキシコなどの輸出入の片よりにも言えますが、
こと中国に関して、アメリカはなぜ、どういう風にして中国の物づくりが強くなったかを問題にしています。
中国のそれはスパイ行為で機密を盗み、国家ぐるみで自国の産業を育成し、それがアメリカ企業を圧迫しているだけでなく
アメリカの防衛にも影を落としていることを問題視したのです。

ファーウェイ(華為)がその代表です。
ファーウェイ(ほかにもZTE)は中國を代表する通信機器大手企業ですが、アメリカの政府組織にも
その製品が採用され、それによりアメリカの機密情報が中国に漏れている疑惑が出ました。
したがってファーウェイに対しては米企業が許可なくファーウェイに半導体やソフトウェアの部品などを売ってはいけないという
決定を出しました。これはアメリカから中国への輸出に当たり、本来アメリカが貿易赤字なら輸出は促進すべきことですが
禁止したのです。

単に中国の産業が強いから叩けじゃなく、不公正なことをやってアメリカが(当然日本にも影響します)防衛上の危機にもある
というのがその根底です。

話すと長くなりますが、こういうことです。
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この回答へのお礼

商取引から防衛上までの危機感があってのことならば、そう簡単には決着しそうにないですね。詳しくありがとうございました。

お礼日時:2019/11/23 14:07

もちろん、双方が全く同じ額の関税であればプラマイゼロだから何の問題もないのですが、それじゃ嫌だと誰かさんが言い出したのが発端です。


米は15%かける、じゃ中国は対抗して20、なら米は25にする、、というようなやりとりになっちゃったのが今回の貿易戦争です。品目によって率が違いますが、その輸入総量との関連で全く同じにはなってないのです。
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この回答へのお礼

関税率の投げ合いですか・・・関心を持って経過を見てみます。ありがとうございました。

お礼日時:2019/11/23 14:04

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