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日本が戦後途上の真っただ中から新興国となり高度成長をしました、そしてだんだんと先進国になっていく過程で、日本の通貨円はその当時の先進国であったアメリカドルに対して1.5倍 2倍 2.5倍となっていきました。
今の新興国の通貨が(ブラジルや南アフリカやインドネシアやインドなど)、昨今その国が発展していっているいる過程で、その時の先進国である今の日本の円に対して、1.5倍 2倍 2.5倍となっていかないで、逆に先進国通貨に対して発展している新興国通貨のほうが安くなっているのはナゼなのでしょうか?
成長を遂げていって発展していった日本円とは全く値動きが違うのはナゼなのでしょうか?
あえて言うなら、日本円のみが発展の過程で何倍も通貨高になったのはナゼなのでしょうか?
考えても分からないので教えてください。

A 回答 (3件)

基本的に自国の通貨が超割安の場合、その国がものを外で売ってそれで利益を得ると解くをします。



例えば、日本でものを作るのに100円で作れるものを海外に持って行って売ったらそれだけで1000円で売れればみんな日本でものを作りまくって売ればいいよね、となるでしょう。本来1ドル100円が均衡点だとするのに1ドル1000円のレートを固定してれば(つまり超円安)100円の儲けにしかならないものが円に変えただけで1000円の儲けになるわけです。その負担はドル円のレートを決めてるドルを擦ってる側にくるわけです。経済規模に伴わず割安に通貨が抑えられると生じる物事というのはそう言うことで、ものを買わされた国はできるだけ物価指数や経済的規模の帳尻が取れる部分までその国の通貨の価値を上げてもらわないと損することになるのです。

現在の通貨制度は変動為替制なので各国の経済に応じて基本的には市場価格で適切な値が決まりますが、昔は円は一ドル360円と行った形で固定レートでした。紙幣制度ってのは単純に見えますが、所詮は一定の価値をどのように紙切れ一枚に担保させるかと言う話でしかないので、みんなが納得してしまえばゴミクズにもなりえます。故に、昔からお金の担保を取る形で金(きん)を維持することでそれに応じたお金をつくってたのがいわゆる昔の金本位制と呼ばれる時代です。しかし、それだとお金をするたびに有限資産である金を保有する必要があり、また一時的にお金がなくなったときに自由に国がお金をすれないことで政府の財政が問題になります。ややこしいことをぬきにして結局いわゆる「ニクソンショック」というもので金本位制をやめることにし、そのきっかけでドル日本円についても市場に委ねることにしました。ただし一度に急激にすると混乱をきたすので、緩やかにということで1970年代から円高ドル安になっていきました。ただ、その後自由為替市場だけでは、急激な景気変化にともなう市場心理などで為替変化が起きて支障をきたすなどからプラザ合意をすることで急激な変化をしないように一定の範囲で先進国どうしでコントロールしましょうと言う話もできてある程度で安定して今に至ってるわけです。

ここまでくると金本位制より自由経済の方がいいじゃないか、と言われそうだが、自由すぎると市場はどうにでも動いてしまって問題が起きるのです。わかりやすく言えば今のビットコインのような価格変動が実社会で起きかねないのです。どの国も自国が特するような制度を作りたいため、結局金融市場というのは国家間の経済安全保障の関わるにらみ合いにしかすぎません。

新興国通貨の価値がどうと言う話は色々複雑な問題も含んでるので一概に言えませんが、基本的に財政が悪化する>赤字を補填するために金をする>市場の金が増えてインフレが起きる、と言う悪循環が生じてる国に起こりやすいことです。国の経済が右肩上がりでもその国の紙幣制度がどこまで信用されてるかはまた違うのです。日本の円は安定してますからだれもが円が消えるなんてことは思わないが、一方で通貨が信用されてない国なんてのは無数にあるのです。世の中にはスマホはもってるが銀行のキャッシュカードは持ってない人のほうが多いのです。一見問題ばかりが着目される仮想通貨が注目された一つの理由はそこにもあります。

また、逆に言うと経済規模が異なる国同士が紙幣制度を同じにしたことによって、本来経済規模が大きい国が損をしてる自体が発生してるのがいわゆるユーロ問題で、英国が脱退したのもそういうのが大きな理由です。

要するに、単純で公平な市場価値によって決まると思いきや、現代の為替市場なんてのは基本的には国家によって操作されて、監視され、また、市場価値はその思惑や将来性をにらんだ投機筋のギャンブルによって様々なレバレッジをかけて膨れ上がった架空の取引の中で、との瞬間に得られた一つの合意点を見てるにすぎず、その意味で言えば簡単そうに見えて非常に難しい。そもそも人は「適正価格」というものをどうやって決めるのか、ということに限って言うだけでも簡単なものでもないんですよ。りんご一個100円で買うのが当たり前でも、どっかのアジア圏の農村地に行けば一個1円ぐらいで買えるかもしれないし、じゃあこの差はどう説明するの?とかね。ものの値段が為替になったって本質的には同じことが生じるんですよ。
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前提がおかしいように思います。

明治、大正の頃は1ドル=1円前後だったかと思います(かなり大雑把に)
それが2次大戦の敗戦の結果、超インフレになり、いきなり1ドル=何百円となったはずです。数百分の1に下落したという事。
それが戦後復興によって徐々に回復し、やっと100円前後に戻ったにしても、戦前に比べれば百倍ほど下落したままです。決して価値が上がってはいません。紙切れ同然になったものが、ある程度、わら半紙程度になったに過ぎません。
他の国は、そこまで極端に下落していない反面、急激な復興などもないので大きく動かないだけでしょう。チリは別ですけど。個別には工業国になったかどうかも大きく関係します。
日本の復興は朝鮮特需によるところも多いです。戦争でボロ儲けしたので復興の財源ができたとも言える。
日本を工業国として発展させ、軍隊を装備させる事で、冷戦における東太平洋の防波堤にするという米の思惑も大きく関係します。
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細かく見てるわけではありませんが、今挙げられている国についてですが日本のように一人あたりのGDPが先進国の仲間入りをすればその様に

なるのではないでしょうか?現状、急速に伸びてはいますが一人あたりのGDPでみるとかなり低いことが原因とか?とりあえず、相手国の通貨を積極的に買い、その痛快で相手の国の商品を買いたいと思うほど多くの人が魅力を感じて居ないのではないでしょうか?
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