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道徳的是非は置いといて、経済政策政策としては「戦争が最大の経済対策」であるという説があると聞きました。
方や、武漢ウィルスとの戦いは戦争に例えられますが、この戦争により世界経済が活況を呈するという予測は寡聞にして聞かず、むしろこの戦争で世界同時不況になるというささやきも聞こえてきます。
国家間の戦争が経済対策になり、pandemicとの戦争は経済対策にならないという主張が私の頭脳では整合いたしません。
経済政策とpandemic戦争に治験をお持ちの方より、この不整合に関してご解説いただけるとありがたいです。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
質問者さんの言う「戦争が最大の経済政策」とか「戦争は経済に利益をもたらす」という説を未だに唱える人がいます。
戦時には武器や弾薬、兵士の食糧などが大量に必要になり、それらを扱う企業が儲かる。 さまざまな技術が戦争をきっかけに開発される。 戦争が終わると、戦時中に破壊された多くの住宅やビルが建て直され、経済活動を刺激する――。だから戦争は悲惨であっても、国を経済的に豊かにする、というものです。 しかし、こういった説が完全に間違っていることは既に証明されています。 米国の経済ジャーナリスト、ヘンリー・ハズリットは、第二次世界大戦終結直後の1946年に出版して以来ロングセラーとなっている著書『世界一シンプルな経済学』(村井章子訳/日経BP社)で、戦争が経済にプラスに働くというこの説を取り上げ、それが間違っていることを明らかにしています。ハズリットはまず、「割れた窓ガラス」という寓話を紹介します。 悪童がパン屋の窓ガラスを割る。 それを見た近所の人が「窓を割られたのは不運だったが、悪いことばかりでもない」と言い合う。 「例えば、そら、ガラス屋が仕事にありつくじゃあないか」。 代金を得たガラス屋は、その分かそれ以上を別の店で使うだろう。 その店の主人はまたその分を……という具合で、割れた窓ガラスは、次第に大きな範囲で収益と雇用を生むことになる。 すると、この寓話の結論はこうなります。 「ガラスを割った悪童は、町に損害を与えるどころか、利益をもたらしたのだ」。 さて、この結論は正しいでしょうか。 ハズリットは次のように異を唱えます。 たしかに悪童のいたずらは、とりあえずガラス屋の仕事を増やす。 だが実はパン屋の主人は、窓ガラスの修理代金で礼服を買うつもりだった。 それが250ドルだとすると、パン屋の主人は、以前は窓ガラスと250ドルの両方を持っていたのに、今では窓ガラスしかない。 窓ガラスと礼服の両方を手にする代わりに、窓ガラスのみで満足し、礼服は諦めざるを得なくなった。 このように、ある行動を選択することによって犠牲にする価値を、経済学では「機会費用」と呼びます。 目に見えない費用ともいわれます。 目に見えるものからだけでは、本当の損得はわかりません。 機会費用の考えを頭に入れれば、戦争が経済を繁栄させるという主張が誤りであることは簡単にわかるでしょう。 戦争で破壊された住宅やビルが次々に建て直されていく様子は、目に見えます。 いかにも経済が活力にあふれているように見えます。 しかし、もし戦争がなかったら、住宅やビルは破壊されなかったし、再建に充てられたお金は人々を満足させる他の目的に使われ、社会をもっと豊かにしていたはずです。 戦争中には軍需産業が儲かり、経済成長を押し上げるかもしれません。 しかし、武器や弾薬は戦争には必要であっても、国民の生活を便利にするものではありません。 だから戦争が終わると軍事物資への特需は消え失せ、経済は不況に陥ります。 もし戦争がなければ、企業は消費者が本当に欲しがる商品やサービスに力を入れ、経済成長はもっと地に足の着いた、息の長いものになるでしょう。
以上の通り、「戦争が最大の経済政策」と言う説は完全に誤りゆえ、pandemicとの戦争が経済政策にならないと同様に、国家間の戦争も最大の経済政策にはならないということです。
なるほど。
戦争によって破壊される既存の資産の価値の方が、戦争で創生される総需要より大きいという主張ですね。
この主張に従うと、原爆投下で破壊された広島や長崎、東京大空襲で焦土と化した東京は、戦争がなかりせば、現状よりずっと経済的発展を遂げていたということになりますね。
広島や長崎が奇跡的に空襲被害を受けなかった札幌並みに経済発展したかな。
さて、既存資産を破壊するわけでないpandemic戦争に関してはどうでしょうか。
pandemic戦争によって創出される巨大な需要を相殺する様な既存価値の破壊や消滅はどのような資産でしょうか。
不謹慎な例ですが、武漢肺炎によって80歳の老人の死期が早まっても、その方の資産は相続人に継承されるので既存資産の消滅は起きない。一方、世界的に推進される病院の建設や、公衆衛生を向上させる上下水道の整備、そしてもちろん数兆円規模の新薬開発投資など、pandemic戦争によって初めて実施される巨額投資によって経済が成長するのですか?
例が道徳的でなくて申し訳ありませんが、あくまで計量経済学のテーマとしてご教授いただければ幸です。
No.7
- 回答日時:
東証だったりアメリカの株式市場だったりで、それでも上昇している銘柄、を見てみたらどうでしょう。
例えば富士フイルムはアビガンで値が上がったかもしれませんし、落ちていても他よりは落ち方が少ないかもしれません。
医療関連機器メーカーもそうかもしれません。
マスクのメーカーとか。特に、国内で、例年以上に増産できているところがあれば、そこの株は上がっているかもしれません。
実店舗の比率が小さいネット通販事業者なら、そこも儲かっているかもしれません。
全部が落ち込んでいるわけではないのでしょう。
普通の戦争と比べるなら、これらの、それでも上がった一部産業の、雇用や経済波及がどうか、ではないでしょうか。
普通の戦争であれば、軍需産業や鉄鋼などが上がるのかもしれません。
建物が破壊されるなら、土建の株も上がるのかもしれません。
それらが、どれだけの人を雇用するのか、と。
アメリカなら、以前からの対中制裁政策の一環で、中国から米国内に製造業が一部戻ってくるかもしれません。
戻ってくるような補助金政策等を打っているかもしれません。
日本はそれをしてないのでは。中共に脅されているような連中が多すぎて。財務省も緊縮一点張りでしょうし。
マスクが手に入らないのは、補助金等々がしょぼいからなのですよ。
マスクの工場、機械の、部品を作るところに補助金が入っているんでしょうか。それで工場や機械が作れる、買えるようになっているんでしょうか。ありません、じゃない、無いなら作れ。作れるように金を出せ。
0が一つ二つ足りないようなことしかやってないから、成果がもっと小さくなるのでしょう。
そしてその成果も、おそらく雇用が大幅改善するような規模では、そもそも無いのでしょう。
また、通常の戦争であれば、戦争に、勝った側と負けた側、とで概ね違うのかもしれません。
日独に勝、ソ連にも勝ったアメリカと、日本に負け、アメリカに負けたロシアソ連と。
アメリカは、二勝一敗一分けか二勝二分け、日本は三勝一敗、ドイツは一勝二敗、ロシアは一勝二敗、中国は三連敗、次で四連敗。
ドイツも次が三敗目かもしれないし、ロシアも、プーチンが居なくなるということが三敗目を意味するかもしれない。
ペンス副大統領だったかな、これを機に、製造業をアメリカに戻そう!なんて景気の良いことを、日本では誰も言ってませんよね。
例えば、これを機に、感染者病棟を増やそう!とでも言えば、東京五輪需要が終わった土建業に、次の目標が少し見つかるかもしれないのです。
No.6
- 回答日時:
道徳的是非は置いといて、経済政策政策としては「戦争が最大の経済対策」
であるという説があると聞きました。
↑
その通りですが、それには条件があります。
第一は、外国での戦争であること。
第二は、経済が低迷している時期であること。
第一次大戦では、米国は大儲けしましたが、
その反動で、大恐慌を招きます。
それを払拭して、経済復活できたのは
第二次大戦に参加したからです。
日本の場合、戦後復興で行き詰まったとき
朝鮮戦争が始まり、これをテコにして経済復活
がなりました。
方や、武漢ウィルスとの戦いは戦争に例えられますが、
この戦争により世界経済が活況を呈するという予測は寡聞にして聞かず
むしろこの戦争で世界同時不況になるというささやきも聞こえてきます。
↑
それは前述した条件に当てはまらないからです
1,外国での戦争ではありません。
自国内での戦争です。
2,米国経済は好調でした。
なるほど。
このtheoryによれば、巨額の財政赤字で経済が低迷していた中国にとって、自国内にごく少数の犠牲者出たけれども、今後はpandemic戦争は他国の戦争になるので、二つの条件を満たして、この戦争で経済成長が進むことになるのですか?
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No.4
- 回答日時:
特需景気は一過性のものなので、長期化すれば経済効果は大幅にマイナスになると思います。
シリアは内戦が続きますが景気は一向に良くなりません。
今戦争が起こったら、買いだめにより一時的に多少景気が増してもミサイル1発で都市が壊滅するので経済に大打撃を与えるでしょう。
pandemics戦争でもマスクや一部生活用品の需要が急騰してその分野の景気は一時的に良くなったのでは無いでしょうか。
でも結局は一過性のものです。
なるほど
国家間戦争もpandemic戦争も一時的に需要を創出するが、どちらも一過性なのですね。
納得性のあるご説明ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
パンデミック戦争と実際の戦争は違うからですよ
単純比喩表現です。
簡単に書けば
実際の哲学と経営者が言う経営哲学位違う
って事です
戦争は人、物質が劇的に動き資源を湯水の如く消費します
勝つために新技術の開発も促進されます
経済の基本である消費と流通が戦争にはある
パンデミック戦争には消費と流通がない
(勿論、マスクみたいな一部例外商品には有りますよ)
なるほど
pandemic対応で東京五輪を一年程度延期するだけで、6000億円もの需要を創出しているそうです。
今後、病院の新築や火葬場の増設、そして兆円単位の投資が必要な新薬開発投資が行われるのに経済効果が出ないというのは不思議ですねぇ。
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