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軍事と科学技術が結びついたのはいつ頃からですか?
鍛冶屋や職人などが作る刃物や銃などでは無く、数学や物理学、化学などの形式科学や自然科学をベースに開発される兵器がいつ頃から使用されたのか知りたいです。

A 回答 (6件)

いつ頃からかということならば、5番の方が書かれているように第一次世界大戦からです。



以下、順を追って説明します。

第一次世界大戦以前の戦争では、軍人と兵隊が戦争に行って、その他の国民は兵隊に行った家族のことを心配しているという図式でした。

しかし、第一次世界大戦では戦争の規模が余りにも大きくなり、「総力戦(Total War)」と呼ばれる形態になってしまいました。戦争に勝つためには兵士以外の一般国民もさまざまな分野で戦争に協力することを強制される体制がしかれたのです。

食料はじめ生活物資や工業製品のありとあらゆる物が、軍と国家の統制下に置かれ、国民には生きていくためのギリギリの量だけが配給されて、余剰分は全て軍需物資として戦争に投入されました。

Wiki 国家総力戦
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6 …

戦争というものをあまりご存知ない人たちは、軍隊が武力で国民から物資を取り上げたり、強制的に若者たちを兵隊に引っ張ったりしたと思っているかもしれません。しかしそれは正しくありません。

近代の国家では、社会体制の違いにかかわらず、国家運営の全ては「法律」によって規定されるようになっております。武力集団の典型と思われている軍隊でさえも、その編成や運用は法律によって厳格に規定されているのです。徴兵制も法律に基づいています。物資の統制も法律に基づいています。

近代国家に於いて法律を制定するのは議会の役割です。本来議会というものは政府の政策に誤りや問題点が無いかをチェックし、国民のためにより良い政治を実現するための議論をする機関なのです。 しかし、国家の運命を左右するような激しい戦争のさなかにおいては、議会は政府や軍のやり方に異議を唱えたりするよりも、自分たちの国を救うために、政府や軍が要求する内容の法律を制定することに協力することの方が多いのです。これを「翼賛政治」と言います。

戦争に負けて国が滅びては元も子もないので、議会は政府や軍の求めに応じて次々に戦争をやりやすくする法律を制定します。

才能あふれる優秀な科学者や技術者たちは、平和な時代であれば、自分たちが追求したい研究テーマに取り組むものですが、国家総力戦のさなかにあってはそのような自由は認められません。軍の命ずるままに新兵器の開発に取り組むことを強制されるのです。もちろん戦時の法律に基づいてです。さらに、研究施設や実験に用いる機材や実験材料などは入手し得る最高のものが集められるのが普通です。

戦時に於ける科学技術の進歩のスピードは、平時に比べて何倍も速いと言われますが、それは上記のように国家権力が戦争に勝つためのあらゆる要素(人的・物的・技術的)を兵器開発に集中的に投入するからです。

そして、そのような国家体制を構築して「総力戦」を戦うことができるようになったのが第一次世界大戦からだという事なのです。なお、続く第二次世界大戦では、この傾向がさらに激しく、さらに厳しく、さらに徹底的になりました。
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第一次大戦の少し前だと


思われます。


第一次世界大戦では、新しい兵器が開発されました。
戦車や、当時最新技術だった飛行機、そして潜水艦が登場し、
戦争のあり方を大きく変えました。

そして、この戦争で初めて使用されたのが、大量殺りく兵器の毒ガスでした。
毒ガスは、多くの死者を出しただけでなく、
生存者にも深刻な被害を与えました。

第一次世界大戦は4年間にわたり続き、兵士、
市民合わせておよそ1900万人が亡くなったと考えられています。
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大航海時代の天則航法ではないかな。

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治政というのは,土木と軍備です。

この両方ができないと民を守れない。自然の驚異と他国の脅威から守るのが政治家の最重要な役割。大昔から軍備は発明の母的存在で,科学や技術を発展させたはずです(研究者じゃないので推測)。当然ですが,現在の工学部の研究すべてが軍備と無関係ではありません。だから米軍は多額の予算を大学(米国だけじゃなく日本の)の基礎学問にも配っていますよ。
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カタパルト(投石器)などは紀元前5世紀頃には既に用いられています、設計には物理や数学が不可欠です。


紀元前2世紀頃にアルキメデスが、矢を放つバリスタを戦争の為に開発したと逸話が残されていますね、投石器なども改良しました。
実際にシラクサの防衛戦をアルキメデスは指揮していましたし。

兵器ではないですが、この頃、アンティキティラ島の機械(現物は海底から引き上げられている)が、アルキメデス?が開発したという話があり、
これの機械は、歯車を幾つも使い、天体の動きをシミュレートする装置のようで再現・復元した人がいますが、凄く複雑で古代のものとは思えません。

実態がよく判らないものでは「ギリシア火薬」というのがあり、9世紀ごろ東ローマ帝国(ビザンツ帝国)が海戦で使ったとされます。
今でいう防衛機密で、その製法は断片的にしか判らないようです。
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やっぱり産業革命ですね。

 1712年のトーマス・ニューコメンによる蒸気エンジンの生成は戦争における兵站(後方支援)の役割を大きく変えました。 なぜなら、蒸気エンジンの実装されたシステムは、輸送量や製造量を増やし、人間の生み出すエネルギー(肉体労働)を大幅に減らしたからです。 他にも産業革命における重要な軍事発展への貢献事項として、蒸気船や自動車、航空機、電話、ラジオ、そして機械による働き等があります。
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