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経済学の問題です。
分かる方教えてください。

(1)世界恐慌から抜け出すためにケインズはどうすべきだといいましたか。

(2)ケインズの経済では政府の役割は小さいか?大きいか?

A 回答 (3件)

1 有効需要の創出、そのための公共事業


2 大きい

以上
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政府主導による減税と積極的公共投資を主張した。



ひとつには、共産革命を成功させ、計画経済に移行したソ連が、世界恐慌の影響をほとんど受けなかったことが彼の経済理論の後押しをしたと云われる。
しかし、当時のソ連は経済規模が小さく、他国との貿易量も小さかった。つまり鎖国状態に近かったことが世界恐慌の影響を受けなかった最大の理由とみられる。

ナチスドイツは正しくケインズ理論の申し子で、V字回復&大躍進だった。身の丈を過ぎた再軍備・アウトバーン建設・自動車産業への注力だ。
アウトバーン建設と自動車産業への注力は連動した政策で、米国のニューディール政策の参考にもなったが、おそらくそれだけでは投資額が不足だ。再軍備へに大規模投資がかなり効果的だったと思われるが、軍事予算は軍事力を背景とした領土獲得などが無ければ、投資資金が回収できないため、過剰な軍事予算は財政の首を絞めることになる。
事実、第二次大戦後にナチスドイツの財政は大戦前から破綻しており、国民の預貯金や年金まで使い込んでいたことが分かっている。
財政再建のために、戦略的には明らかに疑問符が付くソ連侵攻を開始したのはそのためだろう。ナチスドイツは、身の丈に過ぎた規模の投資をしてしまったわけだ。ケインズ理論の失敗例となった。

米国のニューディール政策は、ケインズ理論の模範例として紹介されることが多い。
しかし、効果は限定的で、恐慌の痛手からの回復には至らなかった。ルーズベルト大統領は、さらなる公共投資拡大を望んだが、議会に否決されてしまった。
それで、ルーズベルト政権が第二次大戦参戦を願っていたのは間違いない。戦争は、ナチスドイツの例をみるまでもなく、無制限の公共投資だからだ。
そのために、ルーズベルトには、意図的に日本を開戦に踏み切らせたという陰謀論が後を絶たない。その正否は別にして参戦によって、米国が世界恐慌の痛手から完全に立ち直った。そこではじめてケインズ理論の成功例となった。

米国がナチスドイツの轍を踏まなかったのは、ドイツよりも国力があったこと、そして欧州が戦争で工場を破壊され、生産力が落ち込んでいたのに対し、米国内はほとんど戦場にならなかったため、生産力がまったく落ちないどころか、増産に転じることが出来た。
さらに、戦後の欧州復興のための支援として、マーシャルプランを欧州に提示し、受け入れられたことから、米国企業の世界進出が認められることになった。これが世界最大の超経済大国への出発点となった。

ケインズ理論も通常の公共投資だけでは効果が薄いというのが結論だ。戦争に頼らなくてはいけないのであれば、ナチスドイツに転ぶか、米国に転ぶか、というギャンブルになってしまう。
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(1)公共工事の推進


(2)大きな政府
だと思います。
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