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戦後間もなく為替レートが 1ドル360円に設定されたのは円が360度なのでそのように設定された、と聞いたことが有るのですが本当ですか? へんな質問かもしれませんが、宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

 こんにちは。



 勿論、冗談ですよ。

 1971年8月15日、ニクソン大統領によって『新経済政策』が発表されるまでは、固定相場制と言いまして1ドル=360円と決められていたんですね。理由は、金1オンス=35ドルと決められていたため、それを円に直すと360円になっていたわけです。

 『新経済政策』はニクソンショックと言われ、この政策内容は、
1、金の兌換停止(要するにドルと金の交換を止めるということです。それまではドルを持っていたら、米国が金と交換してくれたんですね。) 
2、物価、賃金の一時凍結 
3、輸入課徴金10% 
4、連邦予算削減 です。

 特に兌換停止については、米国内の保有金が1万トンを下回ると国家安全保障上で問題があるとし、一方的な交換停止となったわけです。
 この結果、世界各国(日本を除く)は一斉に為替市場を封鎖し、事実上ブレトンウッズ体制(金ドル本位制)の崩壊となりました。

 同年12月18日、ワシントンのスミソニアン博物館にIMF主要10カ国の蔵相が集結し、ブレトンウッズ体制崩壊後の国際通貨体制を協議。これまでのIMF協定で定めた各国通貨の管理変動幅(平価の上下1%)を平価の上下2.25%へ拡大し、ドルの金兌換も停止したまま1オンス=35ドルであった平価を、1オンス=38ドルに切り下げる(1ドル=308円へ切り上げる)ことで合意するスミソニアン協定が結ばれました。

 その後、ご存知のように変動相場制に移行し、日々貨幣の交換レートは変わるようになりました。
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この回答へのお礼

詳しい説明をありがとうございました。
経済音痴ですが、とても勉強になりました。
金の値段から割り出した、これなら納得出来ますね。
本当に有難う御座いました。

お礼日時:2005/03/31 21:05

私も歴史の先生から、そう聞きました。



しかし、疑問に残るのが円が360度であるなら1円に対して360ドルにするのが当然と思うのですが・・・

今となっては、真実はわかりません。
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この回答へのお礼

早速の回答をありがとうございました。
歴史の先生はジョークのつもりだったのでしょうか?
それとも・・・
今となっては解りませんね。
でも、有難う御座いました。

お礼日時:2005/03/31 20:55

これには諸説あるそうで、元々為替レートが 1ドル360円


というのは1949年にGHQが設定したのですが、
おっしゃるとおり 『円は360度だから』という単純な理由
があるとか他には
 日本に進駐した米軍のえらい人が、熊手を売っているのを見て買った。その熊手の値段からはじき出した。」(朝日新聞経済部編 『円とドル』)



「日本の場合、昭和10年から23年までの間に卸売物価は約208倍になっている。同じ期間に米国の卸売物価は約2倍だったから、日本の卸売物価の上昇率は米国の約104倍である。昭和10年の円為替レートは1ドル=約3.5円だったから、これを104倍すると約364円、端数を切り捨てて1ドル=360円とした。」(力祢館正久著 『円の100年-日本経済側面史』)

などがいわれているそうですよ。まあ妥当性から言えば物価をもとにして要る理由の方が可能性ありそうですが
はっきりとはわかってないみたいですね。
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この回答へのお礼

早速の回答をありがとうございました。
熊手の話はいくらなんでも・・・と思います。
諸説あるのですねぇ。
詳しく教えて下さって有難う御座いました。

お礼日時:2005/03/31 20:50

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