膜電位とは細胞の内外に存在する電位の差のこと。と書いてあるのですが、これは細胞外に対する細胞内の電位

膜電位とは細胞の内外に存在する電位の差のこと。と書いてあるのですが、これは細胞外に対する細胞内の電位のことですか？注目するのは細胞内の電位ってことですか、？
過分極、脱分極についても詳しく教えて頂きたいです！

No.1 回答者： sandaba 回答日時： 2020/05/14 11:36

電位差は2点間の差だから理屈上はどっちがどっちでも良さそうな気がしますが、実際の装置の都合で「細胞外に対する細胞内の電位」になります。

一般に電気製品や精密電子機器は「接地」ということをやります。安全のためやノイズ対策のため、どこか一箇所を大地に接続するのです。

実際に膜電位を測るときも接地は必ずやります。接地したところを電位の基準、つまり電位ゼロとします。そこが細胞内か細胞外かと言えば当然後者です。

静止膜電位は、細胞外に対して細胞内がマイナスです。なので、このマイナスの電位が大きくなる（より正確な言い方すると、絶対値が大きくなる）のを過分極、逆にゼロに近づくことを脱分極と呼びます。神経の興奮ではゼロを通り越してプラスになりますが、それでも慣用的に脱分極と呼びます。