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例えば
額面100円
クーポン(年1回)10%
満期30年
金融市場での割引率11%
だとどうなりますか?

A 回答 (2件)

利付き債を評価するというのは、時利付き債の時価をもとめるということでしょうか?


通常、利付き債の評価といったら、現在価格のことを言うと思うのですが。
債券は株式のように上場しておりませんので、ブローカー(証券会社)が提示する買い取り価格が一番参考になります。
ではブローカーはどのように時価を計算するかというと、毎日取引されている国債の価格をもとに、何パーセントのプレミアムが乗るかという計算をします。
質問の条件では、期間とクーポンが出ていますが、発行体が不明です。通常発行体の信用力によってリスクプレミアムが乗ってきます。たとえば信用の高いところなら国債の利回りプラス10ベーシス、低いところなら50ベーシスといったようにです。そのため信用の高い発行体なら利回りは低くなり、評価は高くなります。信用の低いところであれば利回りは高く評価は低くなります。
質問の場合、金融市場での価格(?)というのが出ていますが、この債券の場合評価はそのまんま89円だということになります。
質問の意味を私が理解してないのでしょうか?
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ご質問の用語の使い方から判断して知識のある方だと思いますが以下のように回答します。



利付け債券とは、満期までの間に定期的に利息が支払われる債券です。利息がない代わりに時間価値や信用リスクの代償として元本を額面以下で発行されるものが割引債です。

利札が年10%あるのに対して、割引率が11%であれば、額面以下の現在価値が評価額となります。

1年目に受け取る利息が100円かける10%で10円です。
2年目に受け取る利息が10円です。
30年目も同額で、かつ元本が100円満額で償還されます。

1年目の10円をディスカウントファクターでかけてください。

1年目の10円の現在価値Xは10=X x (1+11%)^1なので Xがもとめられます。
同様に2年目の10円の現在価値Yは
10=Y x (1+11%)^2   ^は、べき乗 です。

30年目の10円の現在価値Zは、
10=Z x (1+11%)^30

30年目の100円元本の現在価値は、
100 x 1/{(1+11%)^30}です。

それら現在価値の合計が、債券の評価価値です。
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