【お題】引っかけ問題(締め切り10月27日(日)23時)

財政学

公債発行が、全額市中消化で行われ、貨幣供給量に変化がない場合、利子率が上昇し、民間投資が抑制されるクラウディングアウトが生じる。

この選択肢に丸をつけなければ、ならないのですが、「公債発行が、全額市中消化で行われ、貨幣供給量に変化がない場合」が、分からず丸がつけれませんでした。
公債発行が市中で行われたら、貨幣供給量は当然減ると理解していました。市中銀行が発行された債権を買い、反対給付で払うお金が国に吸い取られますよね?

しかし、また、後半のクラウディングアウトの話は、財政政策上の話ですよね?頭の中でリンクしません。

教えてください。

A 回答 (2件)

国債(公債)発行の、貨幣供給への影響を見るときは、マネタリーベースがどうなるかに注目すればよい。

マネタリーベースとは日銀券の発行高(と各銀行の日銀当座預金残高の合計)のことだが、国債発行があると、市中のマネタリーベースを吸い上げる(この点で買いオペと効果は同じ)一方、国債の発行による政府支払い増加がマネタリーベースを増加させるので(日銀は「銀行の銀行」であるのと同時に「政府の銀行」であることをお忘れなく)、国債発行のマネタリーベースへの効果はプラスマイナスゼロ、よって、マネーストック(貨幣供給)への影響はほぼゼロということだ。IS-LMの枠組みで考えると、貨幣供給が変わらないので、右上がりのLM曲線変わらない一方、IS曲線(右下がりの曲線)は政府支出の増加によって右へはシフトする。よって、IS-LMの交点であるマクロの均衡点はLM曲線上を上方に移る。利子率が上昇すると同時に、GDP(所得)は増加する。利子率の上昇は民間部門の投資を減少させる(いわゆるクラウディング効果)。
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公債を発行するのは使うためです。


タイムラグや微少な額の違いはあっても直ぐに市中に出て行きます。

あなただって使う当ても無いのに借金はしないでしょう。
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