これまでで一番「情けなかったとき」はいつですか?

√(1-x^2) をライプニッツの公式を用いて漸化式にした後、x=0での第n次微分係数を求める問題ですが、どのように解けば良いのでしょうか?

A 回答 (1件)

> どのように



この場合 「√(1-x^2)の導関数にはまた √(1-x^2)が出てくるな」ということに気づく、というトンチが要求される。

[1] まずは
  f(x) = √(1-x^2)
として、f’(x) = df/dx を計算する。
[2] その結果を使って、
  p(x) f(x) + q(x) f’(x) = 0
という格好になるp(x), q(x)を作る。このときp(x), q(x)が多項式であることが肝心だな。
 (もしそういうp(x), q(x)が作れないようなら、さらにf’’(x)を計算して
  p(x) f’(x) + q(x) f’’(x) = 0
とか、
  p(x) f(x) + q(x) f’(x) + r(x) f’’(x) = 0
とかを考える。)
[3] 左辺のn階微分を考える。(和の微分の公式を思い出せば、項別にn階微分すればいいとわかる。)最初の項のn階微分 (p(x) f(x))^(n) (*^(n)はn階微分のことね)にライプニッツの公式を適用したものを書き下してみれば、(n階微分の話だから一般には(n+1)個の項から成る式になるわけだが、実際には)p(x)は多項式なんで、何階か目の微分から先が0になっちゃうので、結局、少数の項だけでできた短い式が得られる。
[4] 同様に(q(x) f’(x))^(n)にライプニッツの公式を適用したものを書き下す。
[5] (やってみればわかると思うが、)これで (p(x), q(x)とその何階かの導関数を含む)f^(n)に関する漸化式が得られる。
[6] そしてx=0を代入すると、(やってみればわかると思うが、p(x), q(x)とその何階かの導関数はどれもただの定数になっちゃって) 階数nに関する(f^(n))(0)の漸化式が得られる。
[7] 初項は簡単に計算できる。これで、漸化式を繰り返し適用するだけで(f^(n))(0)が計算できる、というところまで来た。
[8] もしこの漸化式が首尾よく解けて一般項を答えられたら、文句なし。

というように、です。
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