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よく聞く土用の丑の日とはどう言う意味でしょう?
またなぜその日にうなぎを食べるといいのですか?

A 回答 (5件)

まずここでいう春夏秋冬は私たちが感覚としてもっている季節ではなく、二十四節気(一太陽年を黄道によって二十四等分したもの。

「立春」「夏至」「秋分」「啓蟄」「大寒」…など)にもとづく季節区分です。つまり、「立春」から始まるのが春、「立夏」から始まるのが夏といったように、よくニュースで「暦のうえでは今日から春です」と言われるような暦上の春夏秋冬です(二十四節気は、二千数百年前の中国中原の気候をもとに作られたものなので、実際の日本の季節とはかなりずれています。)
そして、土用は各季節の最後の18(19)日が当てられています。つまり、春→春土用→夏→夏土用→秋→秋土用→冬→冬土用→春…、となっており、「立秋」から秋が始まるので、「夏土用」は立秋前の18日間となります。なぜ18(19)日かと言えば、すべての土用を会わせると、一太陽年の日数を春夏秋冬土用でほぼ均等に五分割できるからです。いわば無理やり五行思想に合わせるための方便です。
現在では「立」の日も、「土用」に入る日も太陽の視黄経によって決められており、夏土用入りは黄経117°の日(2005年では7月19日)、立秋であれば黄経135°の日(2005年では8月7日)となっています。

冬土用入り 297° 2005/1/17
立春     315° 2005/2/4
春土用入り 27° 2005/4/17
立夏     45° 2005/5/5
夏土用入り 117° 2005/7/19
立秋     135° 2005/8/7
秋土用入り 207° 2005/10/20
立冬     225° 2005/11/7

このように各季節に土用はありますが、一般に知られているのは、ウナギを食べたり、書物を虫干ししたりする慣習がある夏土用だけです。
今年の土用は7月19日から8月6日までで、丑の日は7月28日です。丑の日は12日に一度巡ってくるので、18日間のうち二度ある年がありますが、一般的に最初の丑の日が土用の丑の日になるようです。
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この回答へのお礼

なるほど
大変良く分かりました
詳しく説明いただき本当にありがとうございました
大変参考になりました

お礼日時:2005/01/19 11:24

五行説で


木、火、土、金、水

春、夏、土用、秋、冬
に配当されます

五行がそれぞれを順に生んでいく、という五行相生という考えでは

木生火、火生土、土生金、金生水、水生木

となっており、季節の巡行に当てはめると夏から秋だけ相生の関係になっていません。それどころか火剋金で夏の気は秋を殺してしまいます。そこで、間の土用が重要になるのです。黒いウナギは水剋火で夏の火の気を弱めます。
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中国では古くから五行思想というものがありました。

世界のさまざまな現象を五つ(木火土金水)で説明するものです。たとえば、五方(東-木、南-火、中央-土、西-金、北-水)、五色(青-木、赤-火、黄-土、白-金、黒-水)など。これを四季にも当てはめようとしましたが、一つ余ってしましまいます(春-木、夏-火、秋-金、冬-水)。そこで、各季節の最後の18~19日にそれぞれ土の時期を配当するようにし五季にしました。これが「土用」です。いわゆる「土用の丑の日」の「土用」は夏土用のことです。

丑の日の「丑」は十二支の「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」の丑です。私たちは年にしかなじみがありませんが、日にもつけられており、12日に一度めぐってきます。

これらは中国の暦からきたものです。

この日に食べるといいというよりも、厳夏の暑さによる夏ばて対策に精の付くものを食べる習慣が、たまたまこの日になったのだと思います(なぜウナギか、なぜ丑の日かというのには諸説あるようですが。URL参照)。

ちなみに夏の暑さが一番厳しいとされる時期を「三伏」と呼びますが(これも中国の暦からきたものです)、韓国ではこの日に犬肉の煮込みスープや蔘鶏湯(サムゲタン:若鶏のお腹の部分にもち米やニンニク、朝鮮人参を入れて煮込んだ料理)を食べて精をつける習慣があります。

参考URL:http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0700.htm
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
追記ですが
各季節の最後の月とは具体的に
春ならX月夏ならX月秋ならX月冬ならX月なのでしょうか?>>いわゆる「土用の丑の日」の「土用」は夏土用のことです
なぜ夏土用なのでしょう?

お礼日時:2005/01/18 11:02

 こんにちは。



>よく聞く土用の丑の日とはどう言う意味でしょう?

 まず、土用。
 土用とは、五行思想に基づく季節の分類の一つで、各季節の終りの約18日間のことです。この場合は、夏の土用を指していますから、立秋の前約18日間ですね。

 次に、丑の日。
 一年の始まりの1月1日を「子」として、十二支を毎日順番に付けていったんですね。ですから、次の1月2日は「丑」の日になりますね。つまり、その十二支の日が、13日に一回、まわって来るわけです。

 以上から、土用の丑の日とは、
 立秋の前約18日間で、「丑」に当たっている日です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E7%94%A8% …

>またなぜその日にうなぎを食べるといいのですか?
 
 これは昔からの伝統行事ではないです。
 「平賀源内」っていう人、聞いたこと無いですか。江戸時代の発明家(?)ですね。この人が、夏場はばてるのでうなぎを食べようと、うなぎ屋さんのために宣伝したんですね(今で言う、コピーライターですね)。これが、始まりと言う説が一般に言われています。
 まあ、確かに理にかなってはいますね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E8%B3%80% …

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E8%B3%80% …
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