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瀬戸内海の水質改善によるイカナゴの不漁や海苔の色落ちなど聞きますが、大雨による山からの栄養による好影響は考えられますか?一時的では効果はないのでしょうか。
水質改善によって海の恵みが得られないのも悲しい話ですが。。。

A 回答 (3件)

大雨で一気に流れ込む水は、山の栄養分をほとんど含んでいません。

 雨水がそのまま土砂とともに海に流れ込んで、海を汚濁させるだけです。 栄養分を海に運ぶ雨水は、まず豊かな森林に蓄えられます、豊かな森林は川水の急激な出水を防ぎ、栄養分を含んだ陸水が長期的にわたり安定的に海に流入するのです。 瀬戸内海で獲れなくなったのはイカナゴだけではありません。 カレイ、タコ、エビなどの漁獲量も減ってきています。 兵庫県の瀬戸内海の年間漁獲高はピーク時には6~8万トンありましたが、ここ十数年は3~4万トンとほぼ半減しています。 瀬戸内海は、かつて赤潮が頻発する「瀕死の海」と呼ばれました。 しかし水質改善のために行われた窒素やリンの排出規制や下水の処理技術の高度化によって、窒素の濃度はピーク時の半分程度か、それ以下になりました。 赤潮も、1970年代には年間60~70件発生していましたが、近年は10件を下回るほどになっています。
一方、窒素やリンなどの海の栄養素が大幅に減ったことで、植物プランクトンが減ってしまいました。 そして、植物プランクトンを餌とする動物プランクトンが減り、動物プランクトンを餌とする魚介類が減ってしまったのです。 「水清ければ魚棲まず」とは良く言ったものです。 瀬戸内海の水質が改善されて、透明度も増した結果、魚がいなくなったとは皮肉な話です。
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> 大雨による山からの栄養による好影響は考えられますか?一時的では効果はないのでしょうか。



あると思います。 一時的な大雨でも、ないよりはマシでしょう。 
一時的に流れ込んだ栄養でも、しばらく効果があるでしょう。

http://www.kagawa-u.ac.jp/setouchi/h25kouen03tan …

> 水質改善によって海の恵みが得られないのも悲しい話ですが。。。

改善というと水質管理の人為的なことだけのように感じてしまうと思いますが、上のPDFでは、農家による水田耕作が減ったとか、ため池のかい掘りなどで土砂が流れだすのが減ったとか、地域の生活や産業の変化が影響しているようにも書かれています。
この地域では関係ないのかも知れませんが、森林が減ったりしても、大きく影響します。
水質改善という人為的管理とは無関係に、人間社会のあり方が変わり、手入らずの地域が減れば、水産でも、鳥や昆虫でも、いなくなってしまうことはあると思います。
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大きな影響は水温上昇、生息物の分布が変わります。


水位の上昇、ノリなどに太陽光が届きにくくなる。
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