
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
「公」は「表向きなこと」「偏らず正しいこと」などの意味をもつ漢字です。
この意味を漢字の成り立ちから紐解いてみましょう。漢字を上下に分解すると「八」と「厶」に分かれますが、元々は「厶」の部分は「囗(イ)」という漢字が当てられ、「㕣」と書かれていました。「囗」は「敷地を囲った様子=広場」の意味で、「八」は2本の塀を表していて末広がりになっていることから、「広場で行われる儀式や行事を開示している様子」になりました。ここから全体に開示された儀式、つまり「表向きなこと」という意味ができ、多くの人の目にさらされることから「偏らず正しいこと」の意味も生まれました。
漢字の形は、こうして最初は広場の形を絵で表現し「㕣」と示していましたが、文字として形を整えていく過程で「公」に変化したと考えられています。
ちなみに、「公」には「多くの民に見られる人=天皇、君主」の意味もあります。これは後に階級制度へと展開され、5段階ある階級(五等爵)の最上位を「公」としたことに由来します。また、ここから派生して目上の人や偉い人に敬称や尊称として名前の最後に「公」を使って呼ぶようになりました。江戸幕府の開祖・徳川家康を「家康公」、水戸黄門を「ご老公」と呼ぶのはここからきています。
No.4
- 回答日時:
下記のやり取りはお読みでしょうか。
【ワン公とかアメ公とかの「公」って】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/11769151.html
敬語的なものと、蔑称的なものがあります。
そのうえで「語源」をお知りになりたいのでしょうか。
信頼できる語源辞典に記載がありません。
しかたがないので、主観混じりにいい加減なことを書きます。
敬語的な「公」は相当昔からあるので、なんとも……。
古くは公家に対する尊称?
https://okjiten.jp/kanji269.html
蔑称的なものも相当古く、「エテ公」がはじまり?
「アメ公」「露助」は外国との交流が始まってからでしょう。
江戸時代の時代劇で人のことは「◯公」と呼んでいたような。これは愛称に近いのでは。
蔑称的なものは、はじめは冗談っぽい使い方だった気がします。「○○センセー」のように。
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