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恐れ入りますが、どなたか教えて頂けますか。
国債などの利付債の市場価格は、概ね将来の各時点のキャッシュフローを、各時点ごとに異なる金利で割り引いた現在価値の合計額に近くなっているものと思います。また、こうした利付債を購入する場合は、売却者に、上の市場価格に経過利息を上乗せした金額を支払う慣行になっているものだと思います。
なぜ上乗せして払わないといけないのでしょうか?こう疑問に思います理由は、理屈的には
1. 購入したい利付債を複製できる、割引債の寄せ集めを買えば、こちらには経過利息などは必要にならないので有利。
2. 上乗せするのは、前回利払い日から現在まで所有している債券保有者に、保有期間相応の利子を与えてあげるため(つまり(A)前回利払い日にその債券を売却した場合と(B)前回利払い日からしばらく待って現在その債券を売却する場合で、(B)の方が保有していた分対価は多くあるべき)、というのはわかりますが、もし前回利払い日と現在とで金利の期間構造が変わっていなければ、満期が近づいた分現在のほうがその債券価格の現在価値(従って市場価格自体)も上昇しているはずで、上乗せが無くても債券保有者は納得、ということになるのでは。
というものです。
さんざん調べ、考えたのですがどうしてもわかりません。何卒よろしくお願い致します。長文失礼致しました。

A 回答 (3件)

非常に力一杯の文章で投稿されていて圧倒されます。



利付債券を買う人は、経過利息を払います。
反対に売る人は、経過利息をもらいます。

皆さんは、最初に債券の残高がゼロですから、必ず買う側から経験されます。

そして、経過利息を払うことになるので、戸惑います、損しているのではという気になります。

大丈夫ですよ。

実は、債券の価格理論からすると、経過利息は歪みがあります。でも、専門的なことですから投稿は控えます。
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 経過利息の受け渡しを行わないとすると、利払い直前の売買と利落ち直後の売買では、債券の購入者にとってキャッシュ・イン・フローが利払い1回分異なることになります。

数日間の違いでしかないのに、半年分(年2回利払い)違ってくるのは不公平ですよね。それを調整するのが経過利息ということになります。
 利回りから単価を計算する場合には、経過利息分は考慮にいれていない計算式になっていますので、経過利息は別途計算して資金決済する訳です。
 ちなみに、ご質問の1については、割引債の合計価格は、市場価格に経過利息を含んだ利含み単価と理論上一致します。つまり市場価格(経過利息含まず)とは経過利息分が一致しません。
 2の前回利払い日と現在とで金利の期間構造が変わっていなければ、満期が近づいた分現在のほうがその債券価格の現在価値も上昇しているはず、という点ですが、この場合の現在価値というのは経過利息を含んだ利含み単価のことです。経過利息を含まない価格で言えば、期間経過が価格上昇とはいえません。試しに、期間の短いオーバーパー(100円を超える時価の債券、クーポンが高く時価利回りが低いもの)の債券の場合には期間が経過すると時価は低下します。つまり償還価格である100円に収斂していくからです。この場合においても、利含み単価で見ればおっしゃる通り上昇しています。
 利回りから単価を計算する計算式に経過利息の概念が含まれていれば、別途経過利息を計算する必要は無くなるわけですが、その場合においても単に単価計算式に経過利息を含むかどうかの違いというだけです。

この回答への補足

ありがとうございました。2のご指摘はごもっともです。
以前、市中の分析ツールが提供するイールドカーブのデータとインデックス組入れ利付債の市場価格(裸)、経過利息のデータを使って、理論価格(キャッシュフロー現在価値) vs (1)市場価格or(2)市場価格+経過利息 の比較をしたところ、圧倒的に(1)が理論価格に近く、(2)はかなり外れているのを見たことがありました。
どうやら使ったデータが信用できなかったのかなと思っています。考え方としては、『債券の売り手は、キャッシュフローの現在価値から経過利息分を控除した額を売り単価としてマーケットで要求する』という理解でよろしいのですよね?

補足日時:2005/01/24 22:28
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株は配当含み、利付き債は裸相場での取引がこれまでずっと行われてきているので、当然のことではないでしょうか。

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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2005/01/24 22:21

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