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NEW YORKERに載っていた詩です。
大学の教材の端っこに載ってた文です。試しに訳してみようとして詩の難しさを痛感しました。一応自分で訳してみましたが、かなりおかしいところがあると思います。

THE MODERNIST IMPULSE
On My Birthday

Has it ever been absent, this desire
for every moment to stand in relief,
the unending row of them set
like solitaires into what passes,
burnished to unbearable depths?

The park here is going green and all at once
its expanse is a moment of its own great making,
a flare in the midst of so much shattered.
The trees are certain their time has come.

I have never once been able to say yes,
now, this is the instant in which
I should begin to live again,
in which this love is the only love
worth having, the richest of all possible shining arts

《試訳》
それは今まで姿を見せなかったのか、
あらゆる瞬間に浮かび上がるこの欲望
その果てなく続く列はソリティアのように過ぎ去るものに向かい
堪えられない深さまで磨かれるのか

この公園は緑に変わりゆき、突然
その広がりは偉大なる発展の瞬間となる、
粉々になった多くのもののなかで揺らめく炎
木々は彼らが時の過ぎ去るのを確かに知っている

私はイエスと言ったことがない、
今、これは私が再び生きることを始めるべき瞬間である
この愛は抱くに値する唯一つの愛、
あらゆる輝かしき芸術のなかで最も美しいもの


特に解らない部分は2行目(一応訳してみたが、どういう文構成になっているのかわからなし、stand in reliefの意味も曖昧)、3~4行目(ソリティアのルールを知らないので、あっているのか解りません。)
8行目(soとshatteredはmuchにかかっているのでしょうか?良く訳せません。)

A 回答 (8件)

たびたび失礼します。


#7ですが、unbearable depths の解釈少し考えすぎだったかもしれません。
読み直すたびその都度ことなる意味合いが感じられて、未だわからぬところばかりですが、全体をこのように訳してみました。

   *

私の誕生日に訪れた「モダニストの衝動」

消え失せたことがあっただろうか、この焦がれが?
刻々たる束の間も離れぬ、表象への希求。
終(つい)得ぬこのような表象の系譜は、
独り占いの札のように、過ぎ行く時の中に並べられ、
堪え難いまでの深さに磨きあげられる。

ここ公園は緑(みどり)成し、突然
その拡がりは己が偉大な創造へと刹那に変わる。
これほどまで粉砕された世界の真ん中で一つの炎となって。
樹々は自らの時が来たのを知っている。

未だ「はい」と言い得なかった私が、
この瞬時、
再び生きることを始められるかも知れない。
この瞬時、私のこの愛は抱くに価いする唯一の愛となり、
成し得る栄えある創造の至上の豊饒になる。
”ここ”
ここに私は居た。それを私は知った。

近くは石板の
遊歩道は、冬の重みのすべてを一身に負っている。
なぜなら、幾百たる冬にかけ
その表は寒さと重荷に砕け、
下なる土は、ひび割れる被殻の隙から現れようとしているから。

私の命の中から大石を押し出す。
すれ違った人よ、私のもとに帰られよ。
私が今最も求めているのはあなた。来たり
語られよ。時は過ぎ行き、労は
報いられる、少なくも私たちの死後にはと。
あなたを私は愛した。甘味にして緑成すこの公園を愛することに劣らずに。
街路を渡ってこちらへ来る姿を私の眼差しが捉える。
壊れやすい尊大さにそっくり包まれたあなたの姿を。
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この回答へのお礼

全訳までして頂き、ありがとうございます。
これが正解じゃないかと思うような訳ですね。
回答No.7のリンク先に詩の全文が載っていましたが、
実は私のもっているものでは上に書いた文で全部だったので、続きがあるとは思っていませんでした。
>読み直すたびその都度ことなる意味合いが感じられて
私も自分で訳して同じようなことを思いましたが、「詩って元々そういうものかなあ」と思うようになりました。ともかく、ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/01 15:20

少しだけ、私なりに考えたこと。



Has it ever been absent, this desire …?
は、例えば、Have I ever been a good father to
him? という自問に、No, I've never.という自答を
私は予測してしまうので、It has never been absent, this desire …のような意味合いに感じら
れました。

relief は「レリーフ」でしょうか。them は、それ
が具体化したthe relieves of people ではないか
。unbearable depths の意味は、そのレリーフが何
度も何度も無数の人々の手で磨かれてきたために磨
り減って、レリーフであることにbear(もちこたえ
る)ことが出来なくなる、つまり磨り減って像が良
く見分けられなくなる、ということかなと思いまし
た。

そのように読んでいくと、一連はこのように「私に
は」写りました。

いまだかつてこの願いが、席をはずしていたことが
あったでしょうか?
一刻一刻いつの時も、レリーフとしてたたずみたい
という人々の願い。
それらのレリーフは終わることのない列を成し、
一人遊びのカードのように過ぎ去るかなたへまで数
珠繋ぎに並べられている。
かなたのものになればなるほど、無数の手と時に磨
き上げられて来た為に、磨り減ってレリーフである
ことにもう堪えられぬほど見分けが付かなくなって
いる。

ソリティアというゲームは、トランプの札をたしか
kingからエースへの順に少しづつずらしながら一列
に重ねていきます(一揃いすると場から取り除ける
ことが出来ます)。

ですから、その札のように人々のレリーフ(例えば
コインに刻まれた肖像のようなイメージを思い浮か
べました)が歴史のかなたから列になって連なって
いる。そのかなたのものは、何度も磨かれてきたた
めに磨り減ってしまって見分けが付かなくなってい
る。と言った情景がわたし的には浮かびました。

最も俗に言えば、歴史に名を残したいという欲望と
いうことになのでは? その対比として、命の瞬間を
炎にして(命そのものの表現として最も深いところ
から発する愛)、レリーフを残すことのない木々の
営みを発見しているのではないでしょうか?

三連の、I should begin to live again, はもう一
つにはI should think so,のように「かもしれない
」と言った感じに読むことも出来るかもしれないと
思いました。

百人百様の読み方がきっとあるのだろうと思います
。私の読み方はその中の一枚です。私にとってはわ
からないところが詩の最大の魅力かもしれないとす
ら思えていました。

http://mesmerize138.blogspot.com/2004_05_01_mesm …

(中段あたりにこの詩が引用されていました)
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何度もすみません。


(solitaires what passes into ) 間違いです。すみません。

あらためて第一段落みると、質問者さんので良いような気がします。いずれにせよ、詩なので、言葉は自由にえらべるでしょう。しっかり読んでいないのに申し訳ないですが。

>堪えられない深さまで磨かれる

疑問文は第一節だけなのでしょう。Riverviewさんもそう訳していますから。

its expanse is a moment of its own great making,
その広がりは偉大な創造のとき(安易ですが、日本語ではきれいで偉大な感じなので)

a flare in the midst of so much shattered
荒涼の真っ只中の燃え上がる炎

木々は彼らの時が来たのを知る (「絶頂」なのですが)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
so much shatteredは「荒涼たる」みたいな感じですね。しかし、詩というのは本当に訳しづらいです。翻訳家というのはこういうのを訳してしまうんだろうかと思います。

お礼日時:2005/01/29 02:23

The American Heritage Dictionary


solitaire
3. Any of several thrushes of the genus Myadestes, found in North and Central America and noted for their beautiful song.
鳥の「つぐみ」という定義もありました。

>the unending row of them set like solitaires

この部分だけ取り出すと、ひとつはめのリング、ネックレスのように、どこが始まりで、どこが終わりか分からない連なりと解釈できます。
solitaires into what passes (solitaires what passes into )は、ネックレス、特にダイヤがぐるりと取り巻いたようなリングをぐるぐるまわすと始めも終わりなくなるじゃないのですか?私は良く知らないけど。

または、日本でも昔はやった「一人占い」? とめどもなく、カードを並べて?

レリーフやburnishedと合わせると「輝き」がほしい気がします。個人的には。
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この詩人の置かれている状況は、


新緑の公園にいる、
燃えるような恋をしている、
ということです。
新緑だけでも心が浮き立つのに、燃えるような恋をして、空をも飛べそうな昂揚感を味わっている、そんな感じが受け取れます。

第1節を分析してみました。
Has it ever been absent, this desire
この「it」は「this desire」で、「今までなかった」というのは間違いないと思います。
for every moment to stand in relief
この部分は「for every moment」を除いてみると、「this desire to stand in relief」となって、「欲望がはっきりと現れる」、ということかな。
the unending row of them set
「them」は難しく、「this desire」を見つめると、心の奥深くまで何層にまで重なっているということなのか、少し飛躍するけど、「this desire」と「The trees」を重ね合わせてみているのかと、迷います。
like solitaires into what passes
「solitaires」は「relief」の対比では、taroandjiro2001さんの指摘のとおり、「一つはめの, 普通はダイヤモンドの一つ石」なのですが、「unending row」の対比では、トランプのカードのような気がします。「what passes」は世の全てのことは諸行無常だという作者の自覚でしょうか。
burnished to unbearable depths?
燃えさかる恋の火が心の奥底までを照らし出すのか、深い森の奥まで明るくするのか、を考えると、「them」はやはり「this desire」で、今まで自覚もしなかった心の奥底まであからさまになって耐えがたいということのほうが正しいと思えます。
多少自信が出ました。

この回答への補足

貴重なご意見ありがとうございました。
私もあれからとりあえず第一節を自分で検討しました。
this desire for every moment to stand in relief
は、
for every momentをdesireの目的語的な部分と捉え、
「一瞬一瞬を欲する気持ちが浮かび上がる」
the unending row of them set
like solitaires into what passes,
"set A into B"は「宝石などをはめこむ」という意味が辞書に載っていたので、これを採用して
「宝石のように通り過ぎ行くものにはめこまれる果てしない列」what passesが曖昧ですが、やはり「諸行無常」みたいなことなのでしょうか。
burnished to unbearable depths?
は、やはり宝石との関連で
「堪えられぬ深さまで磨かれる」かな?
副題のOn My Birthdayのことも考慮に入れなければいけないかも。
詩の意味はと言えば、捉えられそうにありませんが、日本語の詩でも完璧にはわかりっこないですよね。できるだけ理解したいと思いますが。

補足日時:2005/01/29 01:48
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ろくに読んでいないのに申し訳ありません。


solitaire (JEWEL) 宝石の可能性もあります。そうするとreliefはレリーフとか。
noun [C]
a single jewel which is part of a piece of jewellery, especially a ring, or the ring itself:
a solitaire diamond
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この回答へのお礼

確かに!burnishとの関係からいくと
solitaireは宝石の可能性大ですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2005/01/27 23:41

引用の詩を読んだとき、ふと、



時は春、
日は朝日、
明日は七時
片岡に露みちて

このブラウニングの詩が思い起こされ、きっとこの詩人、新緑きらめくセントラル・パークの西側の歩道を朝日を浴びながら散歩しているんだと、感じました。

それにしても、第1節は難しいですね。
第1節
今まで存在していなかったのだろうか
途切れることなく存在感を示したいというこの欲望
果てなくつづくソリテアのカードのような連なり
移ろいゆく定めの中にありながら
絶えがたいほどの深みまでを輝かす

これって、ほんとに作者が言いたかったことかな、実は自分の空想なのかもしれない、そんな一抹の不安が付きまといます。
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この回答へのお礼

ブラウニング、美しい詩ですね。
第一節はやはり難しいです。
ありがとうございます。

お礼日時:2005/01/27 23:38

詩を訳すというのはほんとに難しいことです。


「試訳」とはありますが、一つの詩として、きちんと仕上げていると思います。ただ、ご自分でもこの理解でいいのだろうかと思っている部分もおありのようです。こんなことを考えてみました。
まず、「this desire」、自分自身のものなのか、公園の木々のものなのか、「unending row of them」の「them」が気になります。「what passes」はどんな状態なのか。第一節はもう少し考えます。

第二節
公園は緑が萌え出で、たちまちに
その広がりが畏怖を覚えるような存在となる
あれほどだった荒涼に生命<いのち>が燃え上がる
そう木々は絶頂の時がきたと確信する

第三節
私はいつだってイエスと言えたことがない
そして、今、このときこそ、
自分は生まれ変わる
この愛こそ一生に一度の愛
生命<いのち>あふれる芸術の中で最も美しきもの

どうも今ひとつですが、とにかく、ご参考までに。
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この回答へのお礼

詩って、リズムが独特なので訳しづらいですよね。
第1節は、unending row of themのthemはthis desireだと漠然と思ってたんですが、よく考えるとdesireは複数形じゃなかったですね。まだ色々解らない部分があります。
第2、3節は、私もこんな文学的な表現ができたらなと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/01/27 09:40

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